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靴屋のタスケさん の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2025/11/24

教育出版 国語四年生で紹介されている本。 短いし主人公も小学一年生なのですが、確かに対象年齢は中学年以上だ、さすが角野栄子、はっきりと書かなくても戦争の姿、それでも楽しい日常が分かります。 森環の優しく寂しい挿絵も良いです。 1942年、「わたし」が小学一年生だったころのお...

教育出版 国語四年生で紹介されている本。 短いし主人公も小学一年生なのですが、確かに対象年齢は中学年以上だ、さすが角野栄子、はっきりと書かなくても戦争の姿、それでも楽しい日常が分かります。 森環の優しく寂しい挿絵も良いです。 1942年、「わたし」が小学一年生だったころのお話。 おもて通りに「タスケ靴店」ができた。おばあちゃんは「いまどき靴を注文する贅沢なひとがいるのかねえ」という。 わたしはガラスからタスケさんの仕事を見るのが好きだった。そしてある日タスケさんがお店に入れてくれた。タスケさんは目が悪くて兵隊さんの試験に落っこちたんだって。戦争になる前は靴職人さんのところで修行して、靴の注文も入っていた。そんな思い出を話してくれる。 でも今は靴を注文する人はいない。靴を作るための皮も手に入らない。それでもタスケさんは楽しそうに靴を修理する。 ある時タスケさんは、お店に残った最後の皮を使って自分のために靴を作った。 わたしはお父さんにうんとうんとうんとお願いして赤い靴を注文してもらった。タスケさんはわたしのために何日も掛けて赤い皮を手に入れてくれた。わたしとタスケさんは新しい靴で踊ったの。  かかと かかか とまれ かかと ととと とーまらない タスケさんはお店を閉めた。戦争が大変になって、目の悪いタスケさんも戦争にいくことになったんだって。 次の春、わたしたちは田舎に疎開した。その間に、わたしの町も、家も、タスケさんのお店も、空襲で焼けた。もう履けないけど大切に取っておいた赤い靴も、焼けた。 戦争が終わり、わたしたちは町に帰ってきた。焼けた町に家が建ち始めた。わたしは15歳になった。タスケさんのことも忘れていった。 でもある日、タスケさんのお店があったところに新しいお店ができたの。もちろん違うお店。でもわたしには、タスケさんの姿が見えて、楽しそうに踊るわたしの赤い靴とタスケさんの革の靴の音が聞こえたの。

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2024/08/06

図書館本。角野栄子さんの本。戦時下に靴の修理を営むタスケさん。贅沢は許されず、こっそり新調した靴を拠り所にする。目の悪いタスケさんも徴兵されてしまう。忍び寄る不穏な時代の気配を感じとる少女とタスケさんの会話に心が痛む。

Posted byブクログ

2023/11/06

くつやのさすけさんが最後せんそうにいってしまいます 最後の最後にさすけさんがくつやさんにしていたところが⭕️⭕️になっています よんでみてください

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2022/03/27

子供に用意した本を何気なく手に取って読んだ。短編で、スパッと斬られたような痛みを覚える。いまはまだうまく飲み込めないのだけれど、飲み込めるようになりたい。

Posted byブクログ

2025/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

戦争という時代背景がそうさせるのかもしれないけど、なんだかホラー。『赤い靴』もまた。中学年向けのテーマとしてはどうでしょう。

Posted byブクログ

2018/03/28

丁寧な味わい深く優しい絵と女の子目線の淡い初恋のような物語に,戦争の理不尽さ悲しさが表されている.最後の赤い靴と黒い靴の踊るシーンに,帰らない幸せな時間あったかもしれない未来を思いました.

Posted byブクログ

2021/12/07

[江東区図書館] 表紙絵にひかれてみてみると、「角野栄子」作の絵本だったし、借りてみた。ブクログのタグには「戦争」ともつけたが、戦争自体への批判が思いが書かれているわけではなく、単に戦時中を挟んで自宅近くにあった靴屋についての自伝的な雰囲気のお話。よくある白黒絵本に一色だけ色を...

[江東区図書館] 表紙絵にひかれてみてみると、「角野栄子」作の絵本だったし、借りてみた。ブクログのタグには「戦争」ともつけたが、戦争自体への批判が思いが書かれているわけではなく、単に戦時中を挟んで自宅近くにあった靴屋についての自伝的な雰囲気のお話。よくある白黒絵本に一色だけ色を付けた絵本ではないけれど、穏やかな昭和の雰囲気と柔らかな画調の中で、女の子の好んだ赤い靴が鮮やかに浮かび上がる、ほんわかとした感じの本だった。

Posted byブクログ

2017/07/24

「夕ぐれの道のさきに消えていった。」のですね…幼い頃のわたしと、タスケさん… 温かい感じの絵が物語と合っていて、それが余計哀しい。

Posted byブクログ