航空宇宙軍史 完全版(四) の商品レビュー
衛星エリヌス地下都市で始まった内戦の、だれもが不幸になる結末はなんともやりきれないものを感じます。宇宙船同士の戦いは、軌道力学と推進剤が勝敗を分けるリアルな戦闘。太陽のすぐ脇で炙られながらのバトルなんて他では読めないですね。
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読んでいる時は、相対性理論の中で宇宙を行き交う宇宙船の話で、ちょっとファンタジーっぽいという感想だった。巻末の解説を読んで、本書(本シリーズ)の構成が緻密に計算されたものだと気づく。好みなのは「仮装巡洋艦バシリスク」の方。宇宙を漂う乗組員の強さが涙を誘う。全体的には宇宙の非常なま...
読んでいる時は、相対性理論の中で宇宙を行き交う宇宙船の話で、ちょっとファンタジーっぽいという感想だった。巻末の解説を読んで、本書(本シリーズ)の構成が緻密に計算されたものだと気づく。好みなのは「仮装巡洋艦バシリスク」の方。宇宙を漂う乗組員の強さが涙を誘う。全体的には宇宙の非常なまでの厳しさを表現しており、背筋が寒くもなるが、それはまだ私が宇宙を最後のフロンティアだと楽しいことしか想像しなかった故の無知からくる恐怖なのだろう。800ページ超えの大作だが、一気に読みたい作品である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『第一次外惑星動乱から20年…』 時代はアフター第一次外惑星動乱へ、そして人類領域は遙か外宇宙へ拡大していった… 「エリヌス−戒厳令−」占領軍の横暴への反発から始まった外惑星連合軍の最後の暴発って事になるのかな>エリヌス事件 そして、次に待つは、ワーストコンタクトなのか?人類同士の恒星間戦争なのか?
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長らく古書でしか再読出来なかったものが新刊で読めるのは嬉しいが、完全版と言う名で出すなら出版順に出すか、短編集をばらしても宇宙軍史の年代順に並べて欲しかった気もする。
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