横濱エトランゼ の商品レビュー

大崎梢(著者)

2021/01/04

横浜に縁のない人にはわかりにくいかもしれない。
歴史に興味がない人には面白くないかもしれない。
でも私は、次に横浜に行く日が楽しみになった。
アイスクリームの日は5月9日。
この日の前後にマルシェが開かれる。
10月31日（ガスの日）から11月3日までのイベントも楽しそう。
無料で馬車や人力車に乗れたり。
鹿鳴館風の衣装は春秋どちらでも見られるそうだから、コロナが落ち着いたら狙うのはこの頃か。

2020/12/13

横浜タウン誌のハマペコ編集部でアルバイトを始めた高三の千紗。

休職中の編集長に代わって仮の編集長を務める
近所に住むお兄さん的存在のよっちゃんに恋心を抱く千紗が

タウン誌に舞い込んでくるプチ謎解きから見えてくる横浜の歴史。

関東大震災で壊れた百段階段とマダムの思い出。
洋館の七不思議とビストロのシェフの過去。
友達の祖母の父が言っていた競馬場からの景色。
お得意さんの書き換えられたコラムと私のキングの真相。
馬車道商店街とよっちゃんと千紗の従姉妹の恵里香のこと。

横浜に馴染みはないのだけど、
歴史深い土地だったんだなあと。

2019/07/23

横浜フリーペーパーの会社を舞台にした物語。小さな謎解きと横浜の事が少し分かる。 2019.7.23

2019/06/14

横浜のタウン誌でアルバイトをすることになった女子高生が、そこで出会う数々の過去の横濱にまつわる謎のお話。私自身はそれほど横浜に思い入れがあるわけではなく、もともと恋愛ものが好きではないので残念ながらそれほど乗れませんでした。そんな中印象深かったのは、横浜の住人はほぼすべて、開港を機に移り住んできた人であり、横浜はよそ者が作り上げた街だということです。そんな街だからこそ、新しい人たちに今後もずっと開かれた街であってほしい。私も切にそう願います。

2018/10/27

読みやすく、おもしろかった。ハマペコ、響きがかわいい。横浜にまつわるエトセトラが盛り込まれていて、またぜひ横浜に行きたいなと思った。ほかの方の感想でもあったけど、千紗の恋の行方は気になる。

2018/10/26

横浜の歴史にまつわるあれこれ。
説明が多くて大崎梢の本の中では読みにくい方だった。
恋愛要素も不完全燃焼で後味悪い感じ。

2018/10/24

横浜のコアすぎる情報本といったところかな。冒頭にでも大まかな地図があると親切だったかな。
土地勘がないと何のことやらさっぱり。
地図を広げてようやく納得。

様々な地方バージョンあっても面白いかも。

2018/08/11

▼「…年を取って初めて、あのときの母は、あのときの父は、と身近に考えられるようになったの。亡くなった父だって、今の私より年下なのよ。懐かしいだけじゃなく、その折々に、自分では気づかぬうちによくしてもらっていた、だいじにされてたんだと思うことができた。年を取るって、悪いことばかりじゃないわ。新しい発見や気づきがあるんですもの」（p.162）

▼「新しく来た人を端から拒絶しない場所、少しでも親切に接することのできる場所が、いい場所だとおれは思うんだ」（p.262）

2018/04/24

横浜の街並みを想像しながら読めるし、読後は横浜に行きたくなったけど、内容的にはイマイチ盛り上がらずに終わった感じが否めない。終わり方も中途半端。

2018/02/22

横浜のミニコミ誌編集部でアルバイトをする女子高生・千紗。実はあこがれている善正が編集長代理をしているので、頼み込んでバイトをしている。そのミニコミ誌の取材の中で出会った横浜を舞台とした謎解き。
善正が千紗の従姉にあこがれていて、従妹ながら気が気でない千紗の恋心もかわいい。

コージーミステリーの大崎氏らしい作品集。