ルート66(下) の商品レビュー
マロリーシリーズ、もちろん好きで読んでいるのだけど、一回読んだら、その後読み返すことは滅多にない。 描写が曖昧で、意味がクリアでなく、そのくせ印象は鮮烈な文章。 自分がきちんと把握できているかどうか不明確なまま、とにかく読み進めるというのがデフォルトのシリーズ。 でも、毎回ラス...
マロリーシリーズ、もちろん好きで読んでいるのだけど、一回読んだら、その後読み返すことは滅多にない。 描写が曖昧で、意味がクリアでなく、そのくせ印象は鮮烈な文章。 自分がきちんと把握できているかどうか不明確なまま、とにかく読み進めるというのがデフォルトのシリーズ。 でも、毎回ラストにやられる。ほぼ必ずやられる。 今回も強烈に打ちのめされて、思わず涙が溢れた。 これがたまらなくて、だから読み返すことがなくて、そして手放せないシリーズとなっている。
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フォルクスワーゲンを選んだ理由がわかり、スッキリ。 マロリーのお母さんは、親友に恋路の邪魔をされるわ、恩を仇で返され殺されるわ(過去作)、散々な人生だと思う。
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最後まで読んだ甲斐はあったよね。前シリーズをすべて読んでいないけれど、ラストを読んだら、過去を振り返り1から読む必要はないかな、と思う。 とにかく描写がくどくて、こちらの想像力とのピントが合っていないのよ……。
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マロリーのシリーズ、9作目、後半。 古い手紙をたどりながら、ルート66をフォルクスワーゲンで走るキャシー・マロリー。 じつは、亡き父親が若い頃に書いたという手紙だった‥ ルート66では連続殺人事件が起きている。 行方不明の子供を持つ親たちのキャラバンが移動している最中で、地元...
マロリーのシリーズ、9作目、後半。 古い手紙をたどりながら、ルート66をフォルクスワーゲンで走るキャシー・マロリー。 じつは、亡き父親が若い頃に書いたという手紙だった‥ ルート66では連続殺人事件が起きている。 行方不明の子供を持つ親たちのキャラバンが移動している最中で、地元警察やFBIも捜査に入り、マロリーも介入せざるを得なくなる。 マロリーを心配して追うライカーらも、これに加わることに。 型破りなマロリーだけど、意外と親切?なところもあったり。 二重三重に絡み合う事件ですが、広い空間をどんどん動いていく展開だからか、もつれた糸が解けていく快感があり、読後感が良かったせいか、物語は重苦しすぎるほどには感じませんでした。 悲惨な子供時代を過ごしたマロリーに、思わぬ発見と希望が訪れます。 こちらも全然予期していなかった‥! 珍しいハッピーエンディングで、笑顔が輝くよう☆
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キャラバンにいる大人が相次いで殺される。刑事も殺される。犯人は誰?ーー。女刑事マロリーの追跡が続き、犯人を追い詰める。犯人との最後の一騎討ちが見もの(読みどころ)。本作は女刑事マロリーのシリーズものである。私は本作しか読んだことがないので、もしかすると他の作品から読んだ方が良かっ...
キャラバンにいる大人が相次いで殺される。刑事も殺される。犯人は誰?ーー。女刑事マロリーの追跡が続き、犯人を追い詰める。犯人との最後の一騎討ちが見もの(読みどころ)。本作は女刑事マロリーのシリーズものである。私は本作しか読んだことがないので、もしかすると他の作品から読んだ方が良かったかもしれない。なんとなく、本作品でシリーズが完結した感があるので。また、海外作品にはありがちだが、登場人物の性別が名前だけでは判別できないなど、読むのに少し苦労した。
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マロリーが失踪して、彼女の部屋には女性の遺体があった。 相変わらずのクールビューティーっぷりで、周りをひっかきまわしまくってるマロリーですが、今回はちょっと違う。 なんか、ちょっと壊れてるというか、とりつかれている感じで、読んでるこっちがびびるよ。つか、他のキャラたちも...
マロリーが失踪して、彼女の部屋には女性の遺体があった。 相変わらずのクールビューティーっぷりで、周りをひっかきまわしまくってるマロリーですが、今回はちょっと違う。 なんか、ちょっと壊れてるというか、とりつかれている感じで、読んでるこっちがびびるよ。つか、他のキャラたちもビビってる感じがすごいあって、そのへんにものすごくシンクロしてしまう。 って、オコンネルはこの辺が上手いのかと、認識する。 主人公ではなく、いわばモブとして、物語と感情を同調させる術に長けているのだろう。 うん。過去作品を思い返すにそんな気がしてきた。 ともあれ他の追従を決して許さないマロリーは、暴走中で、ライカーとバトラーがそのしりぬぐいに奔走するよ。 って、前作でああだったバトラーなので、今回はしおしおです。しおしおバトラーをライカーがあおるというちょっと珍しいパターン。 つか、ライカーの揺るぎなさも実はこのシリーズの魅力であったと再発見。 ルート66で起こる連続殺人事件と、行方不明の子供を探す一団と、警察と、FBIと、物語は混乱を極める。 まぁ、いつでもそうなのだけど、一番醜悪なのは人間なのだ。 そして、<そんなことで>という理由で、簡単に転がり落ちて、それを誤魔化すためにさらに邪悪になる。 ルート66だけに、その転がりっぷりに眉間が寄ってしまったよ。 そしてマロリーは、自分のルーツを手にいれる。 も、決して変わることがないと思っていた彼女だけど、それでもじんわりとやんわりと変わっていくのだろうか。 …変わっていくことが、必ずしも幸せ、ってことじゃなさそうなところが、憂鬱。
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(上巻より) マロリーがイリノイ州の若い警官に、 彼女にしては、懇切丁寧に我慢強く「仕事」を教えていた場面は感動的だった。 いつも人と関わらない、関わる気もない、 関わった場合は脅迫か暴力か毒舌のマロリーが、 ルートの自動車修理工やキャラバンの子ども達とそれ以外の関係にあった...
(上巻より) マロリーがイリノイ州の若い警官に、 彼女にしては、懇切丁寧に我慢強く「仕事」を教えていた場面は感動的だった。 いつも人と関わらない、関わる気もない、 関わった場合は脅迫か暴力か毒舌のマロリーが、 ルートの自動車修理工やキャラバンの子ども達とそれ以外の関係にあったのが良かったのかも。
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