海の家のぶたぶた の商品レビュー
動いて喋って美味しい料理もできる山崎ぶたぶたさんのシリーズ、今回は海の家の店主として登場。 かき氷が売りの海の家を舞台に5つのエピソードが収録。今回も癒されました。
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かき氷に惹かれたことはあまりなかったのですが…読んでいるうちに挑戦したくなりました。 一つひとつの作品は、変わらず優しい気持ちになる読みやすいものばかりでした。大好きです!! 今回強く感じたのは、ネットやSNSに対する想いです。 『正しく使えば』 『適度に使えば』 便利なもの...
かき氷に惹かれたことはあまりなかったのですが…読んでいるうちに挑戦したくなりました。 一つひとつの作品は、変わらず優しい気持ちになる読みやすいものばかりでした。大好きです!! 今回強く感じたのは、ネットやSNSに対する想いです。 『正しく使えば』 『適度に使えば』 便利なものと言われますが、はたしてそれがちゃんと出来ている人はどれ程なのか…。 私自身の行動も振り返りました。 私もぶたぶたさんに会いたいなぁ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
目次 ・海の家うみねこ ・きっと、ぬいぐるみのせい ・こぶたの家 ・思い出のない夏 ・合コン前夜 子どもの頃、親に海水浴に連れて行ってもらったことは何度かある。 若かりし頃、友だちと海水浴に行ったこともある。 結婚して、子どもを連れて海水浴に行ったこともある。 だけど、びっくりするぐらい海の家の記憶が、ない。 思い出がないのではない。 海の家に行った記憶がなかったのだ。 海の家ってそんなに当たり前に行くべきものなの? だから、よく海の家だけで一冊書けたな、という純粋な驚き。 ぶたぶたさんの海の家のモデルとなった、もともとの海の家うみねこのオーナー夫妻。 貧乏で苦労したのかもしれない、子どもに苦労をさせたくなかったのかもしれない、運がむいてきたからと言ってのんびり過ごすことができなかったのかもしれない。 それでも。 子どもをほったらかしにしていいわけがない。 近所の家を渡り歩いて食事やお風呂の世話になるって、ありえない。 人の面倒見が良くてみんなに慕われていたっていう、ちょっといい話にしてるけど、子どもに対しては絶対にダメな親。(思い出のない夏) 「こぶたの家」の親も、子どもの面倒を見ているいい親なんだろうけれど、子どもの気持ちが見えていないところが不安。 どうして事前に子どもの気持ちを聞かないのか? それは「きっと、ぬいぐるみのせい」の彼にも言える。 一度ぬいぐるみをプレゼントして喜ばれたからと言って、その後彼女の気持ちを考えることもなく何かというとぬいぐるみをプレゼントするっていうのは、彼女の気持ちをに対して思考停止してるってことだよね。 なぜちゃんと考えないの? わからないなら聞かないの? ぶたぶたさんに説明されてもピンときてなかったようなので、今後もちょっと期待できないなあ。 ぶたぶたさんの海の家は、かき氷をウリにしているけれど、この作品を書かれたときにたくさんできたかき氷の専門店は、今どのくらい残っているのだろう。 ぶたぶたさんのお店は大丈夫だろうか。 他の料理も美味しいみたいだから、大丈夫だといいのだけれど、流行りものに乗っかるっていうのはリスクも大きいから心配だわ。
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ぶたぶたさんが今回は海の家〈うみねこ〉を切り盛りする。かき氷が売りの海の家で、洋風宇治金時なども出す。引っ越したての子供や合コンの幹事の人、更衣室の前で振られた人など今回もさまざまな人にスポットを当ててある心温まる作品。
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ぶたぶたシリーズ本屋で見つけるとつい買ってしまう。ピンクのぶたのぬいぐるみが動くなんて! 想像するだけで癒される。
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- ネタバレ
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今回は、海の家を舞台にしたお話でした! 海の家ってあんまり行ったことがなかったので、行ってみたいなぁと思いました。 暑い中食べるかき氷ほど美味しいものってないですもんね! 個人的には、「こぶたの家」が好きでした!
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2019/05/29読了 ぶたぶたさんのこだわりふわふわかき氷とっても気になります。 きっととんでもなく美味なのだろうな フられたと思っていた彼も、引っ越してきた少年も、バイトしたい女の子も、「うみねこ」のオーナーの子供だった男性も ぶたぶたさんを気にはするけれど結局は自分...
2019/05/29読了 ぶたぶたさんのこだわりふわふわかき氷とっても気になります。 きっととんでもなく美味なのだろうな フられたと思っていた彼も、引っ越してきた少年も、バイトしたい女の子も、「うみねこ」のオーナーの子供だった男性も ぶたぶたさんを気にはするけれど結局は自分自身が問題に向き合っている というのがよい そしてすべての人の物語がなにげにつながっているのもいいね バイトを反対していた親のなりそめにきゅんとしたり 今回もいろいろと満足のいく小説でした。
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町の海水浴場に、ひと夏限定、レトロな外観の海の家ができたという。かき氷が絶品で、店長は料理上手だが、普通の海の家とは様子が違っている。店先にピンクのぶたのぬいぐるみが「いる」のだとか…?そう、ここはおなじみ、ぶたぶたさんの海の家。一服すれば、子どもの頃の思い出がすうっと蘇ってきて...
町の海水浴場に、ひと夏限定、レトロな外観の海の家ができたという。かき氷が絶品で、店長は料理上手だが、普通の海の家とは様子が違っている。店先にピンクのぶたのぬいぐるみが「いる」のだとか…?そう、ここはおなじみ、ぶたぶたさんの海の家。一服すれば、子どもの頃の思い出がすうっと蘇ってきて、暑さも吹き飛びますよ。心に染み入る、五編を収録。
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見た目はぶたのぬいぐるみ、中身は中年のおじさん。そんなぶたぶたさんのシリーズ。本によってぶたぶたさんの設定は変わるのですが、今回は海の家の店長さんです。 小学生の頃は夏休みごとに海水浴に行っていたのですが、海の家に入った記憶はないのです。だから外から見ていたイメージでは、浮き輪...
見た目はぶたのぬいぐるみ、中身は中年のおじさん。そんなぶたぶたさんのシリーズ。本によってぶたぶたさんの設定は変わるのですが、今回は海の家の店長さんです。 小学生の頃は夏休みごとに海水浴に行っていたのですが、海の家に入った記憶はないのです。だから外から見ていたイメージでは、浮き輪やボートを貸していたり、ラーメンや焼きそば、かき氷を売っている。そんな感じなのです。 ぶたぶたさんの海の家もそんな昔ながらのものですが、そこはぶたぶたさん。かき氷に思い入れをたっぷりと注ぎ込んでいます。ふわふわ氷に自家製シロップ。フルーツやアイスクリームのトッピングも。口の中ですっと溶ける冷たさ。しっかりと甘いのにくどくない。あーかき氷食べたい!そんな気持ちを盛り上げてくれます。 ぶたぶたさんのシリーズは、悩める人がぶたぶたさんと出会い、ぶたぶたさんの人柄(ぶた柄? ぬいぐるみ柄?)とぶたぶたさんの料理によって癒されていくというのがパターンとなっています。 しかしぶたぶたさんはただの…人(ぶた? ぬいぐるみ?)特殊能力を持っている訳ではないのです。ただ話を聞いてくれる。そこから思うことを伝えてくれる。 悩める人はなかなか他人に思いを伝えられない、他人の声を聞くことができない。だって悩んでいるのだから。余裕がないのだから。でもぶたのぬいぐるみ相手なら話せることもあるのかも。聞くことができるのかも。 今回もバイトを反対された女子高生、引っ越して寂しい男の子、両親の思い出に悩む男性などなど、悩める人がぶたぶたさんに出会います。大丈夫ぶたぶたさんがいるのだもの。そんな風に思わせてくれるのです。
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