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5まで数える の商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

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2021/02/10

2021-02-09 久々に読んだフィクションは、なかなかバラエティに富んだ佳作。 ただ、ホラーと言われると、んー。わたしが思うホラーとは違うかなあ。面白いからジャンルなんてどうでも良いんだけど。 そして、ポールおじさんの伝記ポチっちゃったよ

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2021/02/05

面白くはあったが。 科学の発展、もしくは人類滅亡を回避することが、技術的な問題ではなく、結局は人間のおろかさに阻まれる。毒強め。

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2020/03/24

2020.3.14市立図書館 科学×ホラーの「ここではないどこか」を舞台とした「アソートタイプ」の短編集。 「たとえわれ命死ぬとも」「やつはアル・クシガイだ 疑似科学バスターズ」の二編をPR誌「ちくま」で読んでとてもおもしろかったことを、このところの感染症騒動で思い出して、本を探...

2020.3.14市立図書館 科学×ホラーの「ここではないどこか」を舞台とした「アソートタイプ」の短編集。 「たとえわれ命死ぬとも」「やつはアル・クシガイだ 疑似科学バスターズ」の二編をPR誌「ちくま」で読んでとてもおもしろかったことを、このところの感染症騒動で思い出して、本を探し出して借りてみた。 例の二編以外は書き下ろしだったが、疑似科学バスターズ前日譚「バスターズ・ライジング」、砂漠に不時着した少年たちのサバイバル「砂漠」、そしてとある恐怖との葛藤を描いた表題作「5まで数える」、ショートショート「超耐水性日焼け止め開発の顛末」どれもとてもおもしろく読めた。とくに「5まで数える」はちょうど同時期にディスクレシアの子どもについての本を読んでいたので、怖さというよりも主人公の少年のいろんな気持ちが想像できて心にしみるお話だった。数学というネタも大好物だし。 高2長女もおもしろく読んだようでうれしい。そうよね、こういうのけっこう好きよね。

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2019/04/30

短編集。SF。ファンタジー。ホラー。 おそらく初めて読む作家さん。 趣向は違えど、どの短編も魅力的。 青春数学ファンタジー的な表題作がとても良い物語。感動しました。 残酷な近未来パンデミックものの「たとえわれ命死ぬとも」も印象的。

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2018/10/05

① 動物実験が禁止された世界の話。安全な医療とは、数多くの犠牲の上に成り立っているんだということ。 ② アンチフレッパーズ、アンチ疑似科学信仰 ③ ②の前日譚 ④ 凶悪犯罪少年集団6名を搬送していた飛行機が砂漠に墜落することによって巻き起こるドタバタ劇!(コメディとは言ってない)...

① 動物実験が禁止された世界の話。安全な医療とは、数多くの犠牲の上に成り立っているんだということ。 ② アンチフレッパーズ、アンチ疑似科学信仰 ③ ②の前日譚 ④ 凶悪犯罪少年集団6名を搬送していた飛行機が砂漠に墜落することによって巻き起こるドタバタ劇!(コメディとは言ってない) ⑤ いわゆる失算症の話。個人的に一番好き。

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2018/09/11

SFホラーとか理系ホラーとかかかれてました。 短編集。 個人的には表題作はイマイチ。若干ホラー気味な作品のあとに配置されてるのがよくないと思う。 第一章のディストピアのような話。最終章のショートショートはよかった。

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2018/08/31

2018.8.31 読了 独立した短編集。 ほぼ どの話も ラストがバットエンド。。。 モヤモヤする。。。 この人 「代書屋ミクラ」の人や!と思って 借りるも こんな話も書くんだ~

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2018/08/31

短編集。前半はSFなのかな。いきすぎた動物愛護で動物実験ができない世の中とか、ゾンビ的なものに怯える世界とか。全部面白かったけど重たい要素を含むなかで、ラストのショートショートが楽しかった!

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2022/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ん、これってSF になるのかな? 星新一ばりの固有名詞感覚にディストピアな設定。結構好みかも。 《疑似科学バスターズ》ものはチャチなアニメみたいだけど、ドーナツは美味しそうだし、ハンニバル・レクターもどきがイイ味出してる。「砂漠」は過酷で素敵なサバイバル。そして表題作は手指失認の少年の話、どうやら実在の数学者のエピソードみたいで中々興味深い。

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2018/06/29

SFを得意とする著者の5つの短編と1つの掌編。 表題作もよかったが,それよりも私は『たとえわれ命死ぬとも』に惹かれた。 それは「動物実験禁止国際法」が成立した世界での「実験医」という職業の物語。 動物愛護の観点から,世界中で動物実験が禁止された。 医学の進歩に実験は欠かせ...

SFを得意とする著者の5つの短編と1つの掌編。 表題作もよかったが,それよりも私は『たとえわれ命死ぬとも』に惹かれた。 それは「動物実験禁止国際法」が成立した世界での「実験医」という職業の物語。 動物愛護の観点から,世界中で動物実験が禁止された。 医学の進歩に実験は欠かせない。しかし,その実験を人間以外の動物で行うことができなくなった。そのため,その実験は人間の身体で行うしかない。 もちろん,人体実験は自発的に行われるべきであり,強制はされることはない。そして,被験者はその実験についてきちんと理解している必要がある。つまり, 「これらの条件を満たす者とは,実験を計画する医師自身にほかなりません」(P.12) こうして「実験医」という職業が生まれた。 世界中でもっとも優秀な頭脳が,実験によって次々と死んでいく。 ベテラン医師の体には両足がなく,大腿の皮膚は醜いやけどで覆われている。 それでも,頭脳も身体も研究のために使い切るのが実験医の本懐であると,彼女は言った。 いったい何がきっかけでこのような世界が生まれたのだろう。『たとえわれ命死ぬとも』その後に続く言葉を,彼らは成し遂げることができたのだろうか。 医学とは,人を救うためのものではなかったか…。

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