P・O・S の商品レビュー
「利益のでない京都の院内店舗の再生を任された小山田は、不可解な行動をとったり、謎めいた商品を要求するお客に翻弄されるが……」 という紹介文を読んで、通っていた大学病院内のコンビニを思い出した。 医療衛生用品とか、病人用のニットキャップとか患者さんや介助する人のための品物が置いて...
「利益のでない京都の院内店舗の再生を任された小山田は、不可解な行動をとったり、謎めいた商品を要求するお客に翻弄されるが……」 という紹介文を読んで、通っていた大学病院内のコンビニを思い出した。 医療衛生用品とか、病人用のニットキャップとか患者さんや介助する人のための品物が置いてあって、町のコンビニとは違う雰囲気だった。 コーヒーやサンドイッチを買いに来る病院スタッフらしき人達もよく見かけた。 当時も、病院に用がない人はわざわざ入って来ないんだろうな、あるのも知らないかもと思ったから、若松店長や、小山田さんが苦労するのも無理はないんだろう。 誰もが誰かのためにと思えたら世の中は悪くなさそう。
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思ったより面白かった。 POSシステムは、小売の業界の方は特に馴染みがあるのではないだろうか。 確かに、データは大事だけれど、それだけじゃない。 院内コンビニの話。 確かに、院内コンビニはPOSデータの活用って難しくないか?と読み始め当時思った。 そこから物語に持っていくとはな...
思ったより面白かった。 POSシステムは、小売の業界の方は特に馴染みがあるのではないだろうか。 確かに、データは大事だけれど、それだけじゃない。 院内コンビニの話。 確かに、院内コンビニはPOSデータの活用って難しくないか?と読み始め当時思った。 そこから物語に持っていくとはなかなか。 ちょっとミステリーちっくな謎的な部分もあって、楽しめた。 こういう人との関係って素敵だよなと思わせてくれる作品でした。 所見の作家さんだったので、他の作品も読んでみようかと。
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営業不振の病院内店舗コンビニに配属されたデータ主義者小山田昌司。データの通用しない院内店舗の事情に苦戦しながら謎を追い、新商品を開発していく。お涙ちょうだい的な展開にならず明るい気持ちで読み終える事ができました。
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不思議な気持ちにさせてくれる本 ヒーロー戦隊のおじいさんの話、認知症のおばあさんの話がとても印象的だった 商売って面白いな、と思わせてくれた本
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9月-16。3.5点。 コンビニチェーン本部の主人公。京都の病院内コンビニの成績が悪く、立て直しに店長として赴任。 中編3本。院内コンビニならではの特殊性。 この作者らしく、ハートウォーミングなストーリー。 面白かった。
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広義での日常系ミステリ バイトテロだのFC店での営業時間問題だの、最近話題のコンビニが舞台 本作では、病院内、直営店と少し特殊事情もあるのだが
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
病院のコンビニに求められるサービスは、他と違うのか。 キャメルマートのスーパーバイザー小山田昌司はその手腕を買われて京洛病院に入っている系列のコンビニの店長となる。前店長の経営方針を疑い、POSによる徹底管理を信条とする昌司が京洛病院の日々で気付いたことは。 お仕事モノだが、ポイントは病院の中のコンビニであること。そこの常連客は病院関係者、売れるものは何だろう、と考えるところから始まった。突然の入院で必要なものが売れるのじゃないか、怪我で入院して暇な人がいるから雑誌とかはどうだろう、それくらいしか考えられなかった。しかし、話は色々な方向に転がり、コンビニや病院の常識からいったん離れてみるような、そんな売れ筋商品のストーリーが展開されていく。経営目線で読んでも面白いかもしれない。 悪役かと思ったスーパーバイザーの平や霧島先生にも信念があり、それを知れば憎めない。とにかく悪役がいないのも読後感がよい。別に遠くからアドバイスを送って大活躍するわけでもない奥さんと息子も、なかなかの距離感で、どうして登場したのかと思いつつ、やはりいないと味わいが足りないだろう。 なんとなく、モデルの病院というか、ここなら合致するのではと思う病院がありますが、どうだろう。
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病院内のコンビニ。まったく考えたことはなかったけれど、真実かどうかは別にしても、いろんな難しさや、気づかなかった配慮がたくさんあるんだなぁ、と知れたのは嬉しかったな。 2018/4/25読了 2018年の20冊目
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大手コンビニ「キャメルマート」の病院内の店長として単身赴任した小山田。 売り上げの数字がすべてだというコンビニ本部の意向に逆らい、 病院という特殊な場所にあるコンビニの役割とは何かを考え、 患者や医師、そこで働く人々に寄り添い、イベントや新商品の開発に奔走する─── #さびしい...
大手コンビニ「キャメルマート」の病院内の店長として単身赴任した小山田。 売り上げの数字がすべてだというコンビニ本部の意向に逆らい、 病院という特殊な場所にあるコンビニの役割とは何かを考え、 患者や医師、そこで働く人々に寄り添い、イベントや新商品の開発に奔走する─── #さびしいサッカーボール 事故で片足をなくして大好きなサッカーをあきらめなくてはならなくなった海斗12歳。 アンプティサッカー(病気や事故で手足を切断した選手が、松葉杖をついてプレーする)の選手と出会い… 「片脚を失くしただけで、両脚を失くした気になるな!」 リハビリで、たった一歩しか進めないなんて悲観しないでほしい。 その一歩がどれだけ大きいことであるかと陽気に語る選手。 絶望の淵から這い上がり、努力し続ける人の言葉は何より重い。 #にがい猫缶 (このお話は、個人的にかなりキツかった…) どうしても高級な猫缶が欲しいと訴える、認知症の老婦人の悲しい記憶。 何十年経っても消えない後悔と、悲しく深い傷。 戦時中は、軍用犬やお国のためにと飼っていた馬はもちろん犬や猫までが供出させられたという。 戦争は人間ばかりが犠牲になるわけではない。 動物たちは、何もわからないまま、愚かな人間の犠牲になる。 #熱きおまけ かつて戦隊もののヒーローだった俳優が余命宣告を受けた。 誰か一人でも多くの人に勇気を与えたいと、その最後の命の炎を燃やす。 おぼろげに覚えている「ライダースナック」 サクサクとしてほんのり甘く、やさしい味だったような…。 舞台が病院ということもあって、テーマは重かったです。 でも、不思議と温かな気持ちで読み終えることができました。 ※タイトルの「P・O・S」とは、ポイント・オブ・セールシステム。 物品販売の売り上げ実績を、単品単位で集計できるシステムのこと。
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初めての作家さん。書店でなんとなく目について気分転換に購入。あらすじで、持ち前の効率主義、利益しか頭にない、と書かれた主人公がどんな風に翻弄されるのかと思ったけれど。。(そういうのを期待していたので)、違和感なく人助けしているように見える主人公に、よくある心温まる系だなと、若干飽...
初めての作家さん。書店でなんとなく目について気分転換に購入。あらすじで、持ち前の効率主義、利益しか頭にない、と書かれた主人公がどんな風に翻弄されるのかと思ったけれど。。(そういうのを期待していたので)、違和感なく人助けしているように見える主人公に、よくある心温まる系だなと、若干飽きている自分が。 それでも、最後のお弁当の件でまさかの号泣、、、。そんな自分にビックリ。
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