真夜中のパン屋さん 午前5時の朝告鳥 の商品レビュー
仕方がない。 アタシなんて。 不幸なくらいがちょうどいい。 それは多分、自分にかけた、恐ろしい呪いの言葉でもあった。 あるいはそう思うことで、許されようとしてたのかもしれない。 幸せにはならない。だからアタシがアタシでいることだけは、どうにか許してやってください。 他には何も、何...
仕方がない。 アタシなんて。 不幸なくらいがちょうどいい。 それは多分、自分にかけた、恐ろしい呪いの言葉でもあった。 あるいはそう思うことで、許されようとしてたのかもしれない。 幸せにはならない。だからアタシがアタシでいることだけは、どうにか許してやってください。 他には何も、何もいらないから。 人なんて、自分が生きてきた世界の基準でしか、なかなか物事を測れないんだよ。 そういう意味では、理解し合える他人の数にも、それぞれ限りがあるんだけど。 幸せになるって、多分、不幸せになる可能性も引き受けていくことなののねぇ
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読了。まよパン完結です。第6弾は、本編というよりも、番外編という感じでした。その後の話は、特典みたいで、ドキドキほっこりでした。 #読了 #読書好きな人と繋がりたい
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まよぱんシリーズ6冊目。最終巻。 帯に「ついに完結!」とあるのが、読む前から寂しい。 本作は前作の午前4時から5年が経過している設定になっている。 前作からの仲間たちのその後、という感じ。 みんなのことを知ることができて嬉しい反面、なかなか希美が出てこないので、希美はどうなって...
まよぱんシリーズ6冊目。最終巻。 帯に「ついに完結!」とあるのが、読む前から寂しい。 本作は前作の午前4時から5年が経過している設定になっている。 前作からの仲間たちのその後、という感じ。 みんなのことを知ることができて嬉しい反面、なかなか希美が出てこないので、希美はどうなっているのだろう?と気がせいてしまった。 子供の頃から様々な我慢をし、悟りを開いたかのような少女だった希美。 その彼女がブランジェリークレバヤシへ転がりこんだことで、クレさんやヒロキはもちろん、集まったみんなに優しくされる事を受け入れ、自分も誰かに優しくしたいと思うようになった集大成が本作には描かれているように思う。 托卵先は正しかった。 ヒロキと希美の2人なら、常識に囚われることなく、自分たちの意思で幸せになると思う。 2人のそれからも知りたいなあ。
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シリーズ6作目。読んだ感じまだ続きそうな気もしたけど、完結編とのこと。 前作から結構時間が経っている設定で、色々思ってもみなかった変化が起きていて驚いた。一巻読み飛ばしたかと思ったほど。 登場人物それぞれが次のステージに進んで終わる。希実が社会人として働いている姿も見たかったな。
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パン屋をとりまく人たちの名前や物語をかなり忘れてて、とてももどかしい思いをした。悔しい。そして終わってしまってさみしい。希実ちゃんたちのその後をもうちょっと見たかった
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タイトルに惹かれて読み始めたが、 巻が進むごとに登場人物が増え、 話が予想外の方向に膨らんでいく。 パンだけに。笑 登場人物は個性的で、 物語の世界にのめり込んで行けた。 それに出てくるパンが美味しそう、 モチーフのお店があれば行ってみたい。
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次々と、いろんな出来事が事件が起こってきましたが、ようやく朝を迎えることができそうで、ホッとしました。 なぜ真夜中に開店しているパン屋さんなのか??希実の答えには、ぐっときました。。 あー焼きたてのパンが食べたいなぁ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
これで、シリーズもやっと完結だゎー。 最後の1冊は、のっけから、あまりに隔世の感のある事態から始まり。(斑目氏にもうそこそこ大きな子どもがいたり。)1冊飛ばしてしまったか?!と思ったほど(笑)。 こういうお話の最後のエピローグ部分で、登場人物たちのその後を描くパターンはよくあるけど、まさかの、最後丸々1冊がそのパターンとは。なかなかレアね。 前巻で予感はしてたけど、結局、本当の父バレてるしな。あんな騒動して命かけて必死になっても、結局、バレるものはバレる。けど、まぁ、そのみんなの真剣な騒動と優しさがあったから、最終的な帰る場所が形成されたわけで、そういう意味ではよかったんだけどね。 最後の終わり方は分かるようで分からなかったけど(暮林さんの心情を解説する必要はあったのか??どんな人でも完璧ではなく、何らかの不足を抱えて生きてあて、それでもいい世界が描けるよとか言いたかった??)暮林さんは、結局、どんどん人を救っていくのでしょうねぇ。
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シリーズ最終巻。ラストはそれぞれのその後を丁寧にかいてくれて、そこには希実がちゃんと全部出演してて、テレビのような雰囲気がとてもよかった。 恋人としての距離感や、人間関係に相変わらずの屈託を抱えてて、でも少し大人になった希実にとても優しい気持ちになれた。 シリーズ通して、このラス...
シリーズ最終巻。ラストはそれぞれのその後を丁寧にかいてくれて、そこには希実がちゃんと全部出演してて、テレビのような雰囲気がとてもよかった。 恋人としての距離感や、人間関係に相変わらずの屈託を抱えてて、でも少し大人になった希実にとても優しい気持ちになれた。 シリーズ通して、このラストが一番良く思えて、ほんとに素敵な物語だった。
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