僕らの社会主義 の商品レビュー
ウィリアム・モリスが前半で大きな位置を占めていた.建築と装飾の合致という考え方が新鮮な感じだった.後半では社会福祉の観点から,広範な議論が続くが,次々に飛び出す様々な本のジャンルがこれまた凄い範囲を網羅していることに驚いた.よく読んでいるものだ.それが仕事かもしれないが,かなりの...
ウィリアム・モリスが前半で大きな位置を占めていた.建築と装飾の合致という考え方が新鮮な感じだった.後半では社会福祉の観点から,広範な議論が続くが,次々に飛び出す様々な本のジャンルがこれまた凄い範囲を網羅していることに驚いた.よく読んでいるものだ.それが仕事かもしれないが,かなりの集中力が必要だと感じた.イギリスのある党首がDecent workという言葉を提唱した由.重要な視点だと感じた.
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私にとって今、一番、旬な二人、中動態の國分氏、コミュニティデザインの山崎氏が、社会主義について語るとなると、ワクワクせざるを得ない。なぜ二人が社会主義かというと、よって立つ研究課題の人が社会主義、といってもマルクスではなく、それ以前の源流に遡る、つまり空想的社会主義の源流の人達の...
私にとって今、一番、旬な二人、中動態の國分氏、コミュニティデザインの山崎氏が、社会主義について語るとなると、ワクワクせざるを得ない。なぜ二人が社会主義かというと、よって立つ研究課題の人が社会主義、といってもマルクスではなく、それ以前の源流に遡る、つまり空想的社会主義の源流の人達の名前が沢山出てきて、巻末の参照を見ながら読み進めた。最後まで読むと、対話の重要性と創造性に二人の話がまとまり、とろけていき、これも弁証法的というかもしれないが。かつての時代は社会民主主義と言われた考えだが、彼らの考えるポストモダン、今後の地域を考えるために有益な読書体験となった。
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社会主義と聞くと、たしかに想起することは共産主義のことで、あまり良いイメージはないかも。 でも、協同組合をはじめとして社会主義にもさまざまな形があって、言葉からすぐに連想されるイメージをそのまま受け取るともったいないよね。 〜主義 という言葉で一括りにしがちだけど、現場の問題はひ...
社会主義と聞くと、たしかに想起することは共産主義のことで、あまり良いイメージはないかも。 でも、協同組合をはじめとして社会主義にもさまざまな形があって、言葉からすぐに連想されるイメージをそのまま受け取るともったいないよね。 〜主義 という言葉で一括りにしがちだけど、現場の問題はひとつの主義では解決に結びつかない。〜主義みたいに簡単に済ませるのではなく、どんな主義でも良いところやヒントは得たほうが良いし、そういう姿勢や見方が大事なのかな。 とりあえず、対話形式でさらさらっと読めるよ
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最近、社会主義または社会民主主義について調べておりその一環として本書を読んだ。本書で述べられているように、社会主義やコミュニティなどは、色付きで見られる傾向があるが社会主義の良いところをつまみ食いしたり、19世紀の思想を見直すといあ両著者の意見は大変参考になり、また賛同の意を感じ...
最近、社会主義または社会民主主義について調べておりその一環として本書を読んだ。本書で述べられているように、社会主義やコミュニティなどは、色付きで見られる傾向があるが社会主義の良いところをつまみ食いしたり、19世紀の思想を見直すといあ両著者の意見は大変参考になり、また賛同の意を感じるものであった。
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