カーネーション の商品レビュー
なかなか難しいテーマ。だけど子どもにも分かりやすい文章で色々考えさせられるお話でした。 一人称と三人称が混じる文章の書き方はちょっと違和感もありましたが…。 大人になっても、「こうあるべきだ」という考えに縛られたり、人の噂に振り回されたりすることもある。 でも、一見ふつうと...
なかなか難しいテーマ。だけど子どもにも分かりやすい文章で色々考えさせられるお話でした。 一人称と三人称が混じる文章の書き方はちょっと違和感もありましたが…。 大人になっても、「こうあるべきだ」という考えに縛られたり、人の噂に振り回されたりすることもある。 でも、一見ふつうと違うかたちがあってもいい。 自分の目で見たものを信じればいい。 ということにあらためて気づかされた作品でした。
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勤務先で児童にあるか尋ねられ、なかったので公共図書館のYAコーナーにあったのを読んだ。 私自身、愛子に共感できたのは、嫌いと思う理由がないということ。理由がなく人をうっとうしく感じる自分に自己嫌悪。 私にとっては義父だったので、ちょっと違うかもしれないけど… そして日和の気持...
勤務先で児童にあるか尋ねられ、なかったので公共図書館のYAコーナーにあったのを読んだ。 私自身、愛子に共感できたのは、嫌いと思う理由がないということ。理由がなく人をうっとうしく感じる自分に自己嫌悪。 私にとっては義父だったので、ちょっと違うかもしれないけど… そして日和の気持ちを思うと身につまされる。特に、保育園のときの思い出には、自然に涙が。 周りに話せる人がいるのが物語の救い。 家族だからって一緒にいなくちゃいけないわけじゃない、って、今一番思っていること。 この話のように、離れて前よりいい関係になれるって保証があるといいけど、そこは家族それぞれでしょうね。 尋ねてくれた児童にも読ませたいけど、予算が削られる小学校の学校図書館には入れられないかなあ。
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一度捨てて、捨ててそこから築きなおす関係もあるのかと思った。 「母性」の振れ幅や、社会的な圧力も怖いと思った。 妹に向ける母性にも歪んだものを感じた。 親も親として成長していかなくてはいけないのか。
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50分くらいで一気読みでした。 日和は母に愛して欲しくて愛される努力をしている、母は愛したいけど愛せない話 日和目線で書いてあるのと、愛子目線でかいてあるのがあって凄く分かりやすい! 泣けます…
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主人公の中学生の心の変化や状況がよく伝わりました。 やっぱり私は人は人の中でしか育たない!が主題に入っている物語が大好きなようです。 主人公を取り巻く人がいい味出しています
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どうにもならない子どもの立場。 壊れてしまわないか心配になりながら読みました。 苦しい時に支えようとしてくれる人が近くにいること、その事に気づくこと。 なかなか難しいことですが ホッとできる場所があると心が壊れずに済むものですね。 一見つらく当たってくるようでも 何を思っているか...
どうにもならない子どもの立場。 壊れてしまわないか心配になりながら読みました。 苦しい時に支えようとしてくれる人が近くにいること、その事に気づくこと。 なかなか難しいことですが ホッとできる場所があると心が壊れずに済むものですね。 一見つらく当たってくるようでも 何を思っているかは表面からはわからないこともあるんですね。 話し合うこと、みんなで逃げずに向き合うことでいい方向へ向かってこちらもホッとしました。 良かった(*´∀`)
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移動中にうっかり読んでしまったので 車内で泣いてる怪しい妊婦になってたとおもう 昔読んだハッピーバースデーと似てる。 娘と母親ってむずかしいのねー 生まれてくる子を可愛いと思えるといいなぁ
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視界をにじませながら、一気に読んでしまった。 あんまりにもつらくて、くるしくて、胸がぎゅっと締め付けられた。 家族ってなんだろう。 いろんな人がいるからいろんな家族の形があったっていい。 でも、家族に愛されないのはつらい。 役割や関係性にとらわれすぎてしまうとダメになっ...
視界をにじませながら、一気に読んでしまった。 あんまりにもつらくて、くるしくて、胸がぎゅっと締め付けられた。 家族ってなんだろう。 いろんな人がいるからいろんな家族の形があったっていい。 でも、家族に愛されないのはつらい。 役割や関係性にとらわれすぎてしまうとダメになってしまうのかもしれない。 最後が前向きだったのが救い。
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よかった タイトルの「カーネーション」、花言葉がじわりと効いてくる 途中から、ずっと泣きながら読んだ 外からはごくごく普通の家庭に見えるのに、ちょっとした勘違いではすまない、亀裂が入った家族 娘は母に愛されたい 母は娘を愛せない 父はその現実から目をそむける 愛してほしくて、努力して、我慢して、それでも拒絶されたら、愛どころか、自分が壊れてしまう… 物語は、完全解決ではないけれど、希望のあるラストになっていて、私も救われた気がした
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※このレビューにはネタバレを含みます
誰にでも、どうしても相性の悪い人間はいて、なるべく深く関わらないことでやり過ごせるものではあるが、その人が家族であったら悲惨だ。それが親や子どもであったら。 しかし、それは起こりうる。思春期の少女を主人公に、母から疎まれて傷つき、どうにか距離をとることができるまでを描く。 この主人公は母には愛されなくても、父は愛して守ってくれるし、相談できる大人も友達もいる。何より、母は専業主婦でありながら、父と二人でアパートを借りることができる経済的余裕がある。これは大いなる救いで、父は気付かず仕事に没頭、相談できる大人も友達もなく、経済的にも苦しい家で同じことが起こったらどうだろうかと、考えずにはいられない。 しかし、この本は中高生向けだから、これでいいのかもしれない。最近の岩瀬成子の小説みたいにリアル過ぎると、辛すぎるから。 欲を言えば、社会人になって自立した主人公が幸せになり、母に対して赦しを感じられるようなラストがあったら、もっと良かったかもしれない。同じような立場の中高生は、自分が幸せになれるのか、特に自分の子どもを愛せるのか、きっと不安だと思うから、大丈夫だよ、と伝えてやるためにも。 余談だが、背表紙にまで酒井駒子の名前が入っていて、(表紙だけで、挿し絵はないのに)そんなに酒井駒子は人気なのか?酒井駒子が表紙を描いているだけで買うほどに?という疑問がふつふつと。まあ、子ども向けの本はタイトルと表紙絵で勝負が決まってしまうということは否定しないけど。
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