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牙を研げ 会社を生き抜くための教養 の商品レビュー

3.8

19件のお客様レビュー

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2021/04/11

タイトルにもあるように、社会人に必要な教養について、です。 たしかにビジネスパーソンが参考になりそうな内容でした。 といってもよくあるハウツー本じゃないので(”ハウツー”なら教養じゃないしね。)、社会人ですらない私でもとっても面白く読みました。 ざっくり内容をまとめると、宗教、地...

タイトルにもあるように、社会人に必要な教養について、です。 たしかにビジネスパーソンが参考になりそうな内容でした。 といってもよくあるハウツー本じゃないので(”ハウツー”なら教養じゃないしね。)、社会人ですらない私でもとっても面白く読みました。 ざっくり内容をまとめると、宗教、地理、歴史、経済、論理学、数学は必要だよー、て感じ。 この人の本を読むといつも、もっと勉強しなきゃなー…って思わされる。 読んだ時だけね。

Posted byブクログ

2021/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ずっと気になっていた著者の一人。 ようやく手にとりました。 ビジネスパーソンとしておさえておきたい知の基本。 いやいや、基本って^^; 私にはまだまだ字面を追っていくことしか出来ませんでした。 「知力」って凄いです! 久々に読書にハマり、月に平均して20冊は読んでいると思います。 ただ読むことが目的となっていました。 でもそれじゃあまりにも勿体ないですね。 著者はせめて一冊の本を3回読めと言いました。 思い返せば自分が好きな本は何度か読み返していますが、1度しか読んでいない本と比較すれば圧倒的に記憶に残っている量が違います。 ただ好きだから? いえ、読み返すことで記憶にすり込まれているんだと素直に思えます。 読む本をいかに選び、いかに読むか。 毎月多くの新刊が発売される中、手にする本はある意味で博打に近いかも知れません。 であれば、尚更、その中でキラリと光った本と出会った時だけでもせめて読み返すことで理解を深め、己の血肉にしていこうと思います。 本書の感想ではないですが、読み終えた今だからこそ書き残しておこうと思います。 説明 内容紹介 胃袋がちぎれるような毎日を送る企業人必読! 〈知の巨人〉が、ビジネスパーソンに送る、知力と人間力を高める驚きの講義!「旧日本陸軍マニュアルに学ぶ仕事術」「世界のエリートの思考法を理解するための宗教入門」「論理の崩れを見抜く力の鍛え方」「地政学を知ることで、激動する国際情勢がわかる」「資本主義という世の中のカラクリを掴む」「エリートの数学力低下という危機」「本をいかに選び、いかに読むか」…… 胃袋がちぎれるような毎日を送る企業人必読! 〈知の巨人〉が、ビジネスパーソンに送る、知力と人間力を高める驚きの講義! ・旧日本陸軍マニュアルに学ぶ仕事術 ・世界のエリートの思考法を理解するための宗教入門 ・論理の崩れを見抜く力をいかに鍛えるか ・地政学を知ることで、激動する国際情勢がわかる ・資本主義という世の中のカラクリをつかむ ・これだけは知っておきたい日本近現代史 ・エリートの数学力低下という危機 ・本をいかに選び、いかに読むか…… 会社の内外を生き抜くために欠かせないほんとうの教養とは? 組織論から宗教学の基本まで、知の巨人が総合知を伝授! 「私は『教養のための教養』という類いの教養主義には反対だ。教養は、直接もしくは間接に、仕事や生活と結びつかなくてはならないと思っている。私自身が過去に教養関連で出したのはほとんどが、『間接に』役立つ、哲学、神学、マルクス経済学、歴史学などの本だった。今回は、『直接に』役立つ本を作ってみようと思った」 「ビジネスパーソンは、激しい競争のなかで生きている。この現実を踏まえたうえで、教養について考えてみた。誰も公言はしないが、組織のなかで生き残るためには『狡さ』が必要だ。例えば、本書のなかでも強調しているのが、独断専行だ。一般には独断専行は、旧大日本帝国の悪弊で、組織の病理であると断罪されている。しかし、実際、官庁でも民間企業でも、仕事で評価される人は、独断専行の使い方をよく心得ている。ただし、状況判断をせずに独断専行をすると、過剰な責任を追及されるリスクがある。落とし穴に落ちないように注意しつつ、上手に立ち回る方法についても本書ではかなり踏み込んで書いた」--(「まえがき」より) 内容(「BOOK」データベースより) 知力と人間力を高める驚きの講義!ビジネスパーソンとしておさえておきたい知の基本。 著者について 佐藤 優 1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。1985年に同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア日本国大使館勤務などを経て、本省国際情報局分析第一課に配属。主任分析官として対ロシア外交の分野で活躍した。2005年に著した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』で鮮烈なデビューを飾り、翌2006年の『自壊する帝国』(いずれも新潮社)で大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞。現代新書に訳・解説『現代語訳 貧乏物語』がある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 佐藤/優 1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。1985年に同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア日本国大使館勤務などを経て、本省国際情報局分析第一課に配属。主任分析官として対ロシア外交の分野で活躍した。2005年に著した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』でデビューを飾り、翌2006年の『自壊する帝国』(いずれも新潮社)で大宅壮一ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Posted byブクログ

2020/08/18

ビジネスパーソンに必要な「教養」とはどういったものか、というのを佐藤氏独特の視点と経験で伝える良書。 佐藤氏の書籍は大抵そうなのだけれど、まとめとか、結びの章にいい話が載っていることが多いがこの本もまたそうだった。 組織で生き残るコツは、中間管理職だったら、上司については、絶対...

ビジネスパーソンに必要な「教養」とはどういったものか、というのを佐藤氏独特の視点と経験で伝える良書。 佐藤氏の書籍は大抵そうなのだけれど、まとめとか、結びの章にいい話が載っていることが多いがこの本もまたそうだった。 組織で生き残るコツは、中間管理職だったら、上司については、絶対に逆らってはいけないということ(中略)しかし、上司は選べません。ではどうするか。それは、斜め上に友だちを作っておくといい。 これは非常に示唆に富んだ、かつ有用な至言であると思う。

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2019/12/10

●読んで得たもの  ビジネスパーソンに必要な教養とは何か ●感想  書かれていることをすべて身につけるのは至難の業。  自分で必要と思える「章」を少しずつ修得するのは可能と思える。  各章に文献が記されていて参考になった。

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2019/10/02

戦前、神社で頭を下げるのは異教の神に頭をさげるということで、カトリック系の暁星中学と上智大学は靖国神社参拝を拒否した。軍部がかんかんになって、日本のカトリック教会は震えあがって、神社参拝を可能かどうかバチカンに伺いを立てた。バチカンからは、民族の週刊だから可能であるという回答が返...

戦前、神社で頭を下げるのは異教の神に頭をさげるということで、カトリック系の暁星中学と上智大学は靖国神社参拝を拒否した。軍部がかんかんになって、日本のカトリック教会は震えあがって、神社参拝を可能かどうかバチカンに伺いを立てた。バチカンからは、民族の週刊だから可能であるという回答が返ってきたが、戦前の陸軍はへそを曲げ、暁星と上智には軍事教練の教官を送らなかった。そのため、他の大学の学生は軍事教練に合格しあら兵役免除があるのに、暁星と上智の学生は兵役免除が認められなかった。そのあと、戦争がはじまると他の大学の免除も段階的に変わってくるが、戦前、上智に入学するということは戦争に連れていかれることを意味していたので、非常にリスクだった。

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2019/01/16

講演会というか、勉強会のような席で語られた内容をまとめた本 のようです。 とは言っても非常にレベルの高い内容が語られていて、普通のビジネス パーソンには付いていけないのでは?と思ってしまった。 かく言う私も付いていけない部分があったのは確かです。 しかし、全てではないが所々に興...

講演会というか、勉強会のような席で語られた内容をまとめた本 のようです。 とは言っても非常にレベルの高い内容が語られていて、普通のビジネス パーソンには付いていけないのでは?と思ってしまった。 かく言う私も付いていけない部分があったのは確かです。 しかし、全てではないが所々に興味を引く内容が語られていて、その部分を 読むだけでも非常に勉強になります。

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2018/12/16

独断専行を使いこなす。適宜、上司に報告することで、上司に責任をかぶせる。 宗教を知ることは世界を知ることに役立つ。 論理的な思考力を身につける。テキストを使い、トレーニングすることが有効。論理トーニング101題が一部題材となっていた。 地政学と国際ニュースの関連知る。 読書は有効...

独断専行を使いこなす。適宜、上司に報告することで、上司に責任をかぶせる。 宗教を知ることは世界を知ることに役立つ。 論理的な思考力を身につける。テキストを使い、トレーニングすることが有効。論理トーニング101題が一部題材となっていた。 地政学と国際ニュースの関連知る。 読書は有効である。 仕事、教養、趣味を横軸に天井の有無を縦軸にして考える。天井がある所に押し込むことで目標を作ることができる。 教養はとても大事であることが分かる。

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2018/09/29

主としてビジネス・パーソンの知的研鑽のために取り組むべき教養について論じた本で、著者がおこなった講演の内容にもとづいています。 宗教の観点から国際政治の動きを読み解き、マルクス経済学の観点から資本主義の問題点を指摘するなど、著者の他の本でも説かれている内容がほとんどですが、とく...

主としてビジネス・パーソンの知的研鑽のために取り組むべき教養について論じた本で、著者がおこなった講演の内容にもとづいています。 宗教の観点から国際政治の動きを読み解き、マルクス経済学の観点から資本主義の問題点を指摘するなど、著者の他の本でも説かれている内容がほとんどですが、とくにビジネス・パーソンに向けて書かれているということもあって、コーチングの観点から著者自身の体験を交えた興味深い話題などもとりあげられており、おもしろく読むことができました。

Posted byブクログ

2018/03/22

[図書館] 読了:2018/3/16 あとがきが一番ためになったという…。 読書術の話、ブックレビューの話、足し算の仕事と掛け算の仕事(変な部下を絶対に採らないこと)など。

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2018/07/08

章だては以下の通り。 中間管理職のための仕事術 ビジネスパーソンのための宗教入門 論理力を鍛える 教養としての地政学 貧困と資本主義 ビジネスパーソンのための日本近代史 武器としての数学 中間管理職のための仕事術で、出されているのは、旧日本陸軍の『作戦要務令』。日本の組...

章だては以下の通り。 中間管理職のための仕事術 ビジネスパーソンのための宗教入門 論理力を鍛える 教養としての地政学 貧困と資本主義 ビジネスパーソンのための日本近代史 武器としての数学 中間管理職のための仕事術で、出されているのは、旧日本陸軍の『作戦要務令』。日本の組織文化を踏まえていて、どう部隊を動かすかについて書かれているらしい。これは、日露戦争で大量に死者を出した事を受けて、体制を作り上げたらしい。 「リーダーシップの基礎は、指揮官の決断力にある」何か決めたあとは、動揺してはいけない。しかし、変化にも対応しないといけない。日本独特なのは、独断専行が許される文化だが、外部にも見方を持つ必要があると。 次の章では、宗教入門、日本人の習慣やキリスト教などとの対比、読み応えあります。 プロテスタンティズムが現代の欧米社会のベース。なので、その理論を体得する必要がある。カルバン派は、「人は生まれる前から、救われる人は選ばれていて、天国のノートに名前が載っていると考える。同時に、生まれる前から、滅びに至る人も天国のノートに記されている。しかし、そのことを我々は知ることができない。」「自分は選ばれている人間だという確信を持っているから、どんな試練も乗り切ることができる」。このような刷り込みは、イスラム国、アルカイダにも通じる。世の中には「思考の鋳型」がある。 「宗教は例外なく人間が作った」なぜか?「廣松渉氏の説明によれば、人間と人間の関係の中から超越的なものが出てくる」 日本はどうか?鎌倉初期に天台座主だった慈円の『愚管抄』には、中国の秩序、ルールをきちんと習得することが日本の生き残りの道と考えていた。武士の誕生については、天皇親政という建前があるのにもかかわらず武家が力を持ったのか、壇ノ浦の合戦で天皇の正統たる証である三種の神器は海に沈む。勾玉は上がってきたけど、剣は沈んだまま、だから剣の機能は武士集団が持つべきと理論化された。 対して、南北朝時代に北畠親房『神皇正統記』。日本の特徴は神道にあるけれども、理論かできない。なので、他国の思想との比較を重視。中国は易姓革命、天の意思が変わったら地上の秩序もかわって王朝が交代する。大日本は神の国だから王朝は変わらない。だから天皇にも皇后にも姓がない。しかし、武烈天皇と継体天皇の関係は、系統としては繋がっていないはず。日本においては、中国の発想である百王説を否定して独自の変容を遂げると。 キリスト教のつみは祓うことができない。日本だとよくお祓いに行くと言うけど。 日本は新年を新しくなるという感覚を持つが、ロシア、ヨーロッパ、アメリカはそういう感覚を持たない。 「神様は、黙って心を察してくれるということはない。必ず口に出して説明しないと言うことを聞いてくれないと言うのが、ユダヤ教とキリスト教の神様です。」 この本は、読み応えあって読み返したい。

Posted byブクログ