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ひとめぼれ の商品レビュー

3.6

35件のお客様レビュー

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2024/07/14

<目次> 略 <内容> 内容にだんだん同心の吉五郎の義父新十郎も関わるようになり(今回の巻はほとんどに顔を出す)、町役人のレベルでは話が回せなくなったのかな?と…

Posted byブクログ

2024/05/22

まんまことシリーズの女性達が大活躍する巻でした。 最後のひとめぼれは、惚れたはれたで結婚できない江戸時代の切なさが出た感じがしました。

Posted byブクログ

2023/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「わかれみち」 吉五郎の義父の同心の同僚,山本家が跡継ぎ不在のため金と引き換えに町人の養子をもらうことになったらしい。しかし武術などの心得がないため相馬小十郎に鍛えるように依頼されたのだ。その男は高須屋の又八郎で,以前親が金を出して分家させようとした店をあっという間に潰してしまった出来の悪い男だった。武術の方も全く見込みがない有様で,周りは途方に暮れていたところ,潰してしまった店の手代だった男に,麻之助たちと一緒にいるところを襲われてしまう。しかもその男が翌日死体となって発見されたために又八郎に容疑がかかる。又八郎が殺しの下手人などということになれば,身柄を預かっていた相馬家にも累が及ぶ。果たして真犯人は見つかるのか。 「昔の約束あり」 吉五郎のところに貞が相談事が有るという娘・東国屋のお蝶を連れてくる。お蝶の祖父はかつて千里眼から相馬家に生まれた子供と縁組すると良いと言われたそうだ。 とはいえ現在相馬家には吉五郎の許嫁の一葉しかいない。果たしてこの話は本当なのか。お蝶の目的は? 「言祝ぎ」 吉五郎の従姉妹のおこ乃に立て続けに3件の縁談が舞い込む。ちょっと不自然な状況ということで相馬小十郎から麻之助に3件の縁談相手を調べるように依頼される。 「黒煙」 麻之助が用事で出掛けた先で家事に出くわし,逃げ遅れた商家の兄弟を助けた。その商家,唐物屋の菊屋が高橋家に霊に来た際,なぜ店のものが誰も子どもたちを連れて逃げなかったのか理由を知りたいと相談する。一方八木家の支配町では,大店の紅屋と丸田屋が突然喧嘩を始めた。紅屋の娘おかやが丸田屋で高直な櫛を見ていた折に,先の火事が起こり,バタバタしていたところ,その櫛がなくなってしまったというのだ。丸田屋ではおかやが盗んだのだと主張している。おかやは同心との縁談があり,盗みをしたと噂になれば縁談が壊れてしまう。 麻之助はこれらの問題を解決できるのか。 「心の底」 麻之助は,相馬小十郎からの頼みで,商いの旅に出たまま帰って来ない鳴海屋の丈之助の捜索の旅に出ることになった。それに丈之助の許嫁という花梅屋の大女将お浜の孫のお雪が同行したいと言い出す。最終目的地は静岡の藤枝で,そこまでの道中で買える各種の薬を土産にと色んな人に依頼される。しかし結局度は取りやめとなり...。 「ひとめぼれ」 お浜の孫の春四郎という男が,相馬家の一人娘,一葉の婿に立候補しているらしい。継ぐ店がないため,金で同心の身分を買うのが目的らしい。小十郎は春四郎の魂胆を見抜いていてよく思っていないようだが,一葉はどうも春四郎の見目にひとめぼれしてしまったらしい。そんなさなか,麻之助達は高級な料理屋,風花屋での雪見に招かれる。しかしそんなうまい話が有るわけもなく,風花屋で最近何者かが店の沽券を勝手に移動した件について相談を受けるのだった。

Posted byブクログ

2022/06/28

内容(「BOOK」データベースより) 札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは(「わかれみち」)。盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす(「昔の約束あり」)。麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは(「言祝ぎ」)。火事現場で双子を...

内容(「BOOK」データベースより) 札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男。その思わぬ反撃とは(「わかれみち」)。盛り場で喧伝された約束が、同心一家に再び波紋を呼び起こす(「昔の約束あり」)。麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは(「言祝ぎ」)。火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる(「黒煙」)。行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする(「心の底」)。沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か(「ひとめぼれ」)。いつの世も思い通りにならない、人の生死と色事。泣きたいときほど泣けない、「まんまこと」ワールド、慟哭の第六弾。 令和4年6月27日~28日

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2021/04/05

小十郎様にいそいそと使われてますね~ ちゃんとお仕事こなしているうちにまっとうになれるのかしら? 吉五郎は複雑だろうが、成長しても家族が出来ても仲間でいられるような関係であっていてほしい。

Posted byブクログ

2019/12/10
  • ネタバレ

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畠中さんの書くものの中で一番お気に入りのまんまことシリーズの本。今回は6編収録。 今回もまた、やっぱり切なかったですが、麻之助本人よりも周りの人達がいろいろと切ない感じでした。 お寿ずさんに似ている娘、おこ乃さんの嫁ぎ先を麻之助が探る「言祝ぎ」は、どうなることかと思ったけど、一応縁談話は流れたので、これでまだ二人がくっつく可能性は残った感じ。 おゆうさんはまた、別の人に嫁ぐことになって、もう思い出の人でしかなくなって。時間が感じられる一冊でした。

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2019/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2019.5.19読了。大倉屋達が後継を育てるためにちゃんと見せてるの凄く羨ましいなと思った。事の始末をつけられるただ歳食っただけでない本当の大人!良い上司達だなぁ。こんな上司に囲まれて働けたら素晴らしいだろうに。そしてこういう本当の大人になりたい。とうとう吉五郎の許婚の一葉さんにスポットが当たって嬉しい。一葉に何かあると吉五郎に影響が出てさらに小十郎様が怒り麻之助が叱られる!麻之助はよく分かってるなぁ。女性達が動いて真相に辿り着いてしまうかもしれないという事もちゃんと分かってた。けどでもまぁ女三人も集まれば野郎が止めても動くよね!そこまでは予想できなかったか。お安とお虎と一葉コンビいいなぁ。しかし小十郎様すごいな。座ったまま喧嘩慣れして腕は立つ麻之助の一撃を華麗にかわして逆に一発食らわすとは…そしてお安さん懐妊だー!一葉はピンチを助けてもらって、おっ?吉五郎に惚れたか?と思ったけど、最後の章であぁ「頼れるお兄さん」かぁと内心落胆。今回は一葉さんだけでなく小十郎様もひっくるめて相馬家にスポットが当たる回だったんだな。表紙は一葉と一葉に流し目を送る春四郎かな?今回は単行本版で読んだから解説がないんだ。ちょっとさびしいけどカバー下の黒猫と白猫のイラストが可愛かったからいいや。

Posted byブクログ

2019/02/25

どの話も良かった。 「ひとめぼれ」は切なかった。 この時代、本人たちの意思でだけではどうにもならない結婚が切ない。 一葉も切ないし吉五郎も小十郎も切ない。 麻之介のほんわかした口調が、物語の悲しい現実を柔らかくしてるのがまた良い

Posted byブクログ

2019/01/08

凄く切ない話なのに麻之助がのんきなせいかホンワカとした読み心地(^^;)この頃の縁談って本人の気持ちだけでなく、家が絡んでくるからな~(--;)麻之助は毎回、本当によく頑張っているよ(^^)

Posted byブクログ

2018/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まんまことシリーズ第六弾~「わかれみち」(札差の娘と揉めて上方へ追いやられた男の思わぬ反撃とは)八木家の後妻・お由有が父の大倉屋の番頭と縁づくことになったが、邪魔に入りそうな戻ってきた達三郎を追い返し、儲けの元である酒屋商売も丸三と大貞・小十郎が妨害した。大金が掛かることも知らずに同心株を買って貰った養子の後ろ盾になる小十郎の面目を潰そうと横平屋は謀ったのだった:「昔の約束あり」(盛り場で喧伝された約束が、童心一家に再び波紋を呼び起こす)領国の顔役・貞が立ち合い、仏壇の東国屋の娘が昔の約束として、相馬家に嫁ぐと言い出したのは、その前に来た縁談相手である多村家に不審を頂いたからであり、持参金付きの嫁を猫イラズで次々に殺害していたことが判明した:「言祝ぎ」(麻之助の亡き妻に似た女にもたらされた三つの縁談の相手とは)一人は上野の顔役との揉め事を収めたくて貞と繋ぎを付けたかった旗本の跡継ぎ、一人は金貸しの丸三と繋ぎを付けたかった大名の留守居役、最後は参勤交代でやってくる浅黄裏が起こす揉め事を収めるために同心の小十郎と繋ぎを付けたかった大名の用人:「黒煙」(火事現場で双子を救った麻之助は、新たな騒動に巻き込まれる)火事場に残された数え三つの双子は大店に戻るのを怖がりつつも療養先から我が子に会いたくて呼び出していた母親のせいで、親戚で仲良くしていた店二軒が火事騒ぎから喧嘩まで発展したのは姉の死で次の自分の番だと嫁入りを楽しみにしていた次女が自分の店の簪を隠したためだった:「心の底」(行方不明の男を探すため、麻之助は東海道へと旅立とうとする)小十郎の伯母が嫁いだ料理屋の娘が三島で消息を絶った茶葉屋の跡取りを探そうとするが、両国で見かけたという人も出現する。茶葉屋は主の女遊びが過ぎ、左前になっていたのだが、三島に茶葉屋を開かせた妾腹の子に金を届ける際に賊に襲われていた:「ひとめぼれ」(沽券が盗まれた料理屋から、一葉が消えてしまったのは何故か)沽券を盗んで一番蔵にしまったという文が真実で、本当に盗まれたら誰かの首が飛ぶと心配した深川の料理屋に、小十郎と吉五郎・一葉と清十郎と麻之助が来たが、出迎えたのは相馬と遠縁で武士になりたい料理屋の孫で仏具屋の四男・春四郎は婿の座を狙っている。謎解きのために蔵に赴かなかった一葉の姿と蔵の鍵がなく、一葉は蔵に閉じ込められていた。犯人は二番番頭、沽券を盗んで死罪と決まった店者の思い人の父だった~麻之助の妻・お寿ずが死んだのが第三作。同心見習いの吉五郎を相馬家の12歳一葉は好いている? お由有は札差・大倉屋の妾腹の娘で,麻之助を好いていたため麻之助から文が来たと喜んで上野に出掛けていったら,連れ込まれて手籠めにされ,子どもを身籠もった。全体に暗い話で,お気楽モノと言われている麻之助もお気楽な印象なし、いつまでも先立った妻寿々に内心で語りかけている・・・へっ!! もう書き方を素直にしてくれれば読みやすくなるのに手の内をなかなか明かさないから嫌っ!

Posted byブクログ