ガーデン の商品レビュー
人と深く関わることをさけ観葉植物を愛する主人公と4人の女性たち。 なんだか植物に詳しくなれそうな気がした。
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喋らない、ただ静かに生きる植物を愛し、自分だけのガーデンの中で暮らす羽野。 他人と深く関わりたくない、ある意味自分勝手な男、という印象がありました。 常に冷静で、彼の周りにいた女性は、皆さみしかったと離れていったというのは想像出来ること。 発展途上国で幼少時代を過ごした帰国子女...
喋らない、ただ静かに生きる植物を愛し、自分だけのガーデンの中で暮らす羽野。 他人と深く関わりたくない、ある意味自分勝手な男、という印象がありました。 常に冷静で、彼の周りにいた女性は、皆さみしかったと離れていったというのは想像出来ること。 発展途上国で幼少時代を過ごした帰国子女だった彼、子供のときの体験がその後の人生に多大なる影響を与えていたという事なのでしょう。 使用人と過ごした夜の居心地の良さが、彼の求めている関係だとすると、彼のような人と恋愛することは寂しすぎるのかもとは思います。 でも、その距離感が一番心地よかったというのは、大人になった今の私にはわかる気がしました。 彼から離れていった女性の1人緋奈の言葉通り、あの部屋をなくすことが出来たら、理沙子を追うことができるようになるのかもしれないと思いました。
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子どもの頃、貧しい国の塀の中、プールや果樹園のある屋敷で暮らした経験。女性と深くかかわるのを避け、マンションのリビングを植物でいっぱいにしている30代男子。 その行動に至る経験が普通とは違うから、特殊ケースとしてそうなるんだろうなという流れですが、今時代の普通にも思えてきます。
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熱帯を思わせる色鮮やかな草木の緑と、冷たくひんやりとした心。みずみずしい生気と脱力した倦怠感。 いつまでも「庭」に閉じこもっているわけには、いかない。
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声はなくとも求められるものは与え、それに応えてくれる植物たちの扱いには長けている過保護なくらいお手入れ上手の30代半ばの主人公。しかし身の回りの女の子(子?)たちからのアピールや欲求には図太く全力スルーで、最終的には愛想つかされちゃう冴えない男の話であった。
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このけだるい感じ、好き。共感できなかったって感想が多いけど、共感なんて必要ないもんね。 でもまあ、どんなにうまくても、女の人らしい視点の話。
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トップオブザ草食男子が主人公。自分も何も求めないから相手にも自分に求めて欲しくないスタンス。でも最後は怒ったり怯えたり手を伸ばしたりしていたから変わったのかな。庭や育った環境でかれがそうなったわけではなく、元からの性質のような気がするなあ
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感想が難しい。 植物の濃厚な匂いにむせ返りそうなのに、どこか冷静というか温度の低い冷たい感じの本。 なんかどこで読んだ気がする内容。 完結していて、他人を寄せ付けないというか、ちょっと見下してる感のある主人公が、徐々に熱を持ち始め変わっていく感じか既視感を覚えるんだよねー。 嫌い...
感想が難しい。 植物の濃厚な匂いにむせ返りそうなのに、どこか冷静というか温度の低い冷たい感じの本。 なんかどこで読んだ気がする内容。 完結していて、他人を寄せ付けないというか、ちょっと見下してる感のある主人公が、徐々に熱を持ち始め変わっていく感じか既視感を覚えるんだよねー。 嫌いでないんだけど、なんとなく読んだ気がしてしまう。 でも千早さんの作品だからよし。
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ガーデンと言っても薔薇が咲き乱れるような華やかな庭ではなく、鬱蒼とした濃い緑に囲まれた、熱帯雨林にいるかのような世界なのが千早さんらしいと思う。艶やかな緑の描写や、時折キラリと光る言葉にハッとさせられました。が、主人公の羽野がもう面倒くさい男で、良くも悪くもブレないものだから話が...
ガーデンと言っても薔薇が咲き乱れるような華やかな庭ではなく、鬱蒼とした濃い緑に囲まれた、熱帯雨林にいるかのような世界なのが千早さんらしいと思う。艶やかな緑の描写や、時折キラリと光る言葉にハッとさせられました。が、主人公の羽野がもう面倒くさい男で、良くも悪くもブレないものだから話が展開しても淡々としている印象で、物語としての面白味は薄かったです。帯にある『著者会心の感動作』とは違うと個人的には思います。千早さん自身も帰国子女だったと記憶しているので、この主人公に投影させている部分があるのか気になった。
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これも装丁買い。 う~ん、どう評したものか…。大人の世界?で今の私にはよいのかそうでないのかもよくわからない…。何がいいたいのか…。うん。それがあいまいなところがこの小説の肝なのかもしれないけれど…。いまいち消化不良。
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