本の子 の商品レビュー
『本の子』というタイトルだけれども、「物語の子」が本の世界を飛び回っているような絵本。『ふしぎの国のアリス』や『ガリヴァー旅行記』のお話の文字と文章がイメージを作り出していて、一つ一つの物語をあじわうわけではないけれど、物語を次から次へと旅している気分になる不思議な本。 ストー...
『本の子』というタイトルだけれども、「物語の子」が本の世界を飛び回っているような絵本。『ふしぎの国のアリス』や『ガリヴァー旅行記』のお話の文字と文章がイメージを作り出していて、一つ一つの物語をあじわうわけではないけれど、物語を次から次へと旅している気分になる不思議な本。 ストーリーの言葉自体は少ないけれど、たくさんの物語の文字は原作では英語なのかと思う。そうなると翻訳家の方の力の大きさも感じる1冊。 ”なぜならここは物語の世界 わたしたちは物語でできている。” というフレーズが好き。 そしておそらく引用されたのは、冒頭のこの一説。 ”宇宙は原子でではなく、物語で出来ている。” ミュリエル・ルーカイザー『沈黙からールーカイザー選詩集』 物語のなかにあるたくさんの想像力でこの世界はできているということ。世界が急に広がっていくような楽しさがある本です。
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ことばの海を紙の帆を立てたいかだで旅をしてきた女の子が本の子と名乗って少年を物語の旅へと誘います。絵の中に名作が隠されていて『ドリトル先生航海記』や『ふしぎの国のアリス』などを見つけたときにはワクワクしました。読書に楽しさを子どもたちに伝えたいことがそのままつめこまれた 絵本です...
ことばの海を紙の帆を立てたいかだで旅をしてきた女の子が本の子と名乗って少年を物語の旅へと誘います。絵の中に名作が隠されていて『ドリトル先生航海記』や『ふしぎの国のアリス』などを見つけたときにはワクワクしました。読書に楽しさを子どもたちに伝えたいことがそのままつめこまれた 絵本です。
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活字で絵を構成するという、不思議な世界観に引き込まれる。シンプルに見えて、とても複雑にも見える。とても面白い効果だと思う。 コラージュされている写真も、使い所が上手い。 反面、本文は手書き文字で、もの凄く短い。 この対比が、また良い。
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久しぶりの絵本。家族から薦められて読んだが、面白かった。文章で波やら怪獣やらが構成されていて、いちいち読まなくても良いが、自分の知ってる物語を見つけると嬉しくなる。良かったです。
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わたしは本の子。言葉の海を旅してきた。一緒に行こうとあなたを誘いに。 物語のなかで自在に遊ぶことの楽しさを伝える絵本。文字をデザインしているので、読みふけってしまう。残念ながらフリガナがないので、力作ですが大人向き。
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おおきくなった子どもが読むための本だと感じる。 洗練されたデザインを目で楽しむ。知ってるフレーズはあるかとじっくり見入る。
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本の素晴らしさを伝えたいのだと思うのだが、これを手に取る子どもってどんな子? コンセプトはわかるんだけれd…
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不思議な絵本でした。 「言葉」で描かれた本。様々な名作の文章で出来上がっている「絵」 結構記憶に残る1冊になりました。
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本のこと、読書の事、おすすめする時ぴったりなフレーズ、 文字をコラージュ的に配置したデザイン性の高いイラストが詰まった絵本。
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本のタイトルやストーリーの小さな小さな文字達で背景を描いている.読みたいけれど小さすぎて読みづらかった.が,そもそも読むことに意味はないのかもしれないが.もう少し本の子が魅力的だったらもっと良かったのだけど.
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