最後の晩ごはん 忘れた夢とマカロニサラダ の商品レビュー
最後の晩ごはん、8作目。表紙、新キャラかと思ったらロイド?見た目はじじい、中身は子供なロイドが可愛いので、もっとじじいの外見でいいのに! ここ数巻は舞台がばんめし屋を離れていたけど、今回はばんめし屋に幽霊がやってくるという初期のパターンに戻っていて、よかった。やはり夏神さんがいて...
最後の晩ごはん、8作目。表紙、新キャラかと思ったらロイド?見た目はじじい、中身は子供なロイドが可愛いので、もっとじじいの外見でいいのに! ここ数巻は舞台がばんめし屋を離れていたけど、今回はばんめし屋に幽霊がやってくるという初期のパターンに戻っていて、よかった。やはり夏神さんがいて海里とロイドがいるばんめし屋が好きです。 今回は、海里の母の愛と、夏神さんの長年の想いが報われたところに泣かされた。すべてが思い通りというわけではなかったけど、香苗さんの両親も最大限の歩み寄りをしてくれたんだと思う。夏神さんよかったなぁ…としみじみ泣いた。
Posted by
子供が生まれてから、この類いに涙腺が弱くなっていますが… 伏線弱い気もしつつ、でもふと思うことって実際こんなものですよね。
Posted by
雨の夜に訪れた幽霊は、死んで間もない事から 存在がかなりくっきりとしていた。 最初に出てきて、それからほとんどいるだけ。 さくっと出てきたというのに、未練が分からず 日常生活が進みます。 小説家の先生が書いていた、モデルにした~が 結構な量になってきた、というのと、それによって...
雨の夜に訪れた幽霊は、死んで間もない事から 存在がかなりくっきりとしていた。 最初に出てきて、それからほとんどいるだけ。 さくっと出てきたというのに、未練が分からず 日常生活が進みます。 小説家の先生が書いていた、モデルにした~が 結構な量になってきた、というのと、それによって 置いておかれた過去が分かってきます。 結局、言わないと分からないだろうな、というのは 誰しも当然、ですが、行動も起こさなければ さっぱり、という状態。 今回は義姉と境遇が同じという幽霊によって 今まで抱えてきた過去が語られていきます。 偏見はどこにでもあるし、どうしようもないし けれど疑った目で見るのはどうだろう? だし。 結局、導くのは、周囲にいる大人、です。
Posted by
本作では、2回泣かされそうになりました。 最後のほうに書かれているように 食べ物の記憶は、それを食べた当時の 聴覚や資格や触覚、おおよそ五感のすべての 記憶とつながり、時に呼び醒ましてくれるもの。 亡父が作ってくれた油ギトギトの炒飯。 亡母が「味噌だき」と呼んでいた 豚肉と白...
本作では、2回泣かされそうになりました。 最後のほうに書かれているように 食べ物の記憶は、それを食べた当時の 聴覚や資格や触覚、おおよそ五感のすべての 記憶とつながり、時に呼び醒ましてくれるもの。 亡父が作ってくれた油ギトギトの炒飯。 亡母が「味噌だき」と呼んでいた 豚肉と白菜の味噌味の鍋料理。 この数年間に亡くした両親の思い出も 食べ物から思い起こされる。 今回のキーになるマカロニサラダ。 うちも亡母が同じ作り方をしていた時期がある。 保育所の給食調理の仕事に 長年たずさわっていたからかもしれない。 夏神が前に進めたこと、それが何よりも嬉しい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シリーズ第8弾。今回は、何が心残りで幽霊になってしまったのか分からないという青年幽霊 塚本君のお話。 赤ん坊の頃から施設で過ごし、いい事なんて何もなかったと言う塚本君に対し、本人すら忘れている夢の手掛かりを真剣に探す海里たち。 このシリーズ、海里や夏神さんはもちろん、脇を固める人たちも本当に好い人ばかりで、読んでいてホッとする。 そして、そんな周りの人たちの影響もあり、目を背けていた自分の過去と向き合うようになった海里と夏神さん。 自暴自棄になった末に、自分を見つめ直し成長してきた2人。悩んだり後悔したり、苦しんだりしながら、ようやく報われた夏神さんに思わずもらい泣きしそうになった。 今回の缶みかん入りマカロニサラダ、そう言えば昔給食とか食べたことあったなーと懐かしく思い出した。確かに昔食べた物の記憶は、忘れていた記憶を呼び起こすのかも知れない。 ちなみに、我が家のマカロニサラダにはリンゴが入っていたけど。
Posted by
海里のお母さんが素敵。お兄さんは出番少ないのにデレ感がすごい。マカロニサラダはあまり心引かれなかった。
Posted by
なんだかロイドの可愛さが増してる気がします。 紳士風の癖に(笑) 3人の関係性がとても心地よいです。 プロローグ読んだ段階では 奈津さんメインか?と思ったけど そこまでってほどではなく。 幽霊さんも具体的な無念がなかなか掴めず 誰メインなのかはよくわからない感じです。 それでも夏...
なんだかロイドの可愛さが増してる気がします。 紳士風の癖に(笑) 3人の関係性がとても心地よいです。 プロローグ読んだ段階では 奈津さんメインか?と思ったけど そこまでってほどではなく。 幽霊さんも具体的な無念がなかなか掴めず 誰メインなのかはよくわからない感じです。 それでも夏神さんも海里もそれぞれが前に進んだのはわかって ほっこりしました。 続きも早く出てほしいです( ´∀`)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
夏神さんがさぁ…性癖に刺さりすぎてさぁ…。 身体デカくてゴツくてワイルド系イケメンなのに、すぐカミソリ負けする柔肌で繊細で泣き虫で寂しがり屋ででもケンカ強いとかホント可愛すぎて…夏神さんがヒロインって事で良いよねもう…
Posted by
夏神さんと彼女ファミリーの話しはこれで終わりなのかな? ファンタジー部分満載だから、そのうち彼女が幽霊となって現れるのかなぁって思ってみたけど(笑) ミカン入りサラダ、給食で食べたけど家ではさすがに作る気しないなぁ。 ばんめし屋みたいにお店の副菜でちょこっと食べるくらいが理想...
夏神さんと彼女ファミリーの話しはこれで終わりなのかな? ファンタジー部分満載だから、そのうち彼女が幽霊となって現れるのかなぁって思ってみたけど(笑) ミカン入りサラダ、給食で食べたけど家ではさすがに作る気しないなぁ。 ばんめし屋みたいにお店の副菜でちょこっと食べるくらいが理想だよなぁ。 2017.8.30読了
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最後の晩ごはんシリーズ、第8弾。 旧友に久しぶりに会うような気持ちで読めるキャラクターたち。 幽霊のお客様は、自分では人生に何も心残りはない、何事にも執着しないで生きてきたから、失って惜しいものなどない、なぜ成仏できないのだろう…と悩む。 自分の知らないところで動いていた家族の気持ち。 自分と同じように、失った人を悼んでいた誰かの気持ち。 心の奥深くしまわれていた、自分でも忘れていた思い。 そんなものに気づいていく。 過去に何も悔いを持たない人はいないと思う。 けれど… 起きてしまった事は変えられないけれど、過去を読み解いていけば、今の何かが変わるかもしれない。 ――プロローグ 海里の兄嫁、五十嵐奈津は獣医さん。 ある日連れてこられた捨て猫に、自分の過去を重ねてしまう。 一章 久しぶりのお客さん 梅雨時の雨続きで、「ばんめし屋」は閑古鳥が鳴いている。 そこへ、やけにはっきり見える青年が、戸をすり抜けて入ってきた。 二章 心の旅 小説家の淡海は、海里をモデルに小説を書いている。 出来上がったところまで読んで感想を聞かせてほしい、と海里は淡海の自宅に招かれる。 その内容にショックを受ける海里だが、更に作品の厚みを出すために聞かせてほしい事がある、という依頼に戸惑う。 三章 心を包む 意を決して実家を訪れた海里。 子供のころからわだかまっていた気持ちを母に吐露する。 一方、その留守、夏神の元には弁護士が訪れていた。 四章 旅の仲間 同じ生い立ちでも、生きる姿勢が正反対だった。 生き方が悪かったから、こんな結果に…? 自分の人生をそう振り返るのはつらい。 五章 見えないけれどそこにあるもの たとえ消えるとしても、たとえ消えたとしても、生きてきたこと、生まれてきたことを肯定したい。 ――エピローグ 缶みかん入りのマカロニサラダ、チープで懐かしい昭和の味。 私も給食で食べたかもしれない。 うどんみたいに柔らかいスパゲティのサラダでした。 ――――――――――――― みんながつらいときにも、ロイドの一言が癒しをくれます。 人間の心の機微もわかるようになってきたのでは? 眼鏡のくせに(笑) 海里の成長も嬉しい! ランチデートか~、お母さん、羨ましいな。 夏神さんも、本当に良かったです。
Posted by