北斎まんだら の商品レビュー
初出 2014〜15「小説現代」 北斎の弟子になった高井三九郎(鴻山)から見た古希となった画狂人北斎、娘のお栄(応為)、弟子の善次郎(英泉)、孫の重太郎の、それぞれのまた互いへの思いが描かれる。 問題児の重太郎が北斎の贋作を売っているのが大きな事件となって描かれるが、そこで...
初出 2014〜15「小説現代」 北斎の弟子になった高井三九郎(鴻山)から見た古希となった画狂人北斎、娘のお栄(応為)、弟子の善次郎(英泉)、孫の重太郎の、それぞれのまた互いへの思いが描かれる。 問題児の重太郎が北斎の贋作を売っているのが大きな事件となって描かれるが、そこでは「なぜ絵を描くのか、自分にとって絵とは何か」という問いにそれぞれが答えていく。 北斎を中心として周辺の人物がそれぞれの位置を占めているのがあたかも曼荼羅図のようだというのがタイトルの意味なのだろう。 三九郎が妖が見えるというのは、もっと展開があるのかと思ったのだが。
Posted by
ヨイ豊に応為がチョロっとでてきて、この時点であ、書くなと思った。 歌川一門の話もそれはおもしろかったけど、北斎はただ北斎一人きりってのがまたドラマチックでよいな。 また絵を見に行きたくなった。 しかし、お栄さんどんだけブスなんだろ?
Posted by
- 1
- 2