約束 の商品レビュー
2023/12/22読了 前作からのスコット&マギーのコンビに加え、今作はコール&パイクの私立探偵コンビ(此方は、この作家が以前からシリーズものを書いていたキャラクターらしい)が、共に事件に挑む。――ってことは措いて、健気で賢いマギーに心を鷲掴まれ、相変わらずの犬バカ全開のリーラ...
2023/12/22読了 前作からのスコット&マギーのコンビに加え、今作はコール&パイクの私立探偵コンビ(此方は、この作家が以前からシリーズものを書いていたキャラクターらしい)が、共に事件に挑む。――ってことは措いて、健気で賢いマギーに心を鷲掴まれ、相変わらずの犬バカ全開のリーランド主任の台詞にニヤリ。この人にとって、“人並みの扱い”は犬のそれに劣るに違いない。
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前作でスコットとマギーがとても好きになったので、勢いのまま読みました。 マギーの存在がやっぱり大きいです。 次作ではもうスコットとマギーが出ないとのことで、読むモチベーションはさがりましたが、あとがきの訳者さんが言うところ、作者さんはまだスコットとマギーを書く気はあるとのことなの...
前作でスコットとマギーがとても好きになったので、勢いのまま読みました。 マギーの存在がやっぱり大きいです。 次作ではもうスコットとマギーが出ないとのことで、読むモチベーションはさがりましたが、あとがきの訳者さんが言うところ、作者さんはまだスコットとマギーを書く気はあるとのことなので諦めずに待とうと思います。
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「約束」という言葉の重さは、その人が引きずってきた人生の重さにも通じる。 前作『容疑者』で愛犬家にはたまらない物語を見せた作者の続編で、警察官スコットと警察犬マギーが心を通わせる描写は相変わらずこまやか。 ただ、今回の主役は妙な依頼から事件に巻き込まれた探偵エルヴィス・コール...
「約束」という言葉の重さは、その人が引きずってきた人生の重さにも通じる。 前作『容疑者』で愛犬家にはたまらない物語を見せた作者の続編で、警察官スコットと警察犬マギーが心を通わせる描写は相変わらずこまやか。 ただ、今回の主役は妙な依頼から事件に巻き込まれた探偵エルヴィス・コール。 どうやら以前に作者が出版していた<探偵コール&パイク>シリーズの新作でもあるらしい(以前のシリーズは未読)。 探偵コールとその相棒のジョー・パイク、友人の民間軍事請負業者ジョン・ストーンが事件を解決していく様子は、プロフェッショナルの仕事ぶりを感じさせる痛快活劇。 会話も軽快でテンポよくストーリーが進んでいくが、三人の行動の背景には単に「お仕事」ではない矜持のようなものが見え隠れする。 章ごとに視点が変わる。 探偵コールは一人称、その他は三人称で語られ(警察犬マギーも三人?称)、かつ、同じ場面を各視点で描くこともある。 視点の変換は、場合によって煩雑さが出てしまい読者が集中できない場合もあるが、この本はコールを一人称にすることで明確な変換を促しているのだろう。 スコット&マギーからコール&パイクへ、つられていってもいいかもしれない。
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「容疑者」の続編で警察犬マギーのシリーズだと思って読み始めたら、コール&パイクというキャラ強めのコンビがメインの展開に。もっとマギー登場しないの?と思っているうちに、いつの間にかコール&パイクの虜になっていました。この2人のシリーズの方が本家なので1粒で2度おいしい作品です。
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スコットとマギーの第二弾。 と思いきや、エルヴィス・コールもジョー・パイクも出ていた。 失踪した女性を探すために女性の知り合いを訪ねたコールは、 逃亡中の犯人を追ってきたスコットとマギーに出会う。 女性はジャーナリストだった息子を自爆テロで失い、 復讐しようと爆薬を作っていた。 スコットは犯人の顔を見ていたため、命を狙われることになり、 コール達と協力することに。 いままでいろいろな人を守ってきたコール達、 今回は若くもない、スタイルが良いわけでもない女性だが、 やっぱり彼らは守るのかとちょっと感動した。 最後には息子の敵もとっていたし。 貸倉庫の中に入って爆弾を捜すことができないコールたちが、 マギーに探してもらおうスコットを呼び出すところも、 コールの笑顔が通じなかったそこの事務所の女性を、 マギーがめろめろにするところも面白かった。 ドラマでいう所のクロスオーバー作品、 なかなか良かった。
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続編が出ているのについ最近気づき、そちらを買う前に本作を再読。読後感がよい、救いがある。さり気なく漂うユーモアにホッとさせられる。犬もいい。
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『容疑者』の続編。 今巻も出だしは、いまいちだ。ワンちゃんの登場も少ないので、なかなか読み続けるのがつらい。中盤過ぎからだんだん面白くなったけど、またも内部の裏切り者の話で、この作者は結局その展開にしかならないのかな。それともアメリカの警察関係は、裏切り者ばかりなのだろうか。
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ロス市警スコットと相棒の雌のシェパード、マギーの物語。どちらもパートナーを亡くす深い喪失から再生をかけて立ち上がろうとする、1人と1頭の物語。
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★3.2 2020.3.30 「容疑者」のスコットとマギーの続編ということで読み始めたが、今回の主役はスコット&マギーではなく、コール&パイクのようだ。 だからといって、面白くない訳ではなく、ハードボイルドミステリーとしてしっかり読み応えのあるものだった。 ↓↓↓内容↓↓↓...
★3.2 2020.3.30 「容疑者」のスコットとマギーの続編ということで読み始めたが、今回の主役はスコット&マギーではなく、コール&パイクのようだ。 だからといって、面白くない訳ではなく、ハードボイルドミステリーとしてしっかり読み応えのあるものだった。 ↓↓↓内容↓↓↓ ロス市警警察犬隊スコット・ジェイムズ巡査と相棒の雌のシェパード、マギーは、逃亡中の殺人犯を捜索していた。マギーが発見した家の中には、容疑者らしい男が倒れており、さらに大量の爆発物が。同ころ、同じ住宅街で私立探偵のエルヴィス・コールは失踪した会社の同僚を探す女性の依頼を受けて調査をしていた。幾重にも重なる偽りの下に真実はあるのか。スコット&マギーとコール&パイク、固い絆で結ばれたふた組の相棒の物語。
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とっても魅力的だった前作「容疑者」。ロス市警K9のスコット・ジェイムズ巡査と相棒の警察犬マギーが帰ってきてくれた!こんかいは著者ロバート・クレイスの代表作でおなじみの探偵エルビス・コールとのコラボだよ。 探偵コールの軽さとジェイムズ巡査の青臭い一途さが、ちょうど良い塩梅で組み合わ...
とっても魅力的だった前作「容疑者」。ロス市警K9のスコット・ジェイムズ巡査と相棒の警察犬マギーが帰ってきてくれた!こんかいは著者ロバート・クレイスの代表作でおなじみの探偵エルビス・コールとのコラボだよ。 探偵コールの軽さとジェイムズ巡査の青臭い一途さが、ちょうど良い塩梅で組み合わさっている。 かわいいマギーの話をもっとじっくり読みたい気もするけど、ここは(コナリーの)ボッシュ刑事とリンカーン弁護士的な豪華コラボを楽しむべきなんだろう。 ストーリー自体はとても楽しめるし、ラストに向けての盛り上がりも上々。しばらくロバート・クレイスを読み続けよう。4.2 "「エルビス・コール探偵事務所、雨天決行がモットーです」 ユーモア。最高の観客はわたしだ。" ジェイムズ巡査の上司、リーランド指導官 「この素晴らしい生き物と一緒に過ごす時間の1分1秒が、てんのめぐみなんだ。犬たちはその尊い心をありのままにおまえにさらけ出し、自分からはなにひとつ隠し事をしない。おまえの情けない人生の中で、同じことを言える人間がいるか?」
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