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あなたは、誰かの大切な人 の商品レビュー

3.8

343件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2025/02/02

帯に「疲れた心に必ず効く、読む特効薬」とあったので読んでみました。 心がほっこりしました。 一番の幸福は身近なところにあるんだなぁ、と。

Posted byブクログ

2025/01/29

「家族」ではなくても、同じ時間を共有したり、考えを共有したりすることはとても貴重で素敵なことだと思った。 タイトルが誰に向けたものなのか真意は分からないけど、読者に向けて言ってくれているような気がする。 人との繋がりを疎かにせず、相手と自分を尊重して、違いも受け止めて、大切にした...

「家族」ではなくても、同じ時間を共有したり、考えを共有したりすることはとても貴重で素敵なことだと思った。 タイトルが誰に向けたものなのか真意は分からないけど、読者に向けて言ってくれているような気がする。 人との繋がりを疎かにせず、相手と自分を尊重して、違いも受け止めて、大切にしたいな。

Posted byブクログ

2025/01/25

孤独をプラスの力に変えてくれる作品。 【最後の伝言】 【無用の人】 【皿の上の孤独】 が好き。 40代~女性独り身という方おすすめ。 本棚に残しておきたい本。

Posted byブクログ

2025/01/14

それぞれの形で誰かの大切な人であるというタイトルどおりいろんな生き方を描いていて、今のわたしより年齢が上の女性たちが主人公の短編集。劇的な展開はないけれど、大切な人って夫婦や家族以外もあって様々なんだなと思えてじんわり心が温かくなる。 最後の伝言→とにかく泣けた。こんな夫嫌だろ...

それぞれの形で誰かの大切な人であるというタイトルどおりいろんな生き方を描いていて、今のわたしより年齢が上の女性たちが主人公の短編集。劇的な展開はないけれど、大切な人って夫婦や家族以外もあって様々なんだなと思えてじんわり心が温かくなる。 最後の伝言→とにかく泣けた。こんな夫嫌だろうなと思うけど、お母さんの強さにも泣けた。2人にしか分からない愛の形ってあるのだろう。 月夜のアボカド→これが1番好き。いちばんワクワクしながら読めた。こういう働き方できる女性、興味や好きに引っ張られてプライベートでも交流を広げて深めていくのすごい素敵。(話の肝は全然そこじゃない)エスターの考え方や恋愛の仕方も好き。切ないけど美しいし、ポジティブ。 無用の人→描き方が綺麗だった。 緑陰のマナ→トルコが出てきて嬉しい。 波打ち際のふたり→よい友人関係。 皿の上の孤独→バラガン邸気になった。 もっと歳を重ねてから再び読んでみたいなとも思った。

Posted byブクログ

2025/01/14

2016年1月4日に日本でレビュー済み 短編集。人の別れ、愛する人への思いなどが繊細に描かれている。「月夜のアボガド」で描かれていたが、人の一番の幸福って、家族でも恋人でも友達でも、自分が好きな人と一緒に過ごすってことなのかもしれない。大好きな人と食卓で向かい合って美味しい食事を...

2016年1月4日に日本でレビュー済み 短編集。人の別れ、愛する人への思いなどが繊細に描かれている。「月夜のアボガド」で描かれていたが、人の一番の幸福って、家族でも恋人でも友達でも、自分が好きな人と一緒に過ごすってことなのかもしれない。大好きな人と食卓で向かい合って美味しい食事をともにする。笑ってしまうほど単純で、かけがえのないささやかなこと。それこそが本当は何にも勝る幸福なのかもしれない。

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2025/01/12

短編集なので途中まで読んで続き、と思っても間が空きすぎて覚えてなくて再度最初から。読み出したら思い出した。 疲れた心に必ず効く、読む特効薬。って帯にあるんだけど、途中勘違いしてなにかしら「最期」のお話な気がして読んでたけど最期がテーマでなく大切されてるところがテーマでした(最初の...

短編集なので途中まで読んで続き、と思っても間が空きすぎて覚えてなくて再度最初から。読み出したら思い出した。 疲れた心に必ず効く、読む特効薬。って帯にあるんだけど、途中勘違いしてなにかしら「最期」のお話な気がして読んでたけど最期がテーマでなく大切されてるところがテーマでした(最初の方のお話が最期系だったからかな)個人的には解説がめちゃめちゃ良かった。解説読むまで主人公はみな、大人の女性で、結婚歴のある人物もいるがみな現在独身であり、自ら選び取った仕事に就いている。 に気づけなかった。 ストーリーと関係性の在り方は(解説より) 最後の伝言:主人公38歳の美容師。色男であること以外取り柄のない父と、その父に頼らず娘たちを育ててくれた母という、娘たちから見たら納得のいかない関係。 月夜のアボカド:主人公39歳フリーランスアートコーディネイター。ロサンゼルスのメキシカン・タウンに住む女性の、六十歳で再婚した相手との長い長い物語。 無用の人:主人公50歳になったばかりで、美術館の、学芸課。母に見放されて離婚した父(西早稲田と桜) 緑蔭のマナ:主人公45歳、フリーランス物書き。籍入れてないけど長年つかず離れずの状態の男女(梅干しのお話) 波打ち際のふたり:主人公45歳、フリーランス広告ディレクター。はやくに他界した父と、今認知症の兆候を見せている母(独身女性2人の旅行の関係性もとても良い) 皿の上の孤独:主人公48歳都市開発を研究する会社の社長。離婚して同じく人と再婚した元同僚(緑内障と乳がんと」

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2025/01/08

マハさんの美術以外本の定番。濃縮度が足りなくて、飛行機の旅の道中にはちょうどいいくらい。 長編、短編、どちらもこなす人はいるけれど、 彼女は断然前者側。かつ、美術絡めたものがいい。 次作に期待。

Posted byブクログ

2025/01/07

読後感が温かく柔らか。優しさを纏うような気持ちになる。 舞台も境遇もストーリーもそれぞれに違う短編集なのですが、根底には全て愛が溢れている。 こんな素敵な世界観を描けるのは、著者ならではなのではないかと思います。

Posted byブクログ

2025/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文章に引き込まれる。 1話目は自分も持病持っているのと母の事で気持ちの整理がつかないままでしたが原田氏の表現が文章が言いたかった事を文章化されていて、思わず胸にストンと落ちました。近所のマッ⚫︎で読んでいたのですが1話目読んだ後涙が止まりませんでした。 時間を置いてもう一度読む予定。

Posted byブクログ

2025/01/06

今年1冊目は、原田マハさんからスタート。 タイトルがとても素敵で、友人からおすすめされて読んだ「あなたは、誰かの大切な人」。短編集で、1作1作読むごとにタイトルが沁みてくる。 40代前後の主人公が多かったように思う。わたし自身からすると、これからの年代だが、仕事や人生にひと区切...

今年1冊目は、原田マハさんからスタート。 タイトルがとても素敵で、友人からおすすめされて読んだ「あなたは、誰かの大切な人」。短編集で、1作1作読むごとにタイトルが沁みてくる。 40代前後の主人公が多かったように思う。わたし自身からすると、これからの年代だが、仕事や人生にひと区切りしたころなのだろうか。その歳まで関わりのある人はどれだけいるだろう。人間関係が狭くなっていく感覚がある昨今、少し不安に思う。 けれど「あなたは、誰かの大切な人」なのだよ、と作者に優しく教えてもらって、今は少し心があたたかい。解説を読んで、さらにあたたかくなった。 原田マハさんといえば、アートの視点が今回も盛り込まれていた。私がアート作品を見たところで、感じたことをうまく言語化することはできないが、原田マハさんは、丁寧に言語化していて、毎度のことながらすごいと思った。 言葉にできないものを言葉にしてくれる安心感は、原田マハさんならではだ。 年明け最初に素敵な本を読めた。 今年はどれだけ本を読めるかな。自分のペースで本に親しんでいきたい。

Posted byブクログ