高校図書館デイズ の商品レビュー
北海道の高校図書館の司書さんが 13人の生徒たちと読書とのつきあいかたを インタビューっぽくまとめた本。 本の話はしたいけど、ちょっと照れくさい。 そんなお年頃なのかも。 「バーナード嬢」っぽいね♪
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進学校だけあってか、登場する生徒はみな賢そうでした。著者は個性あふれる生徒たち一人ひとりの成長を静かに見守っていて、司書という職業をとても魅力的に感じさせてくれました。
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2019.8月。 高校生。このみずみずしい時期にこんなに本を読んで、こんなにいろんなことを考えてるのか。自分も読んでたらなあと後悔と嫉妬。喝を入れられました。図書室っていい場所だ。こういう場所がどこの学校にもあったらな。
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北海道・札幌南高校の図書館。ここを訪れる生徒たちは、本を介して司書の先生に自分のことを語り出す。生徒たちの数だけある、彼らの青春と本にまつわるかけがえのない話。 本を読むことと、それを介して考えること、その考えを言葉で伝えること。 13人の高校生たちがその行為を楽しんでいること...
北海道・札幌南高校の図書館。ここを訪れる生徒たちは、本を介して司書の先生に自分のことを語り出す。生徒たちの数だけある、彼らの青春と本にまつわるかけがえのない話。 本を読むことと、それを介して考えること、その考えを言葉で伝えること。 13人の高校生たちがその行為を楽しんでいること、喜びを感じていることがストレートに伝わってくる。 もう高校時代が遠い昔になってしまった私も、その純粋な感性と楽しみ方を、もう一度取り戻そう。一冊一冊、読んで感じた気持ちとちゃんと向き合って、それを誰かに伝えたい、とワクワクした。
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【高校図書館デイズ 生徒と司書の本をめぐる語らい】 成田康子著、筑摩書房、2017年 「この本面白かったから、読んでみたら良いよ」 と東京から来た友人が貸してくれた。 札幌南高校で図書司書を務める著者が、13人の本好きな高校生を紹介していく内容。 南高の図書館の雰囲気がふん...
【高校図書館デイズ 生徒と司書の本をめぐる語らい】 成田康子著、筑摩書房、2017年 「この本面白かったから、読んでみたら良いよ」 と東京から来た友人が貸してくれた。 札幌南高校で図書司書を務める著者が、13人の本好きな高校生を紹介していく内容。 南高の図書館の雰囲気がふんわりと伝わってくるなかで、著者と生徒のやり取りが目に浮かんでくる。 決して押し付けがましくなく、一人一人のタイミングにあわせて良書の前にそっと連れて行ってくれる。そんな感じがする。 若者たちのきらきらして、精一杯背伸びして、何者でもない自分を深く見つめる眼差しに、すごくどきりした。(特に6話目) 自分も毎日高校生に出会っているけれど、いつの間にか上から目線になっていないか。彼ら彼女らの感じる心にすっと向き合っているのかどうか、反省しながら読んだ。 自分もこういう高校生をおくれたらよかったなと羨ましくおもったし、なら、何ができうるのか考えさせられた。 本を紹介するプロは、人を紹介するプロであることも学んだ。 この13人に会ってみたいと思ってしまった。9話目のゴンブリッチの「美術の物語」は、手に取ったときの感覚と読み終えたときの感動がそのまま文字になっていて驚いた。文字にする力と愛情が溢れていてすごいなとただ感心するばかり。 いい本との出会いを作れる人って、本当に素晴らしい。 #優読書
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分が高校生の時に、ここまで考えて本を読んでいなかったことを反省。自分の世界に閉じこもることも時には必要(冬眠みたいなもの)だけれども、人は人に繋がっていないと生きられないし、繋がっていないと楽しくない。
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札幌南高校の図書館に通う生徒と本との関わりについて、 学校司書の著者が書き留めたお話です。 この本で紹介されているのは13人。 それぞれが語るエピソードからは、若々しさと清々しさで眩しいくらいの気力を感じました。 自分自身、本の楽しさを知り始めた時期が遅かったので、 高校生...
札幌南高校の図書館に通う生徒と本との関わりについて、 学校司書の著者が書き留めたお話です。 この本で紹介されているのは13人。 それぞれが語るエピソードからは、若々しさと清々しさで眩しいくらいの気力を感じました。 自分自身、本の楽しさを知り始めた時期が遅かったので、 高校生の時にこういった時間の楽しさを知っていれば、 どんなによかっただろう…と羨ましい限りです。 読む前まではてっきりライトノベルを読んでるのかと思いきや、 古典などもきっちり押さえていて、感心しました。 見習わなければね。 司書の先生とのやり取りも 彼らにとっては とても大切な時間。 何か感じたことを誰かに聞いてもらうって 大切なことかもしれませんね。 ちょっとしたアドバイスで あたらしい知識のトビラが開くこともありますし。 そういう意味でも 学校図書館への司書の配置を もっと広げていけるといいですね。
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13人の高校生が自らと本の関わりを語る。これが新鮮でいい。プロの文章ではないし、思い込みすぎだったりもするけどとってもいいんだよ。さすが札幌南だね。ここで紹介されるいくつかの作品が読みたくなった。さっそく図書館に予約を入れたくらい。 あ、表紙の装丁はクラフト・エヴィング商會。これ...
13人の高校生が自らと本の関わりを語る。これが新鮮でいい。プロの文章ではないし、思い込みすぎだったりもするけどとってもいいんだよ。さすが札幌南だね。ここで紹介されるいくつかの作品が読みたくなった。さっそく図書館に予約を入れたくらい。 あ、表紙の装丁はクラフト・エヴィング商會。これまたプロの仕事なんだな。
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札幌南高校の司書が描く南高図書局に集まる生徒たちの本との関わり方。実際に司書の成田氏が出会った生徒のうち13人からの聞き取り(?)により、彼ら・彼女らが本とどう出会いどう読んできたかをまとめています。 出来上がった文章は、本人が読み了解を得ての書籍化とのこと。本を読まなくなったと...
札幌南高校の司書が描く南高図書局に集まる生徒たちの本との関わり方。実際に司書の成田氏が出会った生徒のうち13人からの聞き取り(?)により、彼ら・彼女らが本とどう出会いどう読んできたかをまとめています。 出来上がった文章は、本人が読み了解を得ての書籍化とのこと。本を読まなくなったという現代で、本を通して様々な自分たちの将来を見据えている彼ら・彼女らが素晴らしい。そして、それをそっと支えている司書の存在は理想的です。 札幌南高は、札幌では名の知れた進学高であることは知っていたし、甲子園に出場したりして文武両道的な校風もなんとなく知っていた。そんな高校ならではと言ってしまってはつまらない。他の進学高も皆そうだとは言えないのだから。
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札幌南高校の学校司書だった方が、実際に図書館を訪れていた生徒たちの姿を紹介していくという新書。 まさかそんな本が母校から出るとは・・・(時期的に自分は著者の方とは重なっていないか?? 仮に重なっていたとしても図書局には入っていないしなあ) 出て来る生徒たちがみんな「うわ南高に超...
札幌南高校の学校司書だった方が、実際に図書館を訪れていた生徒たちの姿を紹介していくという新書。 まさかそんな本が母校から出るとは・・・(時期的に自分は著者の方とは重なっていないか?? 仮に重なっていたとしても図書局には入っていないしなあ) 出て来る生徒たちがみんな「うわ南高に超いそう」って感じで、数名については(前述のとおりで違うとわかっていても)「え、これあいつじゃないよな・・・?」とか思ったりも。いかにも南高生が言いそう・考えてそうな、というか。 読んでると襟を正さねばなあというか、OBとしてこういう皆さんに顔向けできる人間であらねばなあ・・・と思ったりもするんだけど、当の本人は電子書籍万歳&全然心温まらないテーマばかり扱っている不良図書館情報学者なので、ここに出てくる皆さんの図書館に対するイメージは裏切ってしまいそうだ。 しかし、それにしても、あとがきでも触れられてるけど、クラフト・エヴィング商會に自分の本デザインしてもらえるの、いいなあー! もしまかり間違って単著で新書を出せるならちくまプリマーから出したい・・・!
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