ひきこもらない の商品レビュー
定職につかず、好きなことをして生活しているという印象のphaさん。 この本を読むと、それなりに葛藤があったようにも思える。 p5~6 例えば会社に勤めることや、家庭を持つこと。近所付き合いや親戚付き合いをこなすこと。同じ家に何年も住み続けること。きちんと洗濯をしてきちんと服を...
定職につかず、好きなことをして生活しているという印象のphaさん。 この本を読むと、それなりに葛藤があったようにも思える。 p5~6 例えば会社に勤めることや、家庭を持つこと。近所付き合いや親戚付き合いをこなすこと。同じ家に何年も住み続けること。きちんと洗濯をしてきちんと服をたたんで収納すること。1時間以上じっと座って会話を続けること。映画を見ること。メールや郵便をため込まずに処理すること。半年以上先の計画を立てること。特定のパートナーと何年も関係を続けること。睡眠薬なしで毎晩同じ時間に眠って毎朝同じ時間に起きること。 そうした、社会の多くの人が毎日こなしている(らしい)ことが自分にはできない。だから世間一般が言うような普通の生き方や暮らし方は自分には全く参考にならない。 p44 僕はコーヒーとチョコレートが大好きだったのだけど、一切摂るのをやめた。ちょっとつらいがしかたがない。お茶も、緑茶や紅茶や烏龍茶はカフェインが入っているので、麦茶やハーブティー以外飲まないようにした。コーラもカフェインが入っているのでだめだ。 著者は不眠症気味で、カフェイン抜きの生活を送っているそうだ。中々ストイックである。 その効果たるや、寝付きが良くなった、昼寝がスッとできるようになった、睡眠時間が多少短くなっても平気になった、など。 この辺は、見習いたい気がする。 自分の場合、鬱状態、不眠、食欲不振などで、7月より精神安定剤のお世話になっている。幸い、ここにきて、大分良くなってきたので、減薬を始めたところだ。ただ、夕食後の服薬をしない日は、寝付きが悪く、眠りも浅い感じ。 この辺を何とかするためには、カフェイン抜きというのも一考すべきかもしれない。
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日本人は物質的な豊かがステイタスのようにとらえる場面が多くて、 他人の地位や、持ってるもの、着ているもの、住んでいる場所などで評価しがち。 でもphaさんの文章からはそれが感じられない。 もっと精神的な豊かさを第一優先として生きている。 深夜特急の旅の仕方に少し通ずるものがある...
日本人は物質的な豊かがステイタスのようにとらえる場面が多くて、 他人の地位や、持ってるもの、着ているもの、住んでいる場所などで評価しがち。 でもphaさんの文章からはそれが感じられない。 もっと精神的な豊かさを第一優先として生きている。 深夜特急の旅の仕方に少し通ずるものがあるような。 日々の息抜きのヒントにも。
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著者の生活が綴られた本 普通ではないと自己認識する著者が、何を感じながら生活しているのか、幸せに感じる瞬間はいつなのか サウナの話題が出てきたときはアツかった
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どこか外で休憩したい時に、コーヒーがありすぎる。 確かにと同意しますし、共感しました。 カフェインを控えているときに、さて何飲もうかと選ぼうとしても少ない。 ネカフェで三時間パックの例がしっくりきた。 やっぱり席代だけでお金をとってくれた方が、外でのんびり過ごすにはありがたい。...
どこか外で休憩したい時に、コーヒーがありすぎる。 確かにと同意しますし、共感しました。 カフェインを控えているときに、さて何飲もうかと選ぼうとしても少ない。 ネカフェで三時間パックの例がしっくりきた。 やっぱり席代だけでお金をとってくれた方が、外でのんびり過ごすにはありがたい。 そういう居場所が増えればいいなーって考えにも賛同しました。 喫茶店でコーヒー一杯で三時間粘るより、ネカフェで三時間集中した方が、没頭したい時は適してる。 やっぱり、喫茶店でコーヒー一杯で座っても、場所がフランチャイズの店で待ってる人が増えてざわつき始めたら、20分ぐらいで失礼するし。
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筆者と好みが近いところがあり、共感できるところが多かった。 特にサウナ、水風呂、電気風呂が「何がいいのかわからない三大拷問風呂」のくだりは、共感できすぎて笑ってしまった。 その後のサウナ、水風呂のイメージが変わったエピソードは興味深く、今度銭湯に行った時は挑戦してみようという気持...
筆者と好みが近いところがあり、共感できるところが多かった。 特にサウナ、水風呂、電気風呂が「何がいいのかわからない三大拷問風呂」のくだりは、共感できすぎて笑ってしまった。 その後のサウナ、水風呂のイメージが変わったエピソードは興味深く、今度銭湯に行った時は挑戦してみようという気持ちになった。 作中に出てきた漫画『漫画 サ道』『ハイスコアガール』は是非読んでみたい。 あとフィッシュマンズも聴いてみよう。 鴨川にも行ってみたくなった。
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近い歳の著者ということで読んでみた。些細なことも細かく心情も含めて説明しており、参考になった。 こちらは著者が苦手な郊外から通う、サラリーマンの家族持ちだけれども、逆の考えを知ることができた。とくに、パチンコをする理由はずっと不思議だったので、それを知ることができたことは大きい...
近い歳の著者ということで読んでみた。些細なことも細かく心情も含めて説明しており、参考になった。 こちらは著者が苦手な郊外から通う、サラリーマンの家族持ちだけれども、逆の考えを知ることができた。とくに、パチンコをする理由はずっと不思議だったので、それを知ることができたことは大きい。 家族をもつ身としては、自分以外がいるから頑張れるけれども、そうでない人がどう感じているかを知ることができるのも本の醍醐味と思う。
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P7. どこを目指せば良いのかわからないけど、とりあえすずは家から出ないといけない。自分がその時いる場所によって見えるものや考えらことは変わるから、もっといろんな場所に行って、いろんなものを見ないといけない
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ジャケ借り。筆者も、内容も分からないまま、ページをめくってみました。デザインって、そのものの本質を考えて、可視化したものだと思ってるので、ジャケ借りのときの、感性のシンクロ率がかなり高い事が多い。 社会に適合しないといたる箇所で、仰っていたけど、社会に適合しないといけないという固...
ジャケ借り。筆者も、内容も分からないまま、ページをめくってみました。デザインって、そのものの本質を考えて、可視化したものだと思ってるので、ジャケ借りのときの、感性のシンクロ率がかなり高い事が多い。 社会に適合しないといたる箇所で、仰っていたけど、社会に適合しないといけないという固定概念すら考えもの。普通にならないといけない。普通の人生を歩まないといけない。そんな固定概念に縛られてしまっている。 大学時代に、穂村弘に憧れて短歌書いてて、世の中を見る感性が鋭くて生きづらさを感じていたって書いてて、今の自分だと思った。 段々と、生きやすいように鈍く丸く棘が無くなってくんだろうけど、今しか感じられない痛いこと全身で感じておきたい。
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幻冬舎のWebに連載していたエッセイをまとめたもの。 phaさんの本は結構読んでいて、僕とは不適合の方向は違うような気がするものの、世の中の「こうすべし」や「べからず」の多さに疲れるという視点は自分ととても似ていると思う。 だから、僕はphaさんの文章を読んでいると、自分と同じよ...
幻冬舎のWebに連載していたエッセイをまとめたもの。 phaさんの本は結構読んでいて、僕とは不適合の方向は違うような気がするものの、世の中の「こうすべし」や「べからず」の多さに疲れるという視点は自分ととても似ていると思う。 だから、僕はphaさんの文章を読んでいると、自分と同じような思考や、自分がもやもやと感じていたことが分かりやすく言語化されているところに出くわす。それがなんとも面白い。 例えば、「牛丼ばかり食べていたい」だと、食事に対する「かくあるべし」が沢山ありすぎて疲れるということが書いてあるし、「東京・上野」だと「自分たちのような真っ当に生きられない人間が真っ当でないまま生きていける場所は東京しかないのかもしれない」と書いてある。
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