山怪(弐) の商品レビュー
ヤマケイが出している、山の怖い話ということで読んでみた。目次をみたら、八甲田山、と書いてあったので2巻から読み始め。まったく違う地域なのに、人魂を見たり、「おーい」と呼ぶ声がしたり、慣れているのに迷ったり、という同じような怪異があることが興味深かった。見える人と見えない人の反応も...
ヤマケイが出している、山の怖い話ということで読んでみた。目次をみたら、八甲田山、と書いてあったので2巻から読み始め。まったく違う地域なのに、人魂を見たり、「おーい」と呼ぶ声がしたり、慣れているのに迷ったり、という同じような怪異があることが興味深かった。見える人と見えない人の反応も面白かったが、やはり「気にしない!」が最強という説にふふっと笑ってしまった。強さってそういうことなのかもしれない…。
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山で起こった不思議な話を集めた本。 オチなどが特にないところがリアル。 それゆえ得体のしれない怖さを感じる。
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マタギを取材するフリーランスカメラマンが採録した山の怪異。 最近流行りの所謂実話怪談などのように派手な話はほとんどなく、人魂の話、野焼きされる遺体の話、山に呼ばれて行方不明になった話などが飾らない筆致で語られる。怪談というよりは民俗学でいうところの世間話の方が近く、取材先が実名で登場するなど資料として貴重である。読者を怖がらせてやろうというケレン味がないだけにリアリティも高い。 山で見た人魂を、あれはきっと蛍の塊なんだよと説明する話者を前に筆者は考える。山が生活の場になっている人間にとってそこは日常である。そこで起きたことは説明がつくことでなければ生活の足元が崩れてしまうと。 本文中にもそうやって自らが体験した怪異を日常に落とし込もうとする話者はたくさん見られた。 日本人の境界意識の中で山は異界であり、人里とは決定的に異なる。そこに隣接して暮らす人の思いと覚悟に平地人である自分はただ戦慄するしかない。
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2巻目だが、1巻と同じくらい、怖かった。 幽霊?と妖怪?と狐?狸?とUFO? いろんなものが出てくる。 なぜこんなに怖いのか…霊感は全くないのだが、育った地域が山の中だから、と思う。 2巻では自分の故郷の逸話も出てきて、さらに怖さが増した。 読むのは2度目だが、最初の時と同じくら...
2巻目だが、1巻と同じくらい、怖かった。 幽霊?と妖怪?と狐?狸?とUFO? いろんなものが出てくる。 なぜこんなに怖いのか…霊感は全くないのだが、育った地域が山の中だから、と思う。 2巻では自分の故郷の逸話も出てきて、さらに怖さが増した。 読むのは2度目だが、最初の時と同じくらい新鮮に読めた。
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マタギ、林業関係者、山間部にある集落の住民から語られる不思議な音や声の話、人魂の話、神隠し、狐や狸といった動物にまつわる話などなど。 現在形の聞き語りからは、山には人智を超えた存在があるのだと感じさせる説得力があった。 山小屋の話はどれもゾーッとする……。
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狐や狸、目に見えない何かなど様々な話がありましたが、火の玉についてが特に印象に残りました。 本作にも書かれている通り、科学的に火の玉は獣の死骸もしくは遺体から発生したリンが発生したものだとされています。 語り部として登場された方々もただの自然現象だと捉えている方もいらっしゃいました。 しかし読み進めるうちに、『山』という空間では 人知の及ばない不可思議なことも起こり得るのではないか、そう思えてしまうようなお話ばかりでした。 山に入ることを日常とされている方々にしか分からない感覚や経験のお話もあり、とても興味深かったです。
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「犬を入れた訳」というタイトルがなんかすごく良かった。 地味に怖い山の話がつらつらと並ぶ。もちろん謎が解けるわけではなく、ただただ色々な人が体験した色々な不思議な話が並ぶだけ。 内容としては良かったのだが、霊感があるとかないとかいう話をされると一気にうさんくさくなるから、語る人が言うのは仕方ないとしても著者まで乗ってくるのはやめてほしかった。
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「見えない」体質でよかった! この本を読んでいて面白いな、と思ったのは、山で仕事をする人たちがまず、開口一番に「なにも変なものは見たことない」し「怖いことにも遭ったことはない」というが、同僚や知り合いが狐に化かされたり、本人が「不思議なことはあった」と言ったりしていること。要は、...
「見えない」体質でよかった! この本を読んでいて面白いな、と思ったのは、山で仕事をする人たちがまず、開口一番に「なにも変なものは見たことない」し「怖いことにも遭ったことはない」というが、同僚や知り合いが狐に化かされたり、本人が「不思議なことはあった」と言ったりしていること。要は、自分がそういう目に遭っても「あまり気にしていない」風なのだ。その理由を、著者はあとがきで推測している。 開発が進んだとはいえ、日本の山にはまだまだ人を寄せ付けない「ナニモノカ」が棲んでいるのに違いない。人は自然の一部に間借りして生きている。そのことをこの本は教えてくれているように思う。願わくば、いつまでも日本の山々が「ナニモノカ」の息づく場所であってほしいと思う。
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東北を飛び出して関東、四国地方の山にまつわる不思議話が収録されている。 肝が据わっている人物が一番強い。まさにそのとおりだ。
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山怪の第二弾。相変わらずオチはない不思議な話。 ばあちゃんの話ってこんな風だったなぁ。なぜ?も、どうして?もなく、ただそういうことがあったんだ、というだけの話。
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