さようなら、お母さん の商品レビュー
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全く面白くないわけではなかった。 ただ、読み終えた後になにかが残る訳でもなかった。 《奇病》《代理ミュンヒハウゼン症候群》《毒親》など、私の大好きな要素が盛りだくさんなミステリーだと言われれば読むしかないと手に取った本作。 結果、簡単に言えば「安い2時間ドラマ」か「児童向けミステリー(?)」を見ているような感覚だった。 途中までは面白かったと思う。 吐きそうになるか気絶しそうになるかしかしない主人公にイライラしつつも、謎を探るべく島に行くまでは確かに面白かった。 問題はその後。 なんの根拠もないまま突っ走る主人公。 急に狂人化する主人公の友達。 歯が浮くようなキザったらしい精神科医。 娘大好きで娘も自分が大好きだと疑っていないのに「あなたは私から逃げられない」と何故か矛盾した負の発言をして死ぬ真犯人。 自分の夫を殺され、祖母を初め 父、娘、息子を殺されそうになっても未だ「あんな人でも母親は母親だから」と甘ったれた悲劇の義姉。 最後はみんなでアハハうふふのエンドロール。 読んだ後、なんだこりゃと思ってしまった。 入りは面白かっただけに勿体ない作品でした。
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原因不明の奇病により地獄のような苦しみに耐えられず兄が自ら命をたった。兄の奇病の原因を知りたい玲央は友人の毒物研究者の利根川由紀とともに真相を探る。献身的な介護を続けていた兄嫁に不信を抱く。毒親に縛られた娘たちの悲劇。面白かった。この世には知らない毒がいっぱいあるんだな。
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テンポも良いし、中盤からどんどん謎が解かれていくところも気持ち良い。 でも私は、義姉に感情移入も同情もできないので、罪に問われることなく受け容れられてるのが、なんだかなぁ
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原因不明の病いで自殺する兄と優しい義姉の周りで起こる不審事。毒物マニアの利根川由紀の強烈なキャラにやられる。
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美しく優しい兄嫁の周辺で、激痛を伴い手足が腫れ上がる奇病が次々に発症。まわりの人たちから「聖母のよう」「慈愛に満ちた完璧な母親」と言われる義姉の正体を探るミステリー小説。 無視され放置されて育ってきた主人公の女と、溺愛され過干渉にふりまわされて育てられた女。どちらも虐待で、母親...
美しく優しい兄嫁の周辺で、激痛を伴い手足が腫れ上がる奇病が次々に発症。まわりの人たちから「聖母のよう」「慈愛に満ちた完璧な母親」と言われる義姉の正体を探るミステリー小説。 無視され放置されて育ってきた主人公の女と、溺愛され過干渉にふりまわされて育てられた女。どちらも虐待で、母親ってなんなんだろう…と考えさせられる。 ただ物語の主軸が干渉による虐待なのか、蜘蛛による毒なのか。毒にもかなり力が入っているため「結局どちらがいいたかったの?」とも思う。毒の研究者の由記も過剰に癖がありすぎる気がして、もう少し普通の人でも良いのでは?と思ったらシリーズものだったみたい。それならこのキャラクターも納得。
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二作目、三作目と読んで一作目なので、少し物足りなさは感じたけれど、好きなシリーズなので、それなりに楽しみました。
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表現がずっと気持ち悪いほどリアルなのがさすが北里さんだなと思いました。 読む手が止まらず、最後まで来て、タイトルに触れた時、今まで読んできた、登場人物の過去と今を振り返りました。 こんな家族も本当にあるんだな。
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どなたかのレビューにあったように、最後に タイトルの意味がわかる。 毒マニアの親友がいて、話がどんどん順調に進みすぎだとは思いますが、嫌な感じでもなく、スピーディーに最後までいきます。 代理ミュンヒハウゼン症候群、心理学か何かの本で読んだことあったので、なるほど、と思った。
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利根川由紀のキャラクターは嫌いじゃない。 毒物用語が多すぎて難しかったけど、それに負けない由紀のキャラクターとストーリー展開だったと思う。 結末によってタイトルの意味が分かって、なるほどと思った。
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読み始めてすぐに この症状はあれではないのか? とすぐ気が付き そこに主人公がたどりつくまでは もう読むのがしんどかったのだけど 真犯人には全く気がつかず 意外と驚いた。 まぁ、ありがちな展開ではあったが 毒マニアの由紀のキャラクターが面白く なんとか救われたかな。
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