文芸翻訳入門 の商品レビュー
最初の方の、入試問題形式で同じ文章を時代ごとや作家ごとに比較した章がめちゃくちゃ面白かった! 時代や翻訳家で違ってくる文章を読めることの面白さ…今まで翻訳ものはその内容を楽しむだけだったけど、本を読むことの楽しさに、新しい扉が開かれたような感覚になった。 また、翻訳家の人がどれ...
最初の方の、入試問題形式で同じ文章を時代ごとや作家ごとに比較した章がめちゃくちゃ面白かった! 時代や翻訳家で違ってくる文章を読めることの面白さ…今まで翻訳ものはその内容を楽しむだけだったけど、本を読むことの楽しさに、新しい扉が開かれたような感覚になった。 また、翻訳家の人がどれだけ苦心して丁寧に訳しているか、その技法をのぞくことができてよかった。 原文の面白さはそのままに、気化していくような翻訳を心がけているという言葉が印象に残った。
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笠間直穂子(執筆):國學院大學外国語文化学科准教授(共同執筆)。 ※國學院大學図書館 https://opac.kokugakuin.ac.jp/webopac/BB01676913
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英語ドイツ語韓国語あと何語か忘れたけど、色んな言語の小説の翻訳、映画の翻訳などに携わる人たちが、外国語と日本語の間で、物凄い自虐と葛藤と感動をまとめた内容。 SNSで見つけた外国語学習仲間?が紹介していて、買って、今回日本から持って来て読んでみた。 普段、中国語と日本語に挟ま...
英語ドイツ語韓国語あと何語か忘れたけど、色んな言語の小説の翻訳、映画の翻訳などに携わる人たちが、外国語と日本語の間で、物凄い自虐と葛藤と感動をまとめた内容。 SNSで見つけた外国語学習仲間?が紹介していて、買って、今回日本から持って来て読んでみた。 普段、中国語と日本語に挟まれて、端折ったり、端折られたり翻訳通訳で悶えているので、面白く読めた。 これまで翻訳本は全然読んでなかったけど、今後は増やしていこう。
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翻訳に興味がある人にかぎらず、あらゆる本好きの人が読んで楽しい本。 翻訳は、絡まった一語一語をほどき、仕立て直す、というとんでもない気が遠くなる作業で、もはや職人技なのである。寄稿している翻訳家や作家のかたがた、文学や本、言葉に対する愛情熱く好奇心旺盛で、自分のワールドがある。 ...
翻訳に興味がある人にかぎらず、あらゆる本好きの人が読んで楽しい本。 翻訳は、絡まった一語一語をほどき、仕立て直す、というとんでもない気が遠くなる作業で、もはや職人技なのである。寄稿している翻訳家や作家のかたがた、文学や本、言葉に対する愛情熱く好奇心旺盛で、自分のワールドがある。 特に最初の章の藤井さんによる入試問題集と後の方の翻訳授業がよかった。翻訳の古今を知るし、実際に訳していくときのわくわく臨場感を味わえた。
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