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AX アックス の商品レビュー

4.2

498件のお客様レビュー

  1. 5つ

    185

  2. 4つ

    197

  3. 3つ

    73

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

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2023/12/16

殺し屋シリーズ、兜の家族に対する優しさと、殺し屋の苦悩がよくわかる1冊。 殺し屋としては優秀だけど恐妻家。そのギャップも可愛く、最後の落ちも感動する。

Posted byブクログ

2023/11/08
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久々に読んだ第三弾。 AXって何のことを意味してるのかと思ったら、英単語の斧のことだったのね。 マリアビートル、グラスホッパー、アックス、と。タイトルも秀逸です。 ちなみに蟷螂の斧とは、弱小のものが自分の力量もわきまえず、強敵に向かうことのたとえ、だそうです。 一般的な物事の見方とはちょっとちがうのが面白く、殺し屋なのに死ぬことよりも妻が恐い。 人生をやり直せるとしても、というくだりで、やり直しても、まったく同じであってほしいよ、と答えたところにホロリとしてしまった。 そして伊坂さんの伏線回収がもう始まったら止められない、いつも通り一気に読んでしまった。 人間味の感じられないキャラクターがいる一方で、管理人さんの緩急つけた人柄がとてもホッコリ。蟷螂の斧、最後はやってやったぞ。

Posted byブクログ

2023/11/01

殺し屋シリーズで、お馴染みの方々も出てきて楽しかったし何より超一流の殺し屋が恐妻家であるというシチュエーションが面白かったです。家族の絆を描いていました。とても悲しくて切ないのだけど、どんどん伏線回収していく見事さと10年の時を経ても伝わる兜の家族への愛がとても良かったです。

Posted byブクログ

2023/10/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

殺し屋シリーズ第三段。再読。 恐妻家だけどめちゃくちゃ強い兜とそれを取り巻く物語。 外では非人道的な仕事をいとも簡単にこなす兜は 妻の一挙一動に気を配る。 夜食の正解はソーセージらしい。魚肉ソーセージかな? 裏で殺し屋をしてる人達には きっと、こうやって常に危険が迫ってるんだろうな。 そこからどうやって自身を守るのか、家族を守るのか。 自分の命には、あっさり見切りをつけ 家族を守る勇姿がかっこいい。 兜に怖い敵はいない。 1番怖いのは妻だから。

Posted byブクログ

2023/10/17

最初、妻に頭が上がらない殺し屋のコメディ小説だと思っていたけど、最後は違った…。 殺し屋が、心を取り戻すまでの話だった。泣いた。

Posted byブクログ

2023/10/05

伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズ! 先日読んだ『マリアビートル』から繋がる部分もあったので、未読の方は、やはり発行順で読むことをオススメしたい。 さて、今回は殺し屋「兜」の半生を描いた作品。 十代後半から裏の世界に手を染めて生きて来た兜が、その秘密は隠したままに家庭を築き、妻と息...

伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズ! 先日読んだ『マリアビートル』から繋がる部分もあったので、未読の方は、やはり発行順で読むことをオススメしたい。 さて、今回は殺し屋「兜」の半生を描いた作品。 十代後半から裏の世界に手を染めて生きて来た兜が、その秘密は隠したままに家庭を築き、妻と息子とのしあわせを望む一方で、自分が殺めて来た罪と向き合って生きる様子が、心に迫って来た。 殺し屋界では一目置かれた存在の兜が、妻の前では別人の様になり、妻との円滑なコミュニケーションのノウハウを記したノートを記録することをライフワークの一貫としている。 一見すると、単なる恐妻家のようだが、読み進めるにつれ、それは兜が背負って来た人生で、唯一掴んだかけがえのない幸せをもたらしてくれた妻に対する愛情以外の何者でもないのだと気付かされた。特に、最後に種明かしとなる「キッズパーク開園」のチラシには、目頭が熱くなった。 ラストに兜の一人息子である克巳と医師がマンションで対峙する場面は、絶対絶命!と叫びそうになったが・・・ ネタバレになるので控えるとして、情報屋の桃、クリーニング屋、本当良い仕事しますねぇ。最後まできっちりと方を付けてくれて、この展開は予想外!やっぱり流石の伊坂さんです。 マリアビートルが、新幹線内で繰り広げられる疾走感溢れるエンターテイメントだとすると、本作は殺し屋を生業とする男の生き様を描いた内容。 ユーモアもあって、ハラハラドキドキもあって、時に心温まる作品だった。いやぁ〜面白い!! ちょっと切なさは残るけれど、読後感もすごく良かった。 独身者より既婚者の方が心に響くと思う。 ちなみにタイトルのAXって斧なんですね。 やられた〜笑

Posted byブクログ

2023/09/18

面白かった。これぞ伊坂幸太郎さん、殺し屋出てくる。懐かしい名前も出てきたところが少し嬉しい。 兜の奥さんに対する気遣い、というか不機嫌回避の為の努力を見習いたい。私も争いは回避したいタイプなのだが気を遣っているつもりが相手を怒らせている事がよくある。なるほど、傾向と対策を練ること...

面白かった。これぞ伊坂幸太郎さん、殺し屋出てくる。懐かしい名前も出てきたところが少し嬉しい。 兜の奥さんに対する気遣い、というか不機嫌回避の為の努力を見習いたい。私も争いは回避したいタイプなのだが気を遣っているつもりが相手を怒らせている事がよくある。なるほど、傾向と対策を練ることと相手に真っ向から反対意見を述べない事だな。分かりました。

Posted byブクログ

2023/09/14

このシリーズが好きで楽しみながら読むことができました。 妻に頭の上がらない最強の殺し屋というギャップ。 読後感もよく面白かったです。

Posted byブクログ

2023/09/10

裏では暗殺業をしているのに家では恐妻家の奥さんに怯える主人公というのがギャップがあって面白かった。家族を大事に思いながら自分は人殺しを続けて良いのか葛藤する様は、人間味を感じて引き込まれた。

Posted byブクログ

2023/08/30

6年ぶりに読みました。なかなか思い出すことができず新鮮な気持ちで読み進みました。笑えます。後半、驚きで口を半開きにしていました。あたたかい気持ちになります。本当に心が洗われます。

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