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ガーデン の商品レビュー

3.3

59件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2018/01/19

誰もが欲望をもち、大きさではなく 満足できるかできないからの差がある 満足できるかだけの欲望をもつか 溢れてしまうほど貪欲か 尽きない欲を持ち続けることと 欲を制御し続けることどちらが簡単なんだろう

Posted byブクログ

2017/12/09

タイトルと表紙を見てから読み始めるまで、女性が主人公のお話かと・・・。 主人公のサラリとした外面と、深いところに根付いた記憶や思い出から形作られた思考の差にクラクラした。 主人公に寄り添って読み進めたために終盤、第三者から見える主人公の姿にドキリとさせられる。 多分そういう差異は...

タイトルと表紙を見てから読み始めるまで、女性が主人公のお話かと・・・。 主人公のサラリとした外面と、深いところに根付いた記憶や思い出から形作られた思考の差にクラクラした。 主人公に寄り添って読み進めたために終盤、第三者から見える主人公の姿にドキリとさせられる。 多分そういう差異は現実にもあるんだと思う。

Posted byブクログ

2017/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

開発途上国で幼少期を過ごした編集者の羽野。 埋められない現地の人たちとの貧困の差、たくさんの南国の植物に囲まれて過ごした経験を通して 平等ではないこと、どこか他人と距離をとって接していた。 流行に自分を合わせて、屈託無く話せた同期のタナハシが抱えていた心の病気。 売れないモデルの年下の緋奈と植物との対話、彼女に言われた正論。 バイトのミカミさんの守りたくなるような危うさと母性と強さ。 建築デザイナーの愛人になりきることができずにくすぶる理沙子と出会いと別れ。 最後まで読んで、羽野さんは結局びみょーな男だな、っていう感想。 自分は他人とは違う、オンリーワンの自分を他人に理解することなんてできやしないと 頭でばっかり無駄に考えちゃって、勘違いしちゃってる人だよ。 なんだかかわいそう! 理沙子と寝れば良かったのに。

Posted byブクログ

2017/11/23

雑誌編集部の羽野君。 ミカミさん、タナハシ、理沙子さん、緋奈。 あたしが目指している人間像。 多分逆だからだと思う。 グリーンキラーだし、 ぐちゃぐちゃ色々考えていつも心配ばっかりだからな。 ラストは、ちょっとびっくりした。 読んでる感じは、湿った冷たさ。

Posted byブクログ

2017/11/03

自己完結している植物男子の話だが、周囲の女性達の厳しい状況が何となく印象的だった。 会社の女の子たちの、恋愛はもういいからサクッと結婚したい・・みたいなセリフが心に残った。 今、働いて、家庭を持って、子供を産んで育てることが自然で楽しいと想像できない人が多くなっていると思う。 な...

自己完結している植物男子の話だが、周囲の女性達の厳しい状況が何となく印象的だった。 会社の女の子たちの、恋愛はもういいからサクッと結婚したい・・みたいなセリフが心に残った。 今、働いて、家庭を持って、子供を産んで育てることが自然で楽しいと想像できない人が多くなっていると思う。 なんでこうなったんだろう?

Posted byブクログ

2017/10/13

観葉植物や花の名前が出てくる度にネットで実物の写真を確かめて、イメージを合致させる楽しみがあった。 話の内容はそんなにおもしろくなかったけど、何故だか半日で読み終えた。

Posted byブクログ

2017/09/17

愛する植物たちに囲まれた部屋を何よりの「居所」として、女性嫌いというわけでもないけれど、介入しない・させない生き方をしてきた主人公。そんな彼のスタンスが、編集の仕事を通じて出会った女性とのかかわりで少しずつゆらいでゆく… 主人公の周りの女性たちは、ふとしたタイミングでいろいろな...

愛する植物たちに囲まれた部屋を何よりの「居所」として、女性嫌いというわけでもないけれど、介入しない・させない生き方をしてきた主人公。そんな彼のスタンスが、編集の仕事を通じて出会った女性とのかかわりで少しずつゆらいでゆく… 主人公の周りの女性たちは、ふとしたタイミングでいろいろな理由でいなくなっていきます。けれど主人公はそれに揺らがずに、見送るだけ。陽が陰り影を落とす植物のように、彼は彼のその存在を揺るがせない。 いたって普通に生活を送っている彼だけれど、逆にそんなひとつ間違えれば崩れそうなたおやかさが、どこかいびつにも感じます。 そんな彼がとある女性に揺らいで、人の体温を取り戻していくように思えました。 静かな鼓動を繰り返していた物語が、ふとその動きを速めていく、そういうふうに感じ取りました。艶やかなイメージは今回は薄いけれど、繊細さの増した描写やすっと胸をすくような女性たちの台詞が印象的でした。

Posted byブクログ

2017/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公の羽野君が浮世離れした草食系…いや植物系であるのに対して、彼を取り巻く女性陣が生々しい。モテモテの主人公、でも植物系のライフスタイルを逸脱して女性になびくと、きっと彼はモテなくなるんだろうなぁ。 やるこということがガサつに尽きる俺からしたら、羽野君のような丁寧かつ静かで佇むようなライフスタイルは真逆にありつつ、少々あこがれるものでもある。 作中彼が独白したセリフのいくつかが良くて、ついついメモとってしまっているのだが、その一つ 「相手の反応にゆだねた一方的なコミュニケーションは楽だ。自分のことをさりげなく知ってもらえるし、相手のことも自分のペースで知ることができる。そういう繋がりを求めてみんなインターネットにアクセスしてSNSに登録するのだろう。繋がりたいけど繋がれたくはない」カッチョエエよなぁ。 ただ、社会で生きつつ極力個人として完結させるライフスタイルにあこがれを持って読み続けていただけに、ラストは残念、羽野君にはライフスタイルを貫いてほしかったぞ。

Posted byブクログ

2017/08/01

人と深く関わることをさけ観葉植物を愛する主人公と4人の女性たち。 なんだか植物に詳しくなれそうな気がした。

Posted byブクログ

2017/07/23

喋らない、ただ静かに生きる植物を愛し、自分だけのガーデンの中で暮らす羽野。 他人と深く関わりたくない、ある意味自分勝手な男、という印象がありました。 常に冷静で、彼の周りにいた女性は、皆さみしかったと離れていったというのは想像出来ること。 発展途上国で幼少時代を過ごした帰国子女...

喋らない、ただ静かに生きる植物を愛し、自分だけのガーデンの中で暮らす羽野。 他人と深く関わりたくない、ある意味自分勝手な男、という印象がありました。 常に冷静で、彼の周りにいた女性は、皆さみしかったと離れていったというのは想像出来ること。 発展途上国で幼少時代を過ごした帰国子女だった彼、子供のときの体験がその後の人生に多大なる影響を与えていたという事なのでしょう。 使用人と過ごした夜の居心地の良さが、彼の求めている関係だとすると、彼のような人と恋愛することは寂しすぎるのかもとは思います。 でも、その距離感が一番心地よかったというのは、大人になった今の私にはわかる気がしました。 彼から離れていった女性の1人緋奈の言葉通り、あの部屋をなくすことが出来たら、理沙子を追うことができるようになるのかもしれないと思いました。

Posted byブクログ