魔法にかけられたエラ の商品レビュー

ゲイル・カーソン・レヴィン(著者),三辺律子(訳者)

2018/12/12

生まれてすぐ、妖精に「従順」の魔法をかけられたエラ。

16歳になったいまもその魔法は解けず、自分がどう考えていようが関係なく、他人に命令されると絶対にそれに従ってしまう。

本当の性格はどちらかといえば活発でおてんばなはずだが、魔法のせいで誰のいうことでも素直に聞く、

そんな魔法にかけられていることを知っている母は優しくしてくれたが、まだエラが幼いうちに亡くなった。同じく良き理解者の使用人マンデラはエラを守り続けてくれるが、そうでない人たちもいる。父が再婚した家の人々は、エラが何でもいうことを聞くことに気がついて、ことあるごとに命令し、雑用ばかりを押しつけるようになる。

そんなエラが人を好きになった。しかもお相手は王子様。王子様もエラが好きになるが…　恋の行方や如何に。