渚にて の商品レビュー
311以降に語られる怪談を集めた一冊。 読んでいて「語り手は生きている」と言うことを強く感じた。死者は語れない。怪異を語ることができるのは、生きている人だけなのだ。そうして、死者もかつて生きていたのだと。 生の延長線上に死がある。そうして同じ地平に居るような感じ。 怖い怖...
311以降に語られる怪談を集めた一冊。 読んでいて「語り手は生きている」と言うことを強く感じた。死者は語れない。怪異を語ることができるのは、生きている人だけなのだ。そうして、死者もかつて生きていたのだと。 生の延長線上に死がある。そうして同じ地平に居るような感じ。 怖い怖くないという怪談ではなく、不思議な感覚。 ここからは、内容とはあんまり関係の無い雑感。 この本は東北地方の作家さんたちのアンソロジーなのだが、読んでいて「これは怪談作家さんだな」「これは文芸作家さん」というのがはっきりと分かったことに驚いた。 怪談作家さんは明快でわかりやすい文章を書く。文芸作家さんは叙情的でこまやかな心の移り変わりを書く。確かに実話怪談で文芸作家さんのような文体だと臨場感が薄れるだろう。また、短い文字数の中にコンパクトに怪異を想像させるためなのかもしれない。 怪談作家さんに独特な表現文体が有ることを知った一冊。
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あの日は日本人にいろんな気持ちを残した。 私は日本にいなかったから、 未だに何かがワカラナイ気が続いて いろんな本を読む。 途中震災と関係ない奴もあったけど 避難が非難になったままのもあったけど なんかじんわりきた。
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