ピンヒールははかない の商品レビュー
自由を手に入れるために、自分であること。 自分の存在を、自分で守れること。 苦いニューヨーク生活の思い出が、 いとも簡単に塗り替えられた。 あたたかい交流があって、 笑わせてくれる人がいて、 困ったときに助けてくれる人がいる。 そんな、ニューヨークのあたたかい面を見せてくれる...
自由を手に入れるために、自分であること。 自分の存在を、自分で守れること。 苦いニューヨーク生活の思い出が、 いとも簡単に塗り替えられた。 あたたかい交流があって、 笑わせてくれる人がいて、 困ったときに助けてくれる人がいる。 そんな、ニューヨークのあたたかい面を見せてくれる本。 自分の名刺をつくるために、 自分の肩書を考える人のユニークさといったら。 人生を楽しく生きる大切さを思い出させてくれた。
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逞しく、明るく、前向きに、 もがき苦しみ、悩み、闘う女性たちの、それぞれの人生が、 さらりと描かれる。 深刻な重いテーマもあるが、 どこか、あっけらかんと軽やかに、お喋りが繰り広げられていく感じ。 友人達は、相手が同性だからこそ、それこそお喋りを愉しむように 自分の人生を語り、...
逞しく、明るく、前向きに、 もがき苦しみ、悩み、闘う女性たちの、それぞれの人生が、 さらりと描かれる。 深刻な重いテーマもあるが、 どこか、あっけらかんと軽やかに、お喋りが繰り広げられていく感じ。 友人達は、相手が同性だからこそ、それこそお喋りを愉しむように 自分の人生を語り、癒されているのかもしれない。 著者は女性だからこそ、女性の生き様を、 温かく、冷静に、時に批判的に、語れるのだろう。 女は、喋る生き物だ。 万国共通なんだなと、なんだかホッとする。 私も力強くしなやかに生きていこうと考えさせられる。 この著者だから、周りに素敵な友人が集まるのだろうか。 或いは、ニューヨークという街が、女を強くするのだろうか。 この街に住んでみたくなった。 一年半程前に本屋さんのトークイベントで、お話を直接お聞きし、ファンになった。 歯に衣着せぬ物言いで、明るく可愛らしい方。 その後、買って帰った本を一気に読了。 他の作品も読んでみたい。
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ニューヨークに憧れている。 作者がニューヨークで感じる、そして触れ合ってる女性たちに関するエッセイ。 政治的な話もあるし、私にはピンとこない点も多々あるが、 それが日本を飛び出し、他国で奮闘してるって事なんだろうな~ 私は日本でぬるま湯に浸かり過ぎてるんだろうな、って感じました。
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ニューヨークで暮らす筆者による、女性の生き方に関するエッセイ。筆者の友人や仕事仲間などの様々な女性が登場し、それぞれが何らかの困難や葛藤を抱えながらもそれに向き合い折り合いをつけていく様が描かれていた。 ・p102 「幸福とは瞬間的に感じるものであって、継続的なものではない」。...
ニューヨークで暮らす筆者による、女性の生き方に関するエッセイ。筆者の友人や仕事仲間などの様々な女性が登場し、それぞれが何らかの困難や葛藤を抱えながらもそれに向き合い折り合いをつけていく様が描かれていた。 ・p102 「幸福とは瞬間的に感じるものであって、継続的なものではない」。頭の中では分かっていたけど、はっとさせられたフレーズ。これを受け入れられたらきっと生きやすくなるんだろうな。 ・p148 中絶違法問題について。これまで女性の権利の問題についてよく考えた事がなく、アメリカの一部の州で中絶が違法になるというのも「そうなんだ」位にしか思っていなかったが、この部分を読んでもっと深刻に捉えるきっかけとなった。 中絶が良い悪いは別として、自分の体の事を自分で決定できなくなるのは疑問だし、特にレイプ被害にあった人からすればそんなルールはおかしい。ここに書かれているように本当に白人の男性たちが宗教的な理由を盾に規制しようとしているのであればとても怖い。 ウィメンズ・マーチの背景にこの様な事があったのも知らなかったので勉強になった。 ・p153 「人と付き合っていくことはワーク(作業)である」という部分。私自身はめんどくさがりの内向的なので、これまで人付き合いで無理をして疲弊してしまうことが多々あったのだが、やはり人との関わりにおいてある程度のメンテナンスというのは必要なんだなあ、と再認識されられた。ここに書いてあった通り、「ひとりでいようが、誰かといようが、人生とは自分と折り合いをつけていく作業」なんだなと。先日読んだ上野千鶴子のサバイバル語録にも似たような事が書いてあった気がする。
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女性ならではのしがらみとか生きづらさを感じている人におすすめしたい本。女性だからこそ、自分の人生の舵取りを自分でできる方が幸せだなって思う。
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自らニューヨークにて仕事して生活して、日本にはないカルチャーに触れてこられた著者の女性ならではな生き方エピソード。 狭くて窮屈な昨今の日本との違いが露わになってて、なるほど面白い、世界は広い=日本のちっぽけさを感じた。 ニューヨーク、死ぬまでに行かなくては。
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ニューヨークに生きる女性のストーリーが、楽しいことも悲しいことも書かれていて、こんな生き方もあるのかと思える
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ニューヨーク在住の日本人女性ジャーナリストによる女性の生き方に視点をおいたエッセイ。著者の周りの素敵な女性たちについて書いてある。「素敵」と簡単に前述してしまったけど、優雅で素敵というわけじゃない。紹介されている多くの人がもがき、闘い、苦しみ、それでも自分らしく生きようとしている...
ニューヨーク在住の日本人女性ジャーナリストによる女性の生き方に視点をおいたエッセイ。著者の周りの素敵な女性たちについて書いてある。「素敵」と簡単に前述してしまったけど、優雅で素敵というわけじゃない。紹介されている多くの人がもがき、闘い、苦しみ、それでも自分らしく生きようとしている素敵さを感じることができる。 色眼鏡かもしれないけど、やっぱり日本の一般的な女性たちとは違うなと思う。それは、著者が題材になるだけど女傑を集めたからだろうか。いや、むしろそれよりもニューヨークがそういう街でそういう女性たちがわりかしそこかしこにいるのではないかしらん。 以前、著者のブログを読んでいた時期があって、そのときは男性誌に多く寄稿しているライターという印象だったし女らしさを廃している印象があったので、女性に焦点を当てているこの本はちょっと意外な感じだった。そのことは著者もエピローグなどで触れている。トムボーイの自分がこんな本を書くとは、って。でも、そういう立場じゃないと女性の生き方をクリティック(といっても批判一辺倒でなく客観的って感じかなぁ)に見ることできないだろうから、やはり書くべき人が書くべきテーマで書いた一冊。
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女性の生き様についての本だけど、アメリカの空気感と相まってカラッと大事なことが書かれていました。死に目に息子の元妻に対して"Promise me not to miss out on any fun."と言える人になりたいです。
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作者と、登場する女性たちがかっこよくて、共感するところも多く、一気に読んだ。 離婚の理由のgrow apartという言葉は、うなずけた。 心に残る言葉がいくつもあったけれど、少々読みづらい文体もあった。
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