鎌倉香房メモリーズ(5) の商品レビュー
「花守の送り歌」 逃げ道にしないで。 まだ頑張って欲しいと願う心があるからこそ、慣れ親しんだ居心地の良い場所ではなく闘って欲しいのだろうな。 「蓮のつぼみが開くとき」 隠していた過去は。 恩を仇で返してしまったからこそ、何十年と時が経っても忘れることが出来ず苦しい想いをしていた...
「花守の送り歌」 逃げ道にしないで。 まだ頑張って欲しいと願う心があるからこそ、慣れ親しんだ居心地の良い場所ではなく闘って欲しいのだろうな。 「蓮のつぼみが開くとき」 隠していた過去は。 恩を仇で返してしまったからこそ、何十年と時が経っても忘れることが出来ず苦しい想いをしていたのだろうな。 「小さなあなたに祝福を」 ヒントは送られて。 嫌われるようなことをしてきてしまったとはいえ、詫びる気持ちと大切に想う気持ちがあるから届けたのだろう。 「ふたり、手をつないで」 追い続ける背中は。 どれだけの人に愛されて育ったとしても、存在を知られていなくても一番に想うのは一人しかいない関係かも。
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内容(ブックデータベースより) お互いに気持ちを打ち明け合った香乃と雪弥。 雪弥の戻った花月香房は、本日も営業中。 雪弥の父母への葛藤、そして香乃の自分の力に対する鬱屈の行方、そして二人の関係は? 香りが紡ぐ最後の物語。 令和6年9月8日~11日
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香りの知識も披露しつつ。淡々とした優しい話でした。お互いがお互いのことを大事に思っている恋愛なので読んでて安心でした。
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4巻に比べて静かな展開の5巻だけど、とても満足。319ページの謎解きに衝撃を受けました。。彼の苦悩の一番はそこだったのね。。と。雪弥くんは香乃ちゃんに本当に救われたと思う。
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最終巻まで勢いで。2〜3冊でダレる作品も多いけど、これは5巻まで同じペースで楽しめました。予想通りというか期待を裏切らないというか、安心して気分の時に読める。
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最終巻を読み終わったあと、しばらく余韻に浸っていました。 もっともっとこの2人の、そしてほかのみんなの物語を読みたいと思うほど、登場人物や世界観が大好きでした。優しくて、ほんわかした文章と雰囲気に、いつの間にか夢中になっていました。登場人物みんなが魅力的で、愛おしくなりました。早...
最終巻を読み終わったあと、しばらく余韻に浸っていました。 もっともっとこの2人の、そしてほかのみんなの物語を読みたいと思うほど、登場人物や世界観が大好きでした。優しくて、ほんわかした文章と雰囲気に、いつの間にか夢中になっていました。登場人物みんなが魅力的で、愛おしくなりました。早く先が読みたいと思うと同時に、物語の終盤に近づくにつれて終わってほしくないと思う矛盾した気持ちも芽生えてきました。本は完結してしまったけれど、もう少し、その先もずっと続く彼らの物語に思いを馳せようと思います。 表紙に描かれている二人の距離も内容とあっていて、それに気づいた時はもうずっと見つめていました。少しずつ近づいて、一度離れてしまって、でも最後は手を繋いで…もう、愛おしい… 今までお香のことを何も知らなかったけれど、この本を読んでからお店でお香を見つけると立ち止まるようになりました。そして、そのときに必ず思い出すのは、この本のこと。それほど、私にとって大きな存在になっていたということなのでしょうか。
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お香に着物。和の趣に包まれた中で、人の心境を香りとして感じる力を持った女子高生の主人公が、ふれ合う人たちの葛藤やすれ違いを解消していく様がとても温かい。憧れの大学生、雪弥への想いも可愛らしくて読んでいて応援したくなる。 最近はハードな小説ばかり読んでいたからか、こういう作品に触れ...
お香に着物。和の趣に包まれた中で、人の心境を香りとして感じる力を持った女子高生の主人公が、ふれ合う人たちの葛藤やすれ違いを解消していく様がとても温かい。憧れの大学生、雪弥への想いも可愛らしくて読んでいて応援したくなる。 最近はハードな小説ばかり読んでいたからか、こういう作品に触れて年甲斐もなくほっこりした。 元々のターゲットは10代後半か? 40代の自分としては、若いころの気持ちを思い出しながら素直に楽しめた。 心地よかったのでまとめ買いせずに1ヶ月に1冊ペースで購入し、今日ついに最終巻を読み終えたが満足の内容。 余談だが、お香にも興味がわいて自宅の近くにお香を扱う店がないかネットで検索してしまった(笑)
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この表紙だけでもうなんかぐっとくるね。最後まで香乃ちゃんはかわいかった。辛い思いをしながらも人に優しさを向けられる人たちがたくさん出てくる、このシリーズに出会えてよかったです。
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最終巻。恋愛とか家族のこととかがひとまず片付いてみんなひとつおとなになったのだと思います。総じて、みんな心に傷を抱えて大人になって、後悔したり自分の中で上手に昇華して生きていくのだなぁと、自分のことも振り返りつつ読んだ。お気に入りはチヨちゃんの家族の話。恋愛は、オレンジ文庫さんは...
最終巻。恋愛とか家族のこととかがひとまず片付いてみんなひとつおとなになったのだと思います。総じて、みんな心に傷を抱えて大人になって、後悔したり自分の中で上手に昇華して生きていくのだなぁと、自分のことも振り返りつつ読んだ。お気に入りはチヨちゃんの家族の話。恋愛は、オレンジ文庫さんは結局子供向けの少女小説程度の恋愛にしか足を踏み入れないのかな?という感じ。もうちょっと踏み込んでくれたらいいのになぁとも思います。
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最終巻。気持ちを通わせやっぱり落ち着かない香乃や、言葉選びや言葉遣いのどことないオタクっぽさがくたびれない瀬戸際?つらい気持ちにそっと寄り添う瑞々しさがとてもすき。束縛する叔父の本音が可愛く、彼と唯一対等に渡り合える警察官みずきが格好良い。チヨの家に泊まり曾祖父の戦争中の後悔に触...
最終巻。気持ちを通わせやっぱり落ち着かない香乃や、言葉選びや言葉遣いのどことないオタクっぽさがくたびれない瀬戸際?つらい気持ちにそっと寄り添う瑞々しさがとてもすき。束縛する叔父の本音が可愛く、彼と唯一対等に渡り合える警察官みずきが格好良い。チヨの家に泊まり曾祖父の戦争中の後悔に触れる話が特に印象的。
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