成人発達理論による能力の成長 の商品レビュー
抽象性が高まるというのは、実践でも再現性が高まるということを意味する。自分で抽象的な理論にして身に付けている人はパフォーマンスが高い。 私たちは日々、貴重な洞察を含む体験を様々に積んでいながらも、それらを自分の言葉で捉えないゆえに、体験が無かったものとして滑り落ちていく。要する...
抽象性が高まるというのは、実践でも再現性が高まるということを意味する。自分で抽象的な理論にして身に付けている人はパフォーマンスが高い。 私たちは日々、貴重な洞察を含む体験を様々に積んでいながらも、それらを自分の言葉で捉えないゆえに、体験が無かったものとして滑り落ちていく。要するに、点としての知識を真に自分の中で血肉化させるというのは、その知識に自分の言葉をあて、自分での言葉で再解釈された知識を自分の中で取り入れることが必要。
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成長したいという誰もが持つ感情に対して、成人発達理論から論理的に何が大切かを学ばせてくれる一冊。 例えば、リーダーシップを伸ばしたい。と感じていてもどんな場面でどんな環境や状況や課題の中でのリーダーシップなのか、そもそもリーダーシップとは具体的にどんなスキルのことを言っているのか...
成長したいという誰もが持つ感情に対して、成人発達理論から論理的に何が大切かを学ばせてくれる一冊。 例えば、リーダーシップを伸ばしたい。と感じていてもどんな場面でどんな環境や状況や課題の中でのリーダーシップなのか、そもそもリーダーシップとは具体的にどんなスキルのことを言っているのか、どのレベルなのか、(そもそもどういった段階のレベルがあるのか)などなど、一つ一つを学術から体系化してある。 なんとなく成長したいがどう考えていけば良いか悩んでいる人に薦めたい。
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気になっていた成人発達理論を知人お薦めの本で。400ページ弱のハードカバーだけど記述は非常に平易でわかりやすい。成長は大きく「器」と「能力(スキル)」にわけることができて、この本は能力の成長に関する基礎理論まとめといったところ。今まで自分が実践してきたことと近く納得感のある部分も...
気になっていた成人発達理論を知人お薦めの本で。400ページ弱のハードカバーだけど記述は非常に平易でわかりやすい。成長は大きく「器」と「能力(スキル)」にわけることができて、この本は能力の成長に関する基礎理論まとめといったところ。今まで自分が実践してきたことと近く納得感のある部分も多かったが、理論的に捉えることで解像度が大分上がった。教育や人事、人材育成、育成支援などに関わる人は一度読んでみると良いでしょう。個人的には自分がコンサル・伴走支援でやっていることの言語化の強化に繋がって良かった。
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何かに取り組んで得た知識や経験をしっかりと自分の血肉に変えて役立てるためには、それらを自分なりに再解釈して言語化することが大事だと痛感。この過程をちゃんと踏めば、理論化・体系化されて他で活用できるし、また次に繋がる。これまで「言語化」は忘れがち…というか疎かにしてたなぁ。
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2022.7 ・成長には「器」と「スキル」の二つがあり、両方大事。 ・能力開発には他者の支援が必須。 ・能力は環境に左右されるのでかんきょうからみることがたいせつ。
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良書。 メンバーを育成する立場になった時に読むと現実感を持って読めるが、自身の能力開発を考える時にも非常に有効な示唆を与えてくれる。 なんとなく感じていた能力開発や研修・トレーニングに対する違和感や、自身が「成長」できたときの感覚を体系的に説明してくれている。
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能力はどのようにして開花していくかを学術的アプローチによって体系化した本。 成長論がここまで言語化されている本は見たことがない。 ○簡略まとめ (1)能力開花はいろんなことをやること、やらせることが最も手っ取り早い (2)「持論形成能力」をもつと成長が加速化する イチローは「自...
能力はどのようにして開花していくかを学術的アプローチによって体系化した本。 成長論がここまで言語化されている本は見たことがない。 ○簡略まとめ (1)能力開花はいろんなことをやること、やらせることが最も手っ取り早い (2)「持論形成能力」をもつと成長が加速化する イチローは「自分がなぜ打てたのかをすべて自分の言葉で説明することができる」と言っている。 大谷翔平のマンダラートや中村俊輔のサッカーノートなど、一流は絶対に持論を常に持ち、持論を磨きつづけている。 持論を持つひと、持論を形成できる人は、成長がはやい。 ◯ダイナミックスキル理論とは ・ダイナミックスキル理論=わたしたちの能力がどのようなプロセスとメカニズムで成長していくのかの論理 ・能力は網の目状の知的ネットワークを形成していくことで開発されていく。1つの領域だけではなく様々な知見が結びつくことで開花して成長となる ・例えば、長所を伸ばした後はサブ長所も活かすと、要因の融合につながる=能力開発につながる →サブ能力の特定を行ってそれも伸ばすための試みも大事ということ ◯成長促進の根源は「持論形成力」 ・言語化、アウトプット化される場面に到達すると安定して能力発揮できるようになる ・何故自分の能力が高まらないか?の理由は明白で「知識の圧倒的な欠落と、言語化の鍛錬不足」。 →成長したいと言ってる口ばかりのひとの100%に当てはまる。シンプルに勉強不足&アウトプット不足
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成人が発達する過程を体系的にまとめられた本。ただなんとなく仕事をするよりも、この本に書いてあるようにどの能力を伸ばすことを意識して取り組むか、他者との差になりそうだと感じた。部下のマネジメントにも活かせる本だと思います。
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「能力が成長するということはどういうことか?」について、 徹底的に考え抜いて、言語化した本。 結構、骨太な内容で、読むのにすこぶる時間がかかってしまいました。。 なるほど、能力の成長に「環境」や「課題」が影響を与えるというのは、その通りだと思うし、 能力自体も直線的でなく、ダイ...
「能力が成長するということはどういうことか?」について、 徹底的に考え抜いて、言語化した本。 結構、骨太な内容で、読むのにすこぶる時間がかかってしまいました。。 なるほど、能力の成長に「環境」や「課題」が影響を与えるというのは、その通りだと思うし、 能力自体も直線的でなく、ダイナミックに成長していくというのも、 確かにそんな感じがする、という読了感。 他にも「言語化」の重要性なども語られていて、 自分の今のやっている仕事とのリンクもたくさんありました。 ゾーン(フロー状態)などについても言及されていますが、 もう少し深く考察してほしかったのが少し残念。 後半は、すこし尻すぼみ感あり(コラムでも良かったかも)。 「能力の成長」について、真面目に考えようとする人なんて、 ほとんどいないと思うのですが、興味のある人にとっては一度は読んでおくべき本と言えるでしょう。 本の内容とは直接関係はありませんが、 「言語化」について自分の感じたことをメモ。 学びにおいて、「言語化」が大切であることは間違いがない事実ですが、 これに気を取られ過ぎてしまうと、自分が「言語化」しようともしない事象に対して、 見逃してしまうので注意が必要かとも感じました。 (そもそも「言語化」しようともしない時点で、 見逃してしまいがちなのですが…。) それでも、「言語化」するのが難しかったり、大変だから、 「言語化」せずに学びのチャンスを逃してしまうケースと、 そもそも「言語化」しようともしない事象(例えば、センスや感覚に近いもの)があることは分けて考えるべき、というのが個人的な見解です。 ま、こんなこと気にする人はほとんどいないと思うけど。。
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2度目の読了。 結構難解なため、2回読んでもしっくりこない箇所がある。 何度も読み返したい。
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