一行怪談(一) の商品レビュー
コンセプトは面白いけれど、ただ非日常的な不思議な一文が書かれているだけで、おぞましいやぞくりとすることはなく好みでなかった。
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???ってゆーのもあったけど サクサク楽しめた。 オカルト好きな友達と一緒に読みながらあーだこーだ言い合うのにちょうどいいかも
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想像力を掻き立てる作品。 一行からなる物語なので、その前後に何があったのか、自分で補填するのも面白い。
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怪談とあるが、怪談の枠を超えたシュールな世界観もあり、一行一行が悪夢の夢日記のように続いていく。 なかなか引き込まれる内容で、この一行の書き出しで始まる物語の続きを読みたいと思っても物語はそこで完結してしまう、という感じだった。 一行でどれだけ不気味に、ゾッとできるかという大喜利みたく、また読み返すかもしれない内容で何とも言えない余韻がある。
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怪談サークル『とうもろこしの会』の吉田悠軌会長が、『とうもろこしの会』から2012年と2016年に同人誌として販売したものを、2017年PHP研究所から一般流通したもの。 タイトルは『一行怪談』ですが、読んでみると「一行」ではなくて「一文」でしたね。 1ページ毎の中央に、一文が...
怪談サークル『とうもろこしの会』の吉田悠軌会長が、『とうもろこしの会』から2012年と2016年に同人誌として販売したものを、2017年PHP研究所から一般流通したもの。 タイトルは『一行怪談』ですが、読んでみると「一行」ではなくて「一文」でしたね。 1ページ毎の中央に、一文が置かれていて、まるで自己啓発的な名言集のような体裁です。 内容は、怪談らしい怪談もあり、読む人が怪談だと思えば怪談なのもあり、怪談じゃなくてポエムじゃないかというものもあり、という感じ。 ポエムではないものは、長い怪談の始まりの一文のようでもあるし、長い怪談の一番盛り上がる直前の一文のようでもあり、という感じがしました。それって、読む人が想像出来る一番いいところ、ですよね。 一ページに一文は、余白が多いこともあり、自分の場合、正確に時間を計ってはいないですけど、一文毎に1分くらいの間、想像を膨らませて楽しみました。
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一行というか一文怪談。短い文章でどきっとする現象を著すのは面白い。ぞっとする話、ぷっと笑ってしまいそうなブラックユーモアなど。そのなかでP108「飲みほした…」は、どういうことだろうと私のなかで色々想像が膨らんだ。
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怪談ゆえぞっとする話が多いのだけれど、SFやブラックユーモアの類も相当に含まれている。 曖昧な想像による怖さと具体的な表現による怖さが適度にあらわれ、心地よかった。
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サクッと読めてゾワっと来る。 ネットで読むようなスナック感覚のホラーとはまた違った軽さと余韻で、書いてある外側を想像して怖くなれる。
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たしかにゾクっとさせられる話がある。 それ以上に、幻想的な世界、奇妙な世界、 それとパロディ、ユーモア作のような クスリとさせられる話がある。 それらが凄いのは、たった一言、一瞬で その世界、オチに突き落とされるスピード感、瞬発力。 大喜利、ipponグランプリに通じるような。
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※このレビューにはネタバレを含みます
とにかく短くするというアプローチがおもしろい。怪談ではアイディアと語り口どちらも大事だと思うが、単にアイディアに先鋭化しているという訳ではなく、前後の状況を曖昧にすることで不穏さを醸し出しているというメリットもあっておもしろい。 たくさんある中から自分の好みの話を探すのが楽しい。 「自分の知らないところで自分が知られている」というネタはいいな。似た話が複数あったが。
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