彼女はもどらない の商品レビュー
かなり面白い。展開が読めずに、ハラハラしながら、ラストまで一気に読切ってしまった。 途中、重たい部分もあったが、ネットの誹謗中傷などもテーマとして描かれており、現代の闇も感じさせる。ラストに仕掛けが分かったところで、混乱から感動へと目まぐるしく感情が揺さぶられ、打ちのめされる。意...
かなり面白い。展開が読めずに、ハラハラしながら、ラストまで一気に読切ってしまった。 途中、重たい部分もあったが、ネットの誹謗中傷などもテーマとして描かれており、現代の闇も感じさせる。ラストに仕掛けが分かったところで、混乱から感動へと目まぐるしく感情が揺さぶられ、打ちのめされる。意図せぬ悪意が重なることが、謎を呼び、悲劇が生じるというストーリーに、何とも言えぬ爽快感と悲哀を感じる。 戻らぬ彼女とは、誰か。是非多くの人に手に取って確かめて貰いたいと思う。
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すごい話があるものだと思いました。 まさかの結末に本当にびっくりしました。 主人公の楓や棚島は仕事はかっこいいですが、相当病んでいると思いました。 途中ホラー小説かとも思い気持ちが悪くなりました。 最後の最後まで驚きの連続で、途中までの感想がふっとびました。 SNSがどうこ...
すごい話があるものだと思いました。 まさかの結末に本当にびっくりしました。 主人公の楓や棚島は仕事はかっこいいですが、相当病んでいると思いました。 途中ホラー小説かとも思い気持ちが悪くなりました。 最後の最後まで驚きの連続で、途中までの感想がふっとびました。 SNSがどうこうでなく話の全体の構成がすごいと思いました。 最初の2ページを何度も読みながらめくり返しましたが、最後まで読まないと本当の意味はわかりません。 練りに練られた構成力の完成度の高いミステリーだと思います。 すごく怖かったです。 詳しいストーリーはちょっと書けないです。
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『女王はかえらない』に続き、降田天2作目です。 前のより読みやすくて面白かったです。あっという間に読んでしまいました。所要時間3時間くらいかな。 前作は舞台が小学校だったけど、今回はSNSが関係してきます。知り合いからの嫌がらせは勿論怖いけど、顔も名前も知らない人から向けられる悪...
『女王はかえらない』に続き、降田天2作目です。 前のより読みやすくて面白かったです。あっという間に読んでしまいました。所要時間3時間くらいかな。 前作は舞台が小学校だったけど、今回はSNSが関係してきます。知り合いからの嫌がらせは勿論怖いけど、顔も名前も知らない人から向けられる悪意って得体が知れない恐ろしさがあります。 ネットの匿名性に守られて、人は酷いことを平気で書き込む。わたしが時々見るYOUTUBEのコメントも「君は何様のつもりなんだ」と思うようなものがあったりして驚く。 知らない人たちと繋がれるメリットと、顔の見えない誰かにけなされるデメリットと、それぞれを集めて丸めたら、果たしてどっちの方が大きくなるのだろう。 主人公の楓は出版社に勤めている。担当していた雑誌で掲載した広告に関するトラブルがあり、責任をとらさせる形で担当を外されてしまう。それ以外にもある色んなことからのストレスで、とある男性がやっているブログに悪意あるコメントを書き込んでしまった。娘のために手作りの洋服を作る父親『ソラパパ』のブログに、あなたは本当に子どもを愛しているのか、あなたがやっていることは、単なる自己満足なのではないかと。 顔も知らない他人のやることに意見をして、いったい楓はどうしたかったのだと思う。SNSは誰かに自分のやっていることを褒めてもらい、共感してもらうための場所なのに。 彼女はそのコメントをしたことが原因なのか、実生活やネット上で様々な嫌がらせに合ってしまう。 一体誰がそんなことをするのか。 あまり深く追求せずに読んだ方が、後ですべてが分かった時の驚きはすごいと思う。わたしは作者の意図のままに騙されてしまった。騙されたと同時に、、、いや、これ以上書くとネタバレになりそう。 とにかくネットは怖い。みんなそれを分かっているのに、なぜかブログなんかで自分の秘密や悩みを吐露したがる。誰にも知られたくないなら何故?それでもこの世界中のどこかに、自分の痛みを理解してくれるだけの顔のない誰かがいることを願っているからなのだろうか。
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女王はかえらない を読み終わって この本に辿り着きました。 相変わらずどんでん返しが面白かったです。 女王で散々騙されたので、薄々こうかな?とか沢山考えましたが、今回もまた騙されました(^。^) 私は降田先生の美味しいカモでしょうね。 女王よりも薄くて、数時間で読めちゃいます...
女王はかえらない を読み終わって この本に辿り着きました。 相変わらずどんでん返しが面白かったです。 女王で散々騙されたので、薄々こうかな?とか沢山考えましたが、今回もまた騙されました(^。^) 私は降田先生の美味しいカモでしょうね。 女王よりも薄くて、数時間で読めちゃいます。もっと読みたい!これで終わっちゃうの!?という気持ちがあるので、星4です。(内容の満足度は5)
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前作、「女王はかえらない」では仕掛けが豊富すぎてどこが盛り上がりポイントか理解出来なかったのだが、私も成長したのだろうか。本作品はとても楽しんで読むことが出来た。 怒涛の伏線回収は次々と小波が押し寄せてきて自分のキャパシティを試されている様だ。ワクワクした。
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2月-16。3.0点。 雑誌の女性編集者と経産省官僚。ネットで炎上合戦へ。 現実世界で両者が接近したとき。。。 ありそうな話のサスペンス。サラッと読める。 よくある手法と言えばそれまでだが、スピード感あり。
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*雑誌編集者の楓は、娘の衣装を自作する人気ブロガーに批判的なコメントをしたことから、自身の過去のブログを匿名掲示板で晒され、陰湿なストーカー被害に遭うようになった。一方、寝たきりの妻を抱える官僚の棚島は、家庭や職場でのストレスを解消するため、ブログで執拗に絡んできた女を破滅に追い込もうとする―。ネット上の二人が現実で交叉したとき、驚天動地のどんでん返しが炸裂する。『このミス』大賞シリーズ* さすがこのミス大賞、凝っています。捻っています。 リアルさ満載で怖さも倍増、続きが気になって勢いよく読みたいところですが、途中伏線がてんこ盛りなので、きちんと読み進めるのがお勧め。 登場人物それぞれの後悔と懺悔が織り込まれているところが新鮮で、普通のイヤミスにならないところが印象深し。
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心理描写がうまくて、読んでて辛くなるくらいに伝わってくる。 第三部の真実から怒涛の伏線回収が始まって、どんでん返しの連続 素晴らしかったです。
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女性編集長に抜擢。広告の言葉が炎上し降格。フリー記者の持ち込みで特集記事担当。この記者は夫の友人、元官僚。夫は重婚しているのを知っていた。現在の妻は事故で寝たきり。離婚しても元官僚は結婚できない。それとは知らずに特集記事をすすめる。子持ち男のBLOGを夫がしている。 女性編集者の両親は離婚。ピアノ教師と母が不倫。母が教師を刺して逮捕。事実はピアノ教師が女性編集者を強姦。ナイフで教師を刺したが母が刺したとして身代わり。 ピアノ教師が編集者のストーカーになった。返討。 女性編集者の裁判。重婚夫が証人「私が彼女を殺してしまった」元官僚は寝たきり女の看病もできない。 彼女が死んだ。全てが明らかになる。
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読友サンが絶賛されていた本。 やっと手に入りました。 名前のトリックと言うのかなぁ。 確かにアッと驚く展開でした。 最後の最後に「そーいう事か!!」って ここまで読むまでに全然気づかなかったから 文句なしの☆5を付けました。
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