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人工知能の見る夢は の商品レビュー

3.2

25件のお客様レビュー

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2022/04/06

かなり斜め読みしてしまったが、なかなか面白いのもあった。特に宮内氏の、会話だけで読ませるのが、さすが秀逸。世にも奇妙な物語とかでそのまま使われそうな感じだ。AIを姉さんと呼ぶトラック運転手も面白かった。

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2021/01/18

人工知能の研究者たちが、SF作家にショートショートを依頼する、という形でできた作品。 現在 どのような研究が行われているのか、どこが注目すべき点なのか、などが 章末の解説で解り、その解説に沿って作品を眺めると、非常に「なるほど」となる。

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2021/01/28

2021.1.9市立図書館 人工知能学会誌に連載されたSFショートショート作品をまとめた一冊。「対話システム」「自動運転」「環境に在る知能」「ゲームAI」「神経科学」「人工知能と法律」「人工知能と哲学」「人工知能と創作」といったテーマごとにその道の専門家の解説付。一編一編はみじか...

2021.1.9市立図書館 人工知能学会誌に連載されたSFショートショート作品をまとめた一冊。「対話システム」「自動運転」「環境に在る知能」「ゲームAI」「神経科学」「人工知能と法律」「人工知能と哲学」「人工知能と創作」といったテーマごとにその道の専門家の解説付。一編一編はみじかいのに、あれこれ考えさせられたり、読み返したりするので、ずいぶん時間をかけてやっと読み終えた。知的におもしろい。 「対話システム」ぜんぶ、「自動運転」の「姉さん」、「環境に在る知能」ぜんぶ、「人工知能と哲学」ぜんぶ、それに「人工知能と創作」ぜんぶおもしろかった。人間的なロボットとロボット的な人間の境界について考えずにいられない「夜間飛行」(宮内悠介)、「習うより、教えてみて初めてものごとがわかる」から出発して子どもの成長の伴走ロボットを開発する「ダッシュ」(森下一仁)、音楽や文学の創作以上に受容/鑑賞/評価もまた人間にしかできない能力ではないかということに気づかされる「舟歌」(高野史緒)がとくに心に残る。新井素子「お片づけロボット」は共感しかない。最後に置かれた第4回星新一賞応募作品、プロットと文章の生成を機械化して制作された「人狼知能能力測定テスト」をみて、もうここまで書けるのか、とおどろかされた。 まあそれにしても、SFショートショートの世界はみんな濃淡はあれ星新一の子ども/弟子なんだなぁ。そして、機械が書いたのだけは、星新一の匂いがしないのだった。

Posted byブクログ

2020/06/27

8つに大きく分類された、AIを題材にしたショートショート集。結果的に、昔大量に読んだ星新一のショートショートと似た雰囲気の作品が多く懐かしさを感じた。 最後にAIで作成したショートショートが掲載されているのが結構気が効いているな、と思った。

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2020/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ショートショート27篇。もちろん各々オチがあるのだが、最後まで読んで小気味よく忘却の棚に片付けるでにショートコースとは言え途中の景色、結末への推測憶測妄想が小説の構成要素である。 8つのテーマに分けられ、各々のテーマについて解説が入る。 【ゲーム】では、人間とは異質のアプローチで〈棋力〉を獲得するに至った将棋や囲碁のA I の手が人間プロ棋士の参考になる事例から、将来の創造的分野での協働を予測する。 人工知能は〈自己保存〉を〈本能〉として組み込まれれば、その究極の理想社会ではホモサピエンスを奴隷にして機械のボディをメインテナンスさせ、AI 同士でゲームなど嗜むだろうか。、文明を持った知性として地球で孤独な存在だった人類に伍して、将棋の形勢判断や詰み有無判定にPC活用されるように、AIが友達として文明維持発展に協力するだろうか

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2019/02/05

人工知能学会誌で連載されていたAIショートショート集。AI専門家の解説がついているのが面白い。ロボットや自動運転、AIに心はあるか?といったテーマのなかで、新井素子さんの「お片付けロボット」が好き。お掃除じゃなくてお片付けね。共感。

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2018/11/07

人工知能に関するショートショート集。カテゴリー毎に専門分野の第一人者からの解説が加わる。SFだと思ってた話が現実味を帯びている。楽しみであり、不気味でもある。2018.11.7

Posted byブクログ

2018/10/21

SFなど人工知能に関連する短編小説を対話システム、自動運転、ゲームなどの種類に分類し紹介したもの。各分類ごと最後にAIの専門家による解説がついている。ピンとくるもの、興味が湧く短編は少なかった。

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2018/10/09

SF作家と人工知能学会によるAIの最新研究の解説とそのテーマに関わるショートショートという異色のコラボ。アカデミックな研究書ではないためスイスイ読めつつAI研究の一端に触れられる。IT系でブームが起きるとその単語を付したサービスが溢れすぐに消えるサイクルがあるが今はAIを売りにし...

SF作家と人工知能学会によるAIの最新研究の解説とそのテーマに関わるショートショートという異色のコラボ。アカデミックな研究書ではないためスイスイ読めつつAI研究の一端に触れられる。IT系でブームが起きるとその単語を付したサービスが溢れすぐに消えるサイクルがあるが今はAIを売りにした商品・サービスが溢れている。これらのセールストークに振り回されないためにはリテラシーを常に向上させねばならぬ。

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2018/10/08

23:短編アンソロジー。高野史緒さんのがめっちゃ良かった。同じく、AIをテーマにしたアンソロジーで解説がつく、というハヤカワの本があったけど、一作の分量がたくさんあった分、ハヤカワのが読み応えがあったなあ。

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