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うみがめぐり の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2022/11/05

命は歩き続けて……ぼくたちを通過していく。 この視点がいい。 暗い青ばかりの絵なのに、生き物たちがとても生き生きしている。不思議です。

Posted byブクログ

2022/10/13

海の中の食物連鎖を描いた絵本。 生まれたばかりのカメが本能のまま海を目指し、過酷な環境で生き続けて成長できるのはほんの僅か。 外から見たら全くわからない、海の中のダイナミックな生き物たちの動き、緊迫感が描かれ小さな生き物は大きな生き物の命となっていく。 しかしクジラでさえもその命...

海の中の食物連鎖を描いた絵本。 生まれたばかりのカメが本能のまま海を目指し、過酷な環境で生き続けて成長できるのはほんの僅か。 外から見たら全くわからない、海の中のダイナミックな生き物たちの動き、緊迫感が描かれ小さな生き物は大きな生き物の命となっていく。 しかしクジラでさえもその命が尽きた時、海の生き物たちの栄養となる。 お互いがお互いの体の中に命を与え合う関係は、人間はもちろん、陸の動物の食物連鎖とも違う。 命を借り合いながら海で生きる生き物たちの関係はすごいの一言。 生まれたばかりのウミガメが大きなウミガメに出会う場面の迫力に痺れます。

Posted byブクログ

2023/07/06

ウミガメを主人公に、割とリアルなタッチで描いた、海に住む生物たちの、命の連鎖の物語。 小さいウミガメの可愛さとは対照的に、ウミガメを食べようとする生物たちの迫力ある絵柄は印象的ながら(特にザトウクジラは圧巻)、襲われるシーンが多く、ウミガメにとっての海はそんなに危険なのかと、不...

ウミガメを主人公に、割とリアルなタッチで描いた、海に住む生物たちの、命の連鎖の物語。 小さいウミガメの可愛さとは対照的に、ウミガメを食べようとする生物たちの迫力ある絵柄は印象的ながら(特にザトウクジラは圧巻)、襲われるシーンが多く、ウミガメにとっての海はそんなに危険なのかと、不安を感じたりもしました(それが自然の厳しさだと言われたら、そうなのですがね)。 そんな中での、 『たべるということは いのちをうばうということではなく いのちを すこしのあいだ かりること』 といった、次の世代の、他の生き物の赤ちゃんの糧になる形で、命は返されて、巡り続けていく説明には、なるほどと思いました(ウミガメの赤ちゃんもプランクトンを食べて生きている)。 また、物語の後に、ウミガメの詳しい説明や、ウミガメが絶滅危惧種であることに、警鐘を鳴らしていたりと、絵本を読んで、ウミガメに興味を持ったお子さんが、更に詳しく知るには良いかなと思いました。 ただ、物語の文章の所々の言葉遣いが、個人的には気になってしまい・・・「とんちき」とか、「おだぶつ」は、他の言葉に差し替えてもいいのではと思いました。

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2022/07/20

図書館の本メモ。海の生物好きな4歳長男が気に入った絵本。絵が綺麗で、命のめぐりの壮大なお話し。 4歳児にどれくらい理解できるかなーと思うけど、好きで読んでる。きっとこの世界を本人なりに理解している。

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2021/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海の生き物関係の展覧会で知った作家さん 2019年11月に読了しているのに感想書いてない。 とても印象に残った絵本なのに… 摩訶不思議… 2021年1月2日に再読 きづいたらうまれてた いのちというのは とんちきで 気づいたら うまれてる ほんと、とんちき…...( = =) トオイメ ウミガメが産まれた浜辺はゴミだらけ… ウミガメが殻を破って海へと向かう ウミガメの赤ちゃんの冒険絵本 アライグマやダイサギ、イトヒキアジなんかに出会う ゴミが描かれてるんだけど、作中はゴミにはふれない ダイバーにはお馴染みのホンソメワケベラとか嬉し登場(笑) 30種くらいのいきものが描かれていて 巻末に、登場したいきもの図鑑あり アオウミウシがあって、どこ?って探した(ふふふ) 夜の海 どうしてさかなはしずまないんだろう どうしてうみはあおいんだろう … いわしのたいぐんを狙ってやってくる シロカツオドリ、まぐろのたいぐん そして ずもももももももも とさいごにザトウクジラのおどりぐい たべられたいのちはどうなるんだろう? いきてるあいだにたくわえたいのちは たべものとしてうみへ還っていく たべるということは いのちをうばうということではなく いのちを すこしのあいだ かりること 海には いのちがあふれている 巻末にウミガメについて と 7種類のウミガメを絶滅危惧種にしてしまった人間の問題 ①混漁問題 ②ゴミ問題 ③乱獲 ④砂浜の減少 表紙裏の 世界のウミガメの横顔のイラストええわあ~

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2019/08/19

なんか、もったいないなー、と感じてしまった。 絵は間違いなく上手いし味もある。けど、対象年齢がはっきりしない。「科学のとも」を読むぐらいの小さな子向けなら、後ろの解説ページを増やして絵も大きくし、本文の文章を少なくした方がバランス良かったのでは。文章も、あんま、上手くない。伝えた...

なんか、もったいないなー、と感じてしまった。 絵は間違いなく上手いし味もある。けど、対象年齢がはっきりしない。「科学のとも」を読むぐらいの小さな子向けなら、後ろの解説ページを増やして絵も大きくし、本文の文章を少なくした方がバランス良かったのでは。文章も、あんま、上手くない。伝えたい事は分かるけど、説明文句が過剰。子供がついついページをめくってしまうような文ではない。かといって大人向けでもなさそう。絵に合わせた文を書いてくれるよう別の文筆家に頼んだ方が良かったのではないか。説明や伝えたい事は解説ページで補填すると割り切って。 うん〜、やっぱり勿体ない気がしてしまう。

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2019/04/30

 お世話になっている仮説社から,ついに絵本まで出ました。さすが,科学関係の書籍を扱っているとあって,内容は「科学」です。  ウミガメの赤ちゃんの一生の話かなと思っていたら,そうではありませんでした。  いのちはつながりあっている…そんな話でした。ということは,やっぱりウミガメの赤...

 お世話になっている仮説社から,ついに絵本まで出ました。さすが,科学関係の書籍を扱っているとあって,内容は「科学」です。  ウミガメの赤ちゃんの一生の話かなと思っていたら,そうではありませんでした。  いのちはつながりあっている…そんな話でした。ということは,やっぱりウミガメの赤ちゃんの一生の話でもあるのでしょうね。  どのページの絵も迫力があって,見応え十分。そして,オノマトペもおもしろい。これぞ,絵本ならでは…です。

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2018/07/19

ウミガメの子ども達が、生まれて海を冒険していきながら、海と命を描き出した絵本。 素敵! とにかく絵が素晴らしい! ずっとながめていられる。 深い海の色と、クジラなどの生き物が、魅力的に、かつ神秘的に描かれている。 巻末のウミガメの生態解説やミニ図鑑も必読。

Posted byブクログ