コロンブスの不平等交換 の商品レビュー
イギリスのパブでご飯を食べると、これでもかというくらいマッシュポテトが付いてくる。この欧米の庶民のお腹を満たしてきたジャガイモも、あの実がぷりっとして、ぎっしりのトウモロコシも、アステカやインカの人たちが、長い間かかって品種改良した作物だったんだ。これらの食べ物がなかったら、欧米...
イギリスのパブでご飯を食べると、これでもかというくらいマッシュポテトが付いてくる。この欧米の庶民のお腹を満たしてきたジャガイモも、あの実がぷりっとして、ぎっしりのトウモロコシも、アステカやインカの人たちが、長い間かかって品種改良した作物だったんだ。これらの食べ物がなかったら、欧米の人たちは、どんなにひもじい思いをしたことだろう。 それに比べ、欧米人たちが彼らに与えた仕打ちは 酷かった。 著者は、アンデスの農業を研究しているうちに民俗学に転向し、この本で、歴史まで語ってくれている。
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大航海時代に興味があって図書館で借りました。ちと、期待とは違ったけれどもいろいろと勉強にはなりました。それにしても奴隷という制度は人類最大級の汚点ですね。 海をまたぐ航海、交易でその土地のシステム、風土、環境というものは改善更新されること以上に壊され、死滅していくことのほうが多かったのですね。我が国のほとんどの文化、食べ物飲み物は中国からもたらされてきたようですが、そこはアジア同士。 ヨーロッパからアメリカ大陸との交易はいいことも悪いことも多々あったようです。理不尽な奴隷制度は悪の所業。先人たちの命を賭した開拓の恩恵を今の私たちは何も知らずに生きております。ジャガイモに対する感謝の気持ちが芽生えました。
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コロンブスその人についてではなく、新大陸到達によって引き起こされる災難に焦点を当てた一冊です。 植物、家畜等資源の交換が行われますが、それは人間同士の平等さに欠けるものでした。 図らずも疫病の交換が起こり、旧世界からのそれは新世界を滅ぼしてしまいます。 争いはあっても豊かな大地で...
コロンブスその人についてではなく、新大陸到達によって引き起こされる災難に焦点を当てた一冊です。 植物、家畜等資源の交換が行われますが、それは人間同士の平等さに欠けるものでした。 図らずも疫病の交換が起こり、旧世界からのそれは新世界を滅ぼしてしまいます。 争いはあっても豊かな大地で比較的平和に暮らしてきた先住民たちは、文明人によって野蛮な世界へ招かれてしまうのです。 トウモロコシやジャガイモなどの作物は、先住民による品種改良と加工技術によって生み出されたものです。 彼らは決して野蛮人ではなく、むしろ優れていました。 絶滅させられてしまった部族もいることを残念に思います。 多くの文献から要約され情報量が多く、更に読みやすく感じました。
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