歴史の大局を見渡す の商品レビュー
歴史が苦手な私にとってポイントを絞って書かれていたため、登場する人たちの意図や思いなどがわからず、ほとんど読んだ後も記憶に残らなかった。 1冊で全体像を書く目的なので、当然と言えば、当然なのだけれど、私にはもう少しわかりやすい細かい解説がある方が良かった。
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⚪︎⚪︎と歴史、という切り口で、生物学、人種、宗教、経済学…など13のテーマで書かれた本。 世界の通史のエッセンスを凝縮して書かれているが、大きなテーマに対して紙幅が限られているから、ものすごい抽象的な議論になっている。「それ欧米史観に偏りすぎた意見では?」という点も散見された...
⚪︎⚪︎と歴史、という切り口で、生物学、人種、宗教、経済学…など13のテーマで書かれた本。 世界の通史のエッセンスを凝縮して書かれているが、大きなテーマに対して紙幅が限られているから、ものすごい抽象的な議論になっている。「それ欧米史観に偏りすぎた意見では?」という点も散見された(それこそ限られた紙幅だから網羅的な記述も困難なのだろうけど)。 そもそもこの本は、文明の物語シリーズという大著のエッセンスを集めたらしいので、文句を言う前にまずそっちを読まなきゃならないのだろうと思った。
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生物学同様、歴史は基本的には適者が生き残る自然淘汰であり、善良だからといって有利に扱われるわけではなく、多数の不運に見舞われ、最後には生存能力が試される。
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「知を愛する」営みは人間と宇宙の真理を追い求めてきた歴史なのね。哲学は時に科学と結びつきまた分かれ、創造力と知恵を育て人間の存在意義を問い続けている。
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著者は夫婦で歴史学者・哲学者ということで、10巻にもわたる歴史書を記し、ピュリッツァー賞も受賞しているとのこと。本書はその筆者の大部にわたる代表作のエッセンスを、13のエッセイにまとめた歴史読み物。 本書で書かれているのは、歴史は繰り返す(正確には、類似の原因により類似の事象が生起する)とか、貧富の差が対立を生むとか、国家は自由を制限するとか、まさに『歴史の大局』の話。ある意味で新奇性があるわけでもなく、言い古されてきた言明も多いと感じました。 ふと私はロシアを思いました。何故、ロシアはプーチンを祭りあげるのか。何故国民はプーチン体制に反抗することが出来ないのか。プーチンや権力者が旧共産圏の国々がいわゆる西側につくことで抱く恐怖とは何なのか。 同時に思うのは米国と太平洋戦争に突入した第二次世界大戦時の日本です。何故誰も開戦を止めようとしなかったのか。国の指導者たち・エリート層はその時何をしていたのか。本当に避けられない戦争であったのか。 そうした疑問への回答の一部は、第9章「社会主義と歴史」、第10章「政治と歴史」、第11章「戦争と歴史」に示されているように思います。 ・・・ さて、本書の最後部では、「人類は発展しているのか」という疑問を筆者は投げかけています。21世紀になっても一国が他国を武力で侵略するような事が起こるのですから、否と答えたくなります。でも筆者は技術の進歩、病気の撲滅や公衆衛生の発達などを大いに評価しています。 それゆえに、筆者が仄めかしていると感じるのは、文明は進歩するも人類の本性はそのまま、という事です。そしてその本性により歴史は生々流転・類似の事象を繰り返すとでも言いたげです。 であれば歴史を学ぶということは一体何なのか。人類の本性故に繰り返される悲劇。それに絶望しないこと?悲劇に耐えつつ、人類の本性を上回る文明の発達を期待すること(AIの進歩などまさにこの筋書きでは!?)? 疑問は絶えませんが、歴史の素晴らしいことはこうして我々を一時でも自省的にしてくれることだと思います。『人のふり見て我がふり直せ』といいますが、歴史とはまさに自らの鏡であり、他人の愚行の中に自らを見出すことだと思います。 本書はそんな歴史の良さと、人類の変わらぬ本性を思い起こさせてくれる作品でした。
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面白い。事実として新しいというより視点の話し。進化しているはず だが人類の歴史は韻を踏む。人類と民族の歴史を伝えること 文化を次世代に伝えることが 教育ということが腑に落ちる。
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印象に残ったフレーズは、イングランド人がイングランドを作ったのではなくイングランドがイングランド人を作った。 この著書からは歴史は文明の技術が違えど、ほとんど類似した流れを繰り返していることを学びました。 『歴史は韻を踏む』とよく言われますが、まさにその通りであることと、人間の進歩の無さを感じましたね。 しかし著書でも言及されていた通り、膨大な歴史を160ページ程度に集約するのは無理がありました。ひろ~~く世界史を学べるものの、内容としては物足りなさが目立ちました。よって、評価は☆2です
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【歴史は繰り返す。だが、それは概略においてのみである】(文中より引用) 文明について論じてきた世界史の大家が、歴史とそれを学ぶ意味とは何かについて概略的に説明した作品。エッセンスとも言える歴史学の要諦が収められています。著者は、夫妻で活躍し、米大統領自由勲章も受賞しているウィル...
【歴史は繰り返す。だが、それは概略においてのみである】(文中より引用) 文明について論じてきた世界史の大家が、歴史とそれを学ぶ意味とは何かについて概略的に説明した作品。エッセンスとも言える歴史学の要諦が収められています。著者は、夫妻で活躍し、米大統領自由勲章も受賞しているウィル・デュラントとアリエル・デュラント。訳者は、都市銀行調査部に務めた経験を有する小巻靖子。原題は、『The Lessons of History』。 「そもそも歴史を学ぶことの意味とは何なのか」という本質的な点に始まり、歴史における宗教や政治・経済、そして文明の意義にまで言及する盛りだくさんの作品。決して分厚い本ではないのですが、広い視野をお手軽に養うことのできる良作でした。 今度は大著の方に手を出してみたい☆5つ
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歴史はこれまでの人類が紡いだ偉大な資産、遺産であって、豊かな遺産を受け継いだ現代の自分は本当に幸福だと思う。 現代を理解するためのツールとして歴史を学んできたが、自分を豊かにさせてくれるものとこの本を読んで気づかされた。もっと歴史について知りたいと思わせる一冊。
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