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黒い結婚 白い結婚 の商品レビュー

3.3

34件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2017/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

非常におもしろい短編集でした。 一番印象に残っているのは、瀧羽麻子さんの『シュークリーム』だ。読んでいると、この男の人と結婚して大丈夫??と不安になってきたのだが、いいラストだった。こういう男性は案外よくいるのかもしれないと思った。木原音瀬さんの『愛の結晶』もおもしろい作品だった。こちらは、SFチックな感じで、全くリアルじゃないのだけど、妙にリアルなところもあったり。こんな世の中になったらおもしろいかもしれない。 本の装丁も凝っていて、「黒い結婚」シリーズと「白い結婚」シリーズ、どちらが前後というようになっていなくて、どちらから読み始めてもよい感じ。

Posted byブクログ

2017/10/09

結婚は墓場か楽園か? 〈黒い結婚〉 窪美澄「水際の金魚」、深沢潮「かっぱーん」 木原音瀬「愛の結晶」、中島京子「家猫」 〈白い結婚〉 成田名璃子「いつか二人で」、森美樹「ダーリンは女装家」、瀧羽麻子「シュークリーム」 瀧羽麻子以外は初読み作家さん。 黒い結婚はどれも面白かった。...

結婚は墓場か楽園か? 〈黒い結婚〉 窪美澄「水際の金魚」、深沢潮「かっぱーん」 木原音瀬「愛の結晶」、中島京子「家猫」 〈白い結婚〉 成田名璃子「いつか二人で」、森美樹「ダーリンは女装家」、瀧羽麻子「シュークリーム」 瀧羽麻子以外は初読み作家さん。 黒い結婚はどれも面白かった。 ・中島京子「家猫」一番面白かった。価値観、認識の違い。誰も悪意がないのに、皮肉が効いていて、上手いなあと思った。 ・深沢潮「かっぱーん」日韓の結婚。荒唐無稽、でもありそうな展開がなんとも面白かった。 ・木原音瀬「愛の結晶」近未来、男も子どもが埋める時代の話。いつまでも男の沽券にこだわっていてもね。 〈白い結婚〉の「シュークリーム」も黒い結婚に近い気がする。まわりのウケが良くても、面倒なことは彼女に押し付けて、いいとこ取りの男って嫌だな。

Posted byブクログ

2017/09/02

窪美澄先生→久々にただれた男女間小説読んだ…黒い…。 瀧羽麻子先生→久々に瀧羽先生作品読んだけどやっぱしんみりええ話やな…。 深沢潮先生→ 結婚斡旋詐欺怖…怖…。 森美樹先生→ 良かったな…刺さりながらも面白い…。女装家をこう持ってくるか…。 木原音瀬先生→まさかの男性妊娠ネタ。...

窪美澄先生→久々にただれた男女間小説読んだ…黒い…。 瀧羽麻子先生→久々に瀧羽先生作品読んだけどやっぱしんみりええ話やな…。 深沢潮先生→ 結婚斡旋詐欺怖…怖…。 森美樹先生→ 良かったな…刺さりながらも面白い…。女装家をこう持ってくるか…。 木原音瀬先生→まさかの男性妊娠ネタ。怖…痛…怖…。 成田名璃子先生→ ああ~~~やっぱりな!でもベタだけどいいよな…こういうの…。 中島京子先生→嫌なヤツしかいねえな世の中…とか思う社会の闇系久々読んだ…ツラ…。

Posted byブクログ

2017/08/11

初めに「黒い結婚」の章を読んでゾクゾクした後に、「白い結婚」で涙、涙…。『いつか、二人で』は1番のお気に入り。結末まで読んだら、あ〜そういうことだったんだ、って振り返られます。

Posted byブクログ

2017/07/31

装丁から素敵な一冊だった。 黒い結婚版は 悪い結婚というか 読んでて辛いものがあった。 白い結婚版は 純白のウェディングドレスのようなうっとりするお話が載っていた。 交互に読んで 後口がいい感じだった。

Posted byブクログ

2017/07/29

結婚したばかりなので、結婚をテーマにした本が読みたくて選んだ一冊。斬新な装丁で面白かったです。白黒白の順で読みましたが、わりとみんなグレーな感じ。白の「いつか、二人で」が1番白かったと言うか読後感が良く、でもやはり窪さんのお話が印象に残る。

Posted byブクログ

2017/07/17

7人による結婚をテーマにした短編集。白=楽園が3編、黒=墓場が4編。 表紙がふたつ、開く方向もふたつで、白黒完全に分離していますが、うーん、多くはグレイなんじゃないでしょうか。

Posted byブクログ

2017/06/12

黒から読むか、白から読むか・・・ 少し悩んで黒→白の順番で読んでみました。 読後感を考えると正解だったかな。 表紙にあるように、 結婚は、墓場かはたまた楽園か 黒白に分けて7人の女流作家が、 どちらかのパターンの結婚を描いています。 でも結婚って白一色や黒一色ということはなく...

黒から読むか、白から読むか・・・ 少し悩んで黒→白の順番で読んでみました。 読後感を考えると正解だったかな。 表紙にあるように、 結婚は、墓場かはたまた楽園か 黒白に分けて7人の女流作家が、 どちらかのパターンの結婚を描いています。 でも結婚って白一色や黒一色ということはなく 白だと思っていた生活がある日突然黒に変わったり ず~っとグレーばかりの生活が続いたり 白の中に一点だけポツリと真っ黒いシミができたりと 白と黒が混在してこそのものだろう。 もしかしたら周りからは真っ黒と思われていても 本人だけは真っ白に感じている場合だってあるかも・・・ 単色の物語が揃う中、最初の黒と最後の白は面白かったなぁ♪

Posted byブクログ

2017/06/07

「黒い結婚」の方は胸糞が悪いというか、救いがない感じ。「白い結婚」は眩しくて尊くて・・・同じ「結婚」なのにこんなにも違う、という対比が面白かったです(まぁ、「白い結婚」も順風満帆なわけではないのですが)。まさに「墓場か、楽園か。」だなと。 本の仕組みもちょっと変わっていて、表から...

「黒い結婚」の方は胸糞が悪いというか、救いがない感じ。「白い結婚」は眩しくて尊くて・・・同じ「結婚」なのにこんなにも違う、という対比が面白かったです(まぁ、「白い結婚」も順風満帆なわけではないのですが)。まさに「墓場か、楽園か。」だなと。 本の仕組みもちょっと変わっていて、表から読んだら「黒い結婚」、裏から読んだら「白い結婚」となっています。読む順は、個人的には黒→白がお薦め。

Posted byブクログ

2017/05/20

結婚は墓場か、楽園か。。。 黒い結婚は怖すぎてもう嫌になった笑。窪さんの作品はさすがの筆力。深沢さんは真っ黒すぎてうんざりした笑。2日前まで韓国に行ってたのでより思うことがあったけど。 クラクラするくらい黒い結婚と、白々しくうつってしまう白い結婚。

Posted byブクログ