赤のテアトル の商品レビュー
赤のテアトル
読み終わったとき、まるでフランス映画を観終わった感覚になりました。
おたんこ茄子
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素晴らしい世界観ー‼︎ 落ちるとこまで堕ちちゃう感じ好きー! 闇の腐女子としてはアダムが死んで取り残された後のユーリが見たかったけど。 黄昏ってこんなかんじかな? 金持ちおぢたんに犯されるユーリ、それを見るアダム。 アダムはアバルキンを得るためにユーリを利用しているんだけど実はユーリにも依存していたんだねぇ 叔父の前で狂うアダム最高! こんなに狂ってしまう攻めはあまり見ないよねぇ (蟷螂の檻の典彦と似てるww) 一巻完結漫画で汚い世界も穏やかな日々もなんなら叔父たんの素性まで描けちゃうんだからやっぱり長い間描いてきた方は違うね… 物足りなさ一切なし! 個人的にはカルロスとミハイルの番外編が良かった! オジ好きモブ好きの不憫な主人公、イカれた攻め好きの闇の腐女子にはハマる\(^o^)/←
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初めて読んだ緒川千世。 靴が好きなので、少し試し読みしてから買いました。 じわじわ共依存していく過程がほどほどに狂気的で好み。 特別絵が上手いという感じではないと思いますが、ユーリはとても魅力的でした。ミューズとしての蠱惑的で危ういユーリも、アダムの前で見せるどうしようもない子供みたいなユーリも、どっちもかわいい。 最後は2人としてはハッピーエンド。華々しく活躍する二人も、平和に穏やかに暮らす二人も、どちらも良かったです。
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ユーリのセリフ『服を脱ごうともアバルキンは脱がないよ』がとても印象に残りました。ハイヒールがよく見える丈の短いスーツ、コルセットと色々な靴と洋服の組み合わせが美しいです。 お互いがお互いに向ける愛の関係性が好きです。 表紙の絵に惹かれた方には是非オススメしたいです。
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★3.5。作品としての完成度は高いけど、倒錯過ぎてスッキリしないモヤモヤが残る。結局、靴のデザインで売れたのか受けが性的な接待?をしてたから売れたのか?とにかくモブとの性行為に引いてしまった。攻めの真意も心情もキャラもよく分からなかった…。
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▼あらすじ パリのファッション界で、一躍名を馳せた女性靴ブランド・アバルキン。 その急成長の裏には、秘密があった。 それは淫らな肢体とむせ返るような色香で業界人を惑わす、美しき青年社長・ユーリの枕営業…。 そんな娼婦まがいのことを夜ごと繰り返すのも、すべては愛しい側近のゴーストデザイナー・アダムの夢を叶えるため。 彼を繋ぎとめられるなら、たとえ利用されていても構わないと気丈に身体を差し出すユーリだったが―――。 独占欲に葛藤するゴーストデザイナーと歪んだ愛を捧げる健気なミューズのめくるめく逆転主従ロマンス・ストーリー。 *** んんん〜〜…ちょっと期待し過ぎたかな、というのが読み終わった後の率直な感想です。 丸々一冊表題作でしたし、ページ数も多くて読み応えはバッチリだったのですが、 どうにも腑に落ちないんですよねえ〜…(^^;) まず、攻めのキャラがいまいちよく分からなかった…。 受けの好意を利用して枕営業させてる時の非情っぷりが悪い意味で印象に残ってしまったし、本当に靴の為にただ受けを利用してるってだけで何となく誠実さに欠けるというか感情移入しにくいというか、はっきり言って好きになれないタイプの攻めだな、と思いました。 受けに対してもう少し絆されてくれたり甘い雰囲気になってくれたらまだ良かったのですが、最後の方まで殆ど態度が変わらないので好感はあまり持てなかったですね。 対して受けの方は攻めの為に枕営業をするくらいなのでめちゃくちゃ健気なのですが、読み進めていく内に思ってたよりも情緒不安定なキャラだという事が分かり、心が壊れそうになるシーンなど見ていて辛く感じる部分の方が多くこれまた純粋に好きとは言えないタイプの受けでした。 最後は二人とも煌びやかな表舞台から去り、最初のしんどさが嘘みたいに平和で穏やかなハッピーエンドを迎えますが、そこに辿り着くまでに何度も躓いたせいか、結局最後までモヤモヤが消えず読み終わっても何だかなあって感じで(^^;) バッドエンドにならなかったのは良かったですし、二人がラブラブになってくれたのも嬉しかったのですが攻めの右手が使えなくなった事もあってイマイチ素直に喜べなかったどころか、おじさんCPの方がキャラ的にもストーリー的にも好みで、この二人のお話の方がよっぽど読みたいと思いました(笑) 色々言いましたが決して楽しめなかった訳じゃなく、イラストも相変わらず上手で見やすかったですし、エロシーンもアングルに緒川先生のこだわりが感じられ印象に残りました。 内容が内容なだけに万人受けするタイプの作品ではありませんが、好きな人は好きなんだろうなって感じの作品なので、とりあえず足フェチの方は読んでみて損はないかと思います。
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最高だった!!!! 1から100まで最高だった!!!! 変に媚びずに、優しくしない展開も、ラストの番外編も最高だった!!!!!
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側近ゴーストデザイナー×美しい青年社長ですごく面白かった!亡き母が起こし、自分が継いだブランド・アバルキンを一流にする為(一番はアダムを繋ぎ止める為)に体を売るユーリの姿が健気だったけど、だんだん体も心もぶっ壊れていく姿がすごく痛々しかった。壊れるまでこの舞台で踊り続けるのだろうか、と思ったらラストは二人静かに幸せそうに暮らしててじんわりした(過去は引きずっていそうだけど・・・)飄々として読めない人だったけど、叔父のミハエルが一番家族思いだったのかも(まさか彼メインの短編があるとは!)この話を読んで美青年のハイヒール姿ってすごい綺麗なんだな、と。
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まず、表紙から楽しませてくれます。美しいユーリ、そして表紙をめくるとアダムが、、、 二人の関係性は恋ほど優しいものではなく、愛ほど尊いものではない。と、思っていたけれど、読み進めていくと、なんて不器用に恋してなんて下手くそに愛を伝えているのだろうと思いました。 二人はただ、ハイヒールを通してでしか気持ちを伝えることができず、自分の価値を相手に伝えられていなかったのかもしれないです。 アダムがユーリを好きすぎてぶっとんでるなぁと思っていましたが、そんなアダムを受け入れ求めるユーリは本当に綺麗でした。 きらびやかな社交界に二人の居場所は無くなってしまっていたけれど、二人が本当に欲しかったものはそんな世界ではなく、ありふれた幸せだったのだなと、、、 こういう攻めが受けにひっぱられてヤバさを露にしてくる感じ大好きです。
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学園ものからシリアス、ラブコメまで様々なジャンルの作品を描ける緒川センセ。 「カーストヘヴン」の続巻も待ち遠しい中、届いた新作は側近ゴーストデザイナー×健気なミューズの主従逆転ラブ。 赤いハイヒールが物語の核になっているのが一目でわかる、インパクトある表紙レイアウトが秀逸です! パリのファッション界で超有名なブランド靴店、「アバルキン」がどうやってそこまでのし上がってきたかを描いたストーリー。 ゴーストデザイナー、枕営業、ハイヒールを履いたアンドロジナスのミューズ…などなど、衝撃的な話が次々と飛び出し息つく暇もない展開で、しかも時代の潮流にのってるというか…ジミー〇ュウとか、ルブ〇ンとか美しいけど歩けない靴wあれこれ思い浮かびましたよww 描かれてる靴がホントに美しかったです。そして、気がつけばどっぷりとテアトルな世界観に引き込まれていました。 ユーリが表向きはとても強気で、枕営業するのもブランドのためと大胆で平気そうに見えるのだけど、実は愛する男が靴を作り続ける場所を守るためという健気な理由だったりするんですよね… それなのにアダムときたら、靴を愛するあまりそんなユーリの献身を利用していて、最初は冷たい印象でした。 アダムは常にユーリを気遣い守っているようにみえるけど、アバルキンのミューズという看板だから大事にしてるんじゃないの?という疑問がついて回り… エロ的にも本命とじゃなくて、モブばっかだったので大変切なくなりました。 …しかし!そんな関係が終盤に大激変します。劇的でした。 きっと、アダムはユーリを愛することが怖かったのかもね。 そんな感じのすごい初Hシーンが、めちゃエロ激しかったですw二人はSM的にすごく相性ピッタリなのではないかと思われる場面がいろいろ。ユーリはM認定のエロい身体です。萌えました。 そして、最も衝撃的で萌えたのがカルロスとミハイルの関係でした!!ライバル社社長とユーリの叔父さんにそんな秘話があったなんて、鼻血出そうになりました…! エロい、エロすぎるミハイル! ただエロいだけじゃなく、ファッション界の裏側が興味深くて、美しい靴とそのミューズをめぐっての愛憎劇が圧倒的で、まるで上質な映画を観ているような気分になりました。 その後のアダムとユーリは穏やかな幸せに包まれていて心穏やかに読み切ることができました。 全体通して圧巻の読み応えでした。
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