なぜ若手社員は「指示待ち」を選ぶのか? の商品レビュー
最近の若者になる直前の生徒たちを預かる身としては、とても参考になりました。彼ら彼女らが、職場に出てこんな感じで行動しているんだなぁと実感します。一番ぴんときたのは、リスク回避傾向が強いと言うところです。確かに問題と解答を一緒に配ると、丸付けの直前にちらっと解答を見て直すのが最近の...
最近の若者になる直前の生徒たちを預かる身としては、とても参考になりました。彼ら彼女らが、職場に出てこんな感じで行動しているんだなぁと実感します。一番ぴんときたのは、リスク回避傾向が強いと言うところです。確かに問題と解答を一緒に配ると、丸付けの直前にちらっと解答を見て直すのが最近の高校生の行動として印象的です。バツがつくのが嫌なんですね。
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かたや、生産性向上をめざして、新しい組織を論ずる書もあれば、やや後ろ向きの本書のような書もあります。人にどんな物差しをあてて、どの方向に導いていけばいいのか。巨大な森を手探りですすんでいくようなもどかしさを覚えます。
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いわゆる「最近の若者は…」という形式の本かと思ったけれども、最近の若者はいいところもあるし悪いところもあるし、活かすにはマネジャーが変わらなければいけないという感じの内容の本だったように思う。 なぜ最近の若者はこういう性格になったのかということを時代背景から考察していたのが面白い...
いわゆる「最近の若者は…」という形式の本かと思ったけれども、最近の若者はいいところもあるし悪いところもあるし、活かすにはマネジャーが変わらなければいけないという感じの内容の本だったように思う。 なぜ最近の若者はこういう性格になったのかということを時代背景から考察していたのが面白い。真面目で優秀だけど、リスク回避思考が強くて待ちの姿勢なのだとか。全員が全員あてはまってるわけではないだろうけど、うちの会社にもこういう子いるなとは思った(というより、ところどころ自分にもあてはまっているような気はした)。 この本を読んでいると、ゆとり教育は案外よかったんじゃないかと思えてきた。ゆとり教育で学力低下したといわれてるけど、根拠は薄いらしい。むしろ、最近では上昇に転じており、それはゆとり教育の効果と解釈できなくもないのだとか。 ちょっと驚いたのが、「いつからか、学校の授業では、多くの生徒が元気に手を上げる光景が普通になっています。」という記述。成績の評価の一つに、意欲や態度を含めているからということだけど、少なくとも自分が高校生の時には手をあげる人ってほとんどいなかったように思う(自分は特にあげなかった)。 マネジャーというものは、上にたつものというよりは、フラットな関係であるべきというのは、確かにいい関係だろうなと思う。自分の上司は結構フラットに接することができるので、個人的には恵まれてると思うし、他の人もそうなってほしいと思う。 まあとにかく、マネジャーと若手社員がお互いを知って親密になることが重要なのだろうなと思った。この本に書いてあるキャリアインタビューというのは気恥ずかしくてできない人が多そうだけど、思い切ってやってみるというのは確かに一つの方法かもしれない。
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18.01.14.流し読み。前半のドラマの引用は邪魔くさかった。年代別の志向違いの話はなるへそ。結局現在までの教育環境プラス職場環境の変化の影響という内容と捉えたが、解決策がマネージャーとの開放窓の共有というのは少し弱いのではないでしょうか。 コミュニケーションとは他者を思ったよ...
18.01.14.流し読み。前半のドラマの引用は邪魔くさかった。年代別の志向違いの話はなるへそ。結局現在までの教育環境プラス職場環境の変化の影響という内容と捉えたが、解決策がマネージャーとの開放窓の共有というのは少し弱いのではないでしょうか。 コミュニケーションとは他者を思ったように動かすための力というのはなるほど。
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借りたもの。 ジェネレーションギャップまとめ本。 アンチゆとりの話ではなく、ゆとり教育がもたらした横の繋がりに重点を置いた世代が気づいた、働き方の価値観の変容を挙げている。 戦後の高度経済成長期~バブル経済期(「いい大学に行き、いい大学に入れば人生、生活が安泰」を約束された世代)...
借りたもの。 ジェネレーションギャップまとめ本。 アンチゆとりの話ではなく、ゆとり教育がもたらした横の繋がりに重点を置いた世代が気づいた、働き方の価値観の変容を挙げている。 戦後の高度経済成長期~バブル経済期(「いい大学に行き、いい大学に入れば人生、生活が安泰」を約束された世代)、1991年バブル崩壊後~(安泰の約束は保証されないから自分の力で模索しなければいけない、転職志向、専門志向化)、2004年キャリアリスク志向の3世代に分かれる。 どの世代も時代を反映したキャリアプラン――ひとまわり上のリスク、デメリットを見極めた――結果だった。 そうした価値観の違いを懇切丁寧に書き出し、考え方の違いを明確にしようとしている。 ジェネレーションギャップを乗り越えるために、マネージャーと若手社員双方への対応の仕方を紹介。 上の世代には「何でそんなことしなければならないのか⁉」という反論に釘を刺す。 どの世代にも、時代の変容に対応する術を身につけなければならない。 縦割り社会のバブル期までの人間と、横繋がりのゆとり世代。 前提条件が違いすぎるのだ。 そして横繋がりの世代――若手社員には四の五の言わず、行動することを提言する。 臨機応変にスキル、キャリアの取捨選択で自身を鍛え、自己になれ!と。
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