そして、ぼくは旅に出た。 の商品レビュー
満点の星空を見ていた時に頭の奥で鈴の音が鳴った という一節を読んで、ああこの人も視覚と聴覚がリンクする共感覚者なんだなあと、なるほどだから読んでいてこんなにも気持ちいいのかと腑に落ちました あとMBTI診断したら絶対自分と同じINFPの方だと思う 比喩表現がすごく的を得ている感...
満点の星空を見ていた時に頭の奥で鈴の音が鳴った という一節を読んで、ああこの人も視覚と聴覚がリンクする共感覚者なんだなあと、なるほどだから読んでいてこんなにも気持ちいいのかと腑に落ちました あとMBTI診断したら絶対自分と同じINFPの方だと思う 比喩表現がすごく的を得ている感じ?がして、滑らかで摩擦がないのに強烈に記憶に残る刺激的なエッセイでした
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写真家の大竹英洋さんが写真家を志し、北米のノースウッズへと向かう運命的な旅路が、極めて精緻な筆致と豊かな表現によって、ありありと描かれている。浅学ゆえ、読む前まで大竹英洋さんも存じ上げなければ、写真家のエッセイも読んだことはなかったが、見る見る引きこまれ、筆者やジム・ブランデンバ...
写真家の大竹英洋さんが写真家を志し、北米のノースウッズへと向かう運命的な旅路が、極めて精緻な筆致と豊かな表現によって、ありありと描かれている。浅学ゆえ、読む前まで大竹英洋さんも存じ上げなければ、写真家のエッセイも読んだことはなかったが、見る見る引きこまれ、筆者やジム・ブランデンバーグの写真集と見比べながら、また読んでみたいと思わされた。これを読んで自分も日記をつけ始めるようになった。
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この本を読んでから、今回土門拳賞を取った「ノースウッズ」の写真集を見ると、著者である大竹さんの存在をより感じた。大竹さんの視点で、その光景を見ている気持ちになるというか…。動物たちの毛の一本一本まで見えるような迫力ある写真を見ていると、息を潜める大竹さんの様子までもが想像できるよ...
この本を読んでから、今回土門拳賞を取った「ノースウッズ」の写真集を見ると、著者である大竹さんの存在をより感じた。大竹さんの視点で、その光景を見ている気持ちになるというか…。動物たちの毛の一本一本まで見えるような迫力ある写真を見ていると、息を潜める大竹さんの様子までもが想像できるような気がして、写真に引き込まれた。写真を見るってこういう面白さがあるのか!と新発見でした。
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土門拳賞を受賞した大竹英洋さんの旅を文章で表現した一冊。 だれもが、何者でもなかった頃。 一人の偉大な写真家は、写真家に憧れるただの旅人だった。 導かれるようにノースウッズの森にたどり着き、人々と出会い、写真を撮る楽しさを感じていった著者。 大きな流れに乗ることで、偶然が必...
土門拳賞を受賞した大竹英洋さんの旅を文章で表現した一冊。 だれもが、何者でもなかった頃。 一人の偉大な写真家は、写真家に憧れるただの旅人だった。 導かれるようにノースウッズの森にたどり着き、人々と出会い、写真を撮る楽しさを感じていった著者。 大きな流れに乗ることで、偶然が必然であるかのような不思議な出会いがやってくる。 そんなことを感じさせてくれる一冊。
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写真集の前に読むと、写真集の見応えが、また一層違って見えます。著者初めてのエッセイ、そして写真家に踏み出した著者の思いや行動が綴られています。
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素晴らしかった!星五つ以上の魅力溢れるエッセーだ。 自然の素晴らしさ、出会った人との触れ合い、それは単なる偶然ではなく、著者のひたむきな思いや真面目さが招き寄せたチャンスなのだ。 【心に残った言葉】 「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない @レイチェル・カーソン す...
素晴らしかった!星五つ以上の魅力溢れるエッセーだ。 自然の素晴らしさ、出会った人との触れ合い、それは単なる偶然ではなく、著者のひたむきな思いや真面目さが招き寄せたチャンスなのだ。 【心に残った言葉】 「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない @レイチェル・カーソン すべてがうまく行くことだけが人生にとって大切なことではないのかもしれません(もし、ジムに宛てた手紙が無事に届いていたら、断りの手紙が戻ってきただけかもしれない。返事がこなかったからこそ、ぼくはここに来る決心をして、その結果ジムに会えた) 写真家のジム・ブランデンバーグ 探検家のウィル・スティーガー 彼らの写真集や書籍も是非読んでみたい。 この本は、また、読み返す事になりそうだ!
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小説とも思わせるほどの紀行文。 大学の先輩というのを後から知って親近感が急に湧いた。 やはり人生を変えるのは行動のみであり、興味、心の声に従う事が人生を豊かに遠くまで行く助けとなる事がよくわかる。
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「ノースウッズ」 本書を読むまで知らなかった...。 世界の中心に立ってみれば、自分が活動しているアウトドアフィールドっていうのは随分と限られた狭いエリアなんだな~と、今更認識です。 私も本書を読むことでジムやウィルに色々教わることができました。 (本書で色々紹介してくれてあ...
「ノースウッズ」 本書を読むまで知らなかった...。 世界の中心に立ってみれば、自分が活動しているアウトドアフィールドっていうのは随分と限られた狭いエリアなんだな~と、今更認識です。 私も本書を読むことでジムやウィルに色々教わることができました。 (本書で色々紹介してくれてありがとうございます。) ・本当に良い仕事は何十年といったとても長い時間がかかる。 ・冒険したいなら、今すぐブーツを履いてフィールドに繰り出す、それだけだ。 ・良い結果を出すためには、予定をあけておくこと。 いろんな寄り道が大事だからね。 など色々、大事なことだなあ。 そして写真、昔ペンタックスの一眼レフカメラを片手に色々撮ってたなあと。1枚1枚が貴重で中々上手く撮れないけどそれはそれで楽しかったな。良くも悪くもデジカメの登場で写真に対するモチベーションは一気に下がってしまった。その場で確認できて、綺麗な写真が何枚もとれて、写真の編集もできて...、ただ”貴重さ”が無くなってしまったというか...。 ノースウッズ、一度足を運んでカヌーキャンプでそこの自然に触れてみたい。もっと世界を知らなければ...!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アメリカのノースウッズにおけるノンフィクション(実体験)でありながら、自然に満ちた表現に溢れた穏やかな内容だった。 筆者の大竹氏がノースウッズに渡るまで、様々な動物たちの活動風景、自然だけの過酷で静かな環境、アメリカ人のワイルドな日常、人種を超えた絆など、ほっこりとした暖かさを感じた。 ナショナルジオグラフィックという自然特集番組の名前が各所各所で登場するが、本書はその番組とほぼ同じと言ってもいい。 カメラを片手に日本を飛び出す人なら読んでほしい一冊。
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素晴らしい本だった! 著者の、閃きを信じる力と行動力、次々と起きるシンクロニシティや引き寄せ、次第に目的の人物に近づいていくところにドキドキし、感動した。 写真家のジム、冒険家のウィルの言葉が深く、強く、心に響く。 この、奇跡のような体験を本にしてくれてありがとう。
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