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裏世界ピクニック の商品レビュー

3.8

39件のお客様レビュー

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2020/11/29

ネットロアをモチーフにした(今のところ)軽い感じの冒険小説、というかラノベ? テンポよく話が進みます

Posted byブクログ

2020/11/13

なんとなく手に取ってみたんですが、一話(でいいのかな)で断念。今どきのSFなんだろうなぁと思うけど自分には合いませんでした。 自分だけの秘密の場所というものにあこがれる気持ちはわかるけど、ちょっと…うん、無いな。後はなんとなく主人公が漫画かゲームのキャラクターっぽい。ビジュアル...

なんとなく手に取ってみたんですが、一話(でいいのかな)で断念。今どきのSFなんだろうなぁと思うけど自分には合いませんでした。 自分だけの秘密の場所というものにあこがれる気持ちはわかるけど、ちょっと…うん、無いな。後はなんとなく主人公が漫画かゲームのキャラクターっぽい。ビジュアルありきというか。実際の日本人でそこまで綺麗な金髪が似合う人物ってあまりいない気がするし。性格もなんかテンプレっぽいというか。 後は異世界で気持ち悪い存在を退治しよう!というゲーム脳がどうかなぁという感じ。これ、反対に捉えると異世界からやってきたアメーバ型知的生命体が、人間の形態が不気味だから退治してやろうぜ、燃えた後に残ったガイコツがしゃれおつ、高く売れたからもっと狩ってやろうぜ、なんてノリだよなぁ。 まぁ自分には合わなかったという事で…

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2020/11/02

ネットで見たことのあるホラーをベースに異世界を探検する話。 都市伝説とか怪談との遭遇をリアル実況してくれてるのを見てるような感覚。 SFのようなホラーのような。

Posted byブクログ

2020/09/29

都市伝説、実話怪談、フォークロア好きならはまると思われます。ワタシはめちゃくちゃ面白く読めた! 元ネタ解説してるのも好感度高いし、説明する文章が読みやすい。ちなみに実話怪談は文章がうまくないと面白くないのです。読みにくいのはこの手の小説では致命的だと思うので、この宮澤伊織作家は上...

都市伝説、実話怪談、フォークロア好きならはまると思われます。ワタシはめちゃくちゃ面白く読めた! 元ネタ解説してるのも好感度高いし、説明する文章が読みやすい。ちなみに実話怪談は文章がうまくないと面白くないのです。読みにくいのはこの手の小説では致命的だと思うので、この宮澤伊織作家は上手いなぁと思います。アニメ化めちゃくちゃ楽しみにしてます。百合小説ぽさが濃いぃとワタシはダメになるかもしれないんですけど。1巻は大丈夫でした。

Posted byブクログ

2020/05/18

和気あいあいなだけじゃなく、背筋が凍るような現代の怪談をベースにした、異色のアドベンチャー。 二人の関係性がいいね!

Posted byブクログ

2019/08/20

女子大生の空魚(そらを)と鳥子(とりこ)が、裏世界で消息をたった鳥子の親友である冴月(さつき)を探す物語。世の中の怪談をベースにしており、うまく説明できないが、ラノベのような軽い展開なのに、人間として恐怖を自然に感じる物語である。メインの登場人物が若い女性であり、ジャンルは百合S...

女子大生の空魚(そらを)と鳥子(とりこ)が、裏世界で消息をたった鳥子の親友である冴月(さつき)を探す物語。世の中の怪談をベースにしており、うまく説明できないが、ラノベのような軽い展開なのに、人間として恐怖を自然に感じる物語である。メインの登場人物が若い女性であり、ジャンルは百合SFである。個人的には、このように女性が苦難に立ち向かう話は好きだ。アイドルを愛でる感覚に近いのかもしれない。もしくは、自分が単にサドなだけかもしれないが。さて、本書はシリーズの第1作。続きも読む。

Posted byブクログ

2019/05/29

「くねくね」や「八尺様」などの異形が跋扈する、世界の裏側を探索する少女二人の怪異譚SF。異形の描写はやや写実性が曖昧なものの、暗さではなく明るさをベースにした裏世界の描写は異世界感が際立っており、現実では無い場所を想起させる秀逸な描き方だと思う。下手な暗闇より不自然な明るさのほう...

「くねくね」や「八尺様」などの異形が跋扈する、世界の裏側を探索する少女二人の怪異譚SF。異形の描写はやや写実性が曖昧なものの、暗さではなく明るさをベースにした裏世界の描写は異世界感が際立っており、現実では無い場所を想起させる秀逸な描き方だと思う。下手な暗闇より不自然な明るさのほうが何倍も怖く、その明るさの恐怖を踏まえているからこそ、裏世界の夜はより恐怖が増大するというのは上手い描き方であった。 ただ惜しい点もいくつかあって、それは裏世界の夜での恐怖体験が少なかったことだろうか。怪異による精神汚染や、くねくねの突起が生えるなど、生理的な恐怖感もよかったが、もっと色んな方面で怖がらせても良かったような気はする。確かに美少女二人が毎回発狂寸前まで追い詰められるのは良かったが、登場人物の数も少なく、被害者も同様に少ないため死の恐怖は薄かった。また怪異の及ぼす影響もやや半端で、手と目という「認識」と「接触」の能力を得たというのは面白いのだが、人目を引く以外に、現実世界で何かしらのデメリットがあってもよかったと思う。ドロップアイテムや常識が足がかりにならない世界で、唯一怪異を「見る」や「触れる」といった常識的なラインに引きずり落とすことのできる対抗策になるというのはいいのだけど、悪影響も見てみたかった。やはりそれは対比表現の問題であり、裏世界と比較して日常を安全にしてしまったせいで、やや裏世界の恐怖の「持ち越し」を拒んでしまったせいだろう。裏世界には侵入するのではなく迷い込むという体裁をとっているのが良かっただけに、裏世界から日常というベクトルでの侵食も欲しく、日常が崩れ去る恐怖も読んでみたかった。ホラーではないのでそこまでの恐怖は要らないかもしれないが……。あと全てを根源的恐怖への知覚や認識の問題にしたのは賛否両論あるかもしれない。SF好きとして理屈が欲しい気持ちは分かるが、正体不明の恐怖が解き明かされていくのはやや冷めてしまう部分もある。こういうアプローチを試みるのは好きなのだが、個人的には完全に法則の違う別世界として独立してくれていたほうが望ましい。 もう一つの要素である百合は中々のもので、友達や恋人といった風に、関係性が固定されない百合描写は素晴らしい。また死線を越えるたびに絆が深まるというのも丁寧に描かれている。怪異を銃で撃退するのは、怪異に対して物理的な抵抗を想像した人間なら爽快感があるだろう。くねくねを発狂寸前まで見つめながら、マカロフをぶっ放す様はケレン味がある。ただその代わりというわけではないが、怪異に魅せられて廃墟探索に行く人間の心情は凄く上手く描けている。恐怖心というものと同様に探究心もまた根源的なものである。色々と惜しい部分も多い作品ではあるが、次巻以降も読んでみたいと思う。

Posted byブクログ

2019/05/15

ネットのどこかで「最高の百合」という評価があったので読みはじめたのだけれど、その推薦書きは「ハッピーターンの粉を使った世界一美味い肉じゃがの作り方まとめ」とか「マクドナルドのチーズてりたまが神の食べ物過ぎて毎日食べられる」みたいな意味だったみたいだ。この煽りで膨らむ期待ぐらいの味...

ネットのどこかで「最高の百合」という評価があったので読みはじめたのだけれど、その推薦書きは「ハッピーターンの粉を使った世界一美味い肉じゃがの作り方まとめ」とか「マクドナルドのチーズてりたまが神の食べ物過ぎて毎日食べられる」みたいな意味だったみたいだ。この煽りで膨らむ期待ぐらいの味わいは保証できる作品である。作家はなかなかの腕前だ。

Posted byブクログ

2022/10/30

ファンタジー。SF。冒険。連作短編集。 「八尺様サバイバル」「ステーション・フェブラリー」はSFマガジンで既読。 挿絵もあり、ほぼライトノベル。 SFとしては、ストルガツキー兄弟の『ストーカー』が近いか。 ホラー、怪談、百合、ガンアクション(?)の要素もあり。 気軽に読むには良さ...

ファンタジー。SF。冒険。連作短編集。 「八尺様サバイバル」「ステーション・フェブラリー」はSFマガジンで既読。 挿絵もあり、ほぼライトノベル。 SFとしては、ストルガツキー兄弟の『ストーカー』が近いか。 ホラー、怪談、百合、ガンアクション(?)の要素もあり。 気軽に読むには良さそう。

Posted byブクログ

2019/08/15

都市伝説、ネットロアの類×異世界サバイバル小説。 取り扱っているものがホラーの類いなのでホラーに見えるけれど、個人的にはこれはSFの分類だなと思った。「よくわからないもの」がホラーの真髄だと思うので、それに理由をつけ理屈を立てようとする登場人物の思考回路がSF。みたいな。 元ネタ...

都市伝説、ネットロアの類×異世界サバイバル小説。 取り扱っているものがホラーの類いなのでホラーに見えるけれど、個人的にはこれはSFの分類だなと思った。「よくわからないもの」がホラーの真髄だと思うので、それに理由をつけ理屈を立てようとする登場人物の思考回路がSF。みたいな。 元ネタのネットロアや都市伝説を知っていると面白さ倍増だとおもう。大好きなのですごくツボだった。 恐ろしいけれどどこか美しい異世界でサバイバルが楽しい。怖いんだけれども二人でいればなんとかなる感が強い。 登場人物がみんなどことなく不器用。特に主人公ふたりは見ていてもだもだいらいらする位に不器用でぎこちないのだけれども、衝突したり味わったことがないモヤモヤを抱えたりしながらもゆっくり、少しずつ仲良くなっていく過程が良かった。 すごく面白かったので続きを読みたい。

Posted byブクログ