ご本、出しときますね? の商品レビュー
うわぁ、すごく面白かった! BSもテレビ東京も写らないので知らなかったけれど、この番組は面白かっただろうなぁ。 若林さんの本好きは知っていたけど、適度な相槌と押し付けすぎない自分なりの解釈を補足したりと、頭の良さをうかがわせる司会者ぶり。彼のエッセイも読んでみたいです。 ここ...
うわぁ、すごく面白かった! BSもテレビ東京も写らないので知らなかったけれど、この番組は面白かっただろうなぁ。 若林さんの本好きは知っていたけど、適度な相槌と押し付けすぎない自分なりの解釈を補足したりと、頭の良さをうかがわせる司会者ぶり。彼のエッセイも読んでみたいです。 ここに出られた作家さんたちの著書は、読んでいたり読んだことはなかったりと半分半分くらいだけど、みんなどこかしら吹っ切れているところがいいなぁと思いました。 わたしも、彼の人たちのように、心を自由にして生きていきたい。
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小説家同士の対談集(BSの番組の書籍版) 様々な世代、性別の小説家の私生活が窺えて面白い。 小説家が書いた文章は時間をかけて厳選された言葉であり、 日常的に話す言葉はもっと粗く、不完全なこともある。 特殊な職業で特殊な日常生活を送っているため、 小説以外では奇抜な価値観や振る舞...
小説家同士の対談集(BSの番組の書籍版) 様々な世代、性別の小説家の私生活が窺えて面白い。 小説家が書いた文章は時間をかけて厳選された言葉であり、 日常的に話す言葉はもっと粗く、不完全なこともある。 特殊な職業で特殊な日常生活を送っているため、 小説以外では奇抜な価値観や振る舞いもあり、とても興味深い。 小説家の先輩後輩関係なども小説を楽しむ異なった切り口として面白い。 (例えば朝井リョウ、柚木麻子、窪美澄の3人が同期)
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若林氏と作家との対談の様子。 若林氏のお人柄によって有名作家達の本音がバシバシ引き出されております。 敬遠しがちだった作家の素顔がのぞけて一度作品を手に取ってみようと思えました。 若林氏の外見と違う内面の鋭い部分も良くでております。 天才だと思われる作家であっても目線や感情は凡人...
若林氏と作家との対談の様子。 若林氏のお人柄によって有名作家達の本音がバシバシ引き出されております。 敬遠しがちだった作家の素顔がのぞけて一度作品を手に取ってみようと思えました。 若林氏の外見と違う内面の鋭い部分も良くでております。 天才だと思われる作家であっても目線や感情は凡人と重なる部分が少しでもあるのだと教えてもらえる一冊。 本が好きな人はぜひ手に取っていただきたい。おすすめ。
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作品より先に作家の方の人間性に触れて、 「この人の本なら読んでみたい」という様なことは 個人的に良くあるので、こういった本があって 名前くらいは知っている程度の認識だった、 いろんな作家の方の人間性が垣間見えるのは とても面白いです。 角田さんの九九の話がとてもいいですね。
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オードリー若林さんが様々な作家と対談する本。 さすが作家さんだけあって、皆さま個性的です。 中にはこれまでなんとなく苦手かもと避けていた作家さんやここで酷いこと書いちゃった作家さんもいらして、ごめんなさいと思いつつ、でもそういった方達の話も面白く読ませていただきました。 色々な思...
オードリー若林さんが様々な作家と対談する本。 さすが作家さんだけあって、皆さま個性的です。 中にはこれまでなんとなく苦手かもと避けていた作家さんやここで酷いこと書いちゃった作家さんもいらして、ごめんなさいと思いつつ、でもそういった方達の話も面白く読ませていただきました。 色々な思いをしながら作品を世に送り出してくださっているのに、好き嫌い言って申し訳ない気もしますが、こればかりは相性も好みもあるから仕方ないんですよね。 こちらの本で興味がある作家さんも見つけたので、また読んでみたいと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
長嶋「本でも、「本棚を見るとその人の個性がわかる」と言うじゃないですか。嘘だと思います。友達が旅行先で買ったやつとか、自分のセンスとは違いお土産をくれるときがあるじゃない?そういうものを、自分のセンスと無関係に、もらった縁で飾る人が好きなんです。「あなた、こんなセンスなんだ……」みたいに思わない、っていうことです。逆に、全部完璧なセンスにしている部屋を信用しない。普通に生きていたら、ノイズのようなものをもらったりするはずなんですよ」(pp.81-82) 角田光代「そのとき気づきました。小説は人を救わない。少なくとも、わたしは小説で救われたことはないって。それで伺いたかったのは、お仕事と自分が救われるものは関係があるのかないのかということ」 若林「なるほどねえ。今は猫ですか?」 角田「猫がいれば頑張れます」 若林「それはどういうときに?」 角田「「この子を残して死ねない」と思うとき。あとは。すっごく辛いときに、夢でまでうなされて、ふっと目を開けると、猫がわたしの胸の上でスウスウと寝息立ててたりすると、帰ってこれた、生還できたって思います」(p.264) 西加奈子「正義って優しくないもんね?」 若林「自分のことを完璧に「善」だと思っている、その勢いが怖い」 西「他人を糾弾するときの人の目って、ガーッと見開きすぎて真っ黒なんだよね」(p.272) 角田「西さんの書かれることは、小説の本質じゃないかなって思います。本当の悪人もいないし、善人ぶっている人もいないし、悪いけど、悪いだけの人もいない。それを配分していくのが小説だと思っています」(p.273) 西「”誰かを傷つけている”と自覚して書く」(p.278)
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異世代の人が理解しあうのにオススメ/朝井リョウ,西加奈子 →シェア/加藤秀行 憧れの人やスーパースターにまつわるオススメ/長嶋有,西 →エドウィン・マルハウス/スティーヴン・ミルハウザー ネットとの付き合い方がわからない人のため/長嶋,朝井 →あなたを選んでくれるもの/ミラン...
異世代の人が理解しあうのにオススメ/朝井リョウ,西加奈子 →シェア/加藤秀行 憧れの人やスーパースターにまつわるオススメ/長嶋有,西 →エドウィン・マルハウス/スティーヴン・ミルハウザー ネットとの付き合い方がわからない人のため/長嶋,朝井 →あなたを選んでくれるもの/ミランダ・ジュライ 変態の気持ちがわかるかもしれない/村田沙耶香,加藤千恵 →恋愛小説集/岸本佐知子 肩の力を抜きたい人/平野啓一郎,山崎ナオコーラ →高瀬舟/森鴎外 私とは何か「個人」から「分人」へ/平野 夫婦で読む/佐藤友哉,島本理生 →死の棘/島尾敏雄 世界の実相を掴みたい人/羽田圭介,藤沢周 →辻/古井由吉 悩める20代の道を照らす/海猫沢めろん,白岩玄 →砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない/桜花一樹 電車内でマナーの悪い人に遭遇し迷惑を被ったときは、人ではなく虫だと思ってあきらめる/文則 自意識をなんとかしたい/中村航,中村文則 →きりぎりす/太宰治 猜疑心に苛まれる/窪美澄,柴崎友香 →村に火をつけ、白痴になれ/栗原康 ズルしたくない/角田光代,西 →輝ける闇/開高健 他人に寛大になりたい/尾崎世界観,光浦靖子 →ライン/村上龍
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オードリー若林が司会で小説家さんたちとのトークバラエティを書籍化した物です。勝手に小説家さんは真面目で堅いイメージがありましたが、良い意味で大きく裏切られました。少し(?)変わっていてもっと知りたいと思う不思議な魅力がありました。書いている人を少し知った上で読む本は、普通に読むよ...
オードリー若林が司会で小説家さんたちとのトークバラエティを書籍化した物です。勝手に小説家さんは真面目で堅いイメージがありましたが、良い意味で大きく裏切られました。少し(?)変わっていてもっと知りたいと思う不思議な魅力がありました。書いている人を少し知った上で読む本は、普通に読むよりも面白いと思います。本好きには堪らないこの番組をリアルタイムで見たかったです。
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やっぱり小説家って面白い方がたくさんなんだなーと感じながらも、やっぱり小説家も同じ人間なんだなって人間臭さを感じる部分もあって新鮮だった。 小説の言葉で人を傷つけているのを承知で、その責任をすべて負いながら小説を書いているというのには驚きだったし、人それぞれの感覚や意見に怯えな...
やっぱり小説家って面白い方がたくさんなんだなーと感じながらも、やっぱり小説家も同じ人間なんだなって人間臭さを感じる部分もあって新鮮だった。 小説の言葉で人を傷つけているのを承知で、その責任をすべて負いながら小説を書いているというのには驚きだったし、人それぞれの感覚や意見に怯えながらでは良い小説もできだろうし、書きたいことも書けないという部分にはすごく賛同できた! TV番組の方で見れたらもっと面白かっただろうなと思ったし、またいつか同じ企画をしてほしいなと思った。
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オードリーの若林さんはかなりの読書家として有名ですね。 仲の良い小説家とのトークを番組にしてしまったというのが、あとがきにも書いてあったように、いまどきの高年齢化した視聴者のことを考えると快挙なんではないでしょうか。 出てくる小説家は皆最近の小説家としては有名な人だと思います。...
オードリーの若林さんはかなりの読書家として有名ですね。 仲の良い小説家とのトークを番組にしてしまったというのが、あとがきにも書いてあったように、いまどきの高年齢化した視聴者のことを考えると快挙なんではないでしょうか。 出てくる小説家は皆最近の小説家としては有名な人だと思います。(6,7割方しか名前知らなかったけど。そして登場する方々の小説をほとんど読んだことないことに気付いた。読んだことあるのは、藤沢周、長嶋有、平野啓一郎、羽田圭介くらい。。。いつか読まねば。) その錚々たる小説家たちと、ある意味ショーもない話題も含んだ砕けたトークをできるというのが若林さんの真骨頂なのでしょう。 個人的にはもう少し突っ込んだ文学談義を聞いてみたいというのがありましたが、そもそもはTVですからね。趣旨も違うのだろうし。 また、小説家さんたちが意外と交流があるというのも現代的だなと思いました。 尾崎世界観という方の回がやはり少し毛色が違う気がして(久しぶりにロッキンオンジャパンとか読んでる気分になりました)なんで、ド直球の小説家にしなかったのかなと少し不思議でした。
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