スラムにひびくバイオリン の商品レビュー
パラグアイのスラムで起こった、オーケストラにまつわる本当の話。荒廃した雰囲気ときついゴミの臭いが漂うスラムで、チャベスの献身的な音楽活動によって、主人公のアーダはじめ、みんなが音楽に向き合っていく姿が良かった。 特に「バイオリンは家より高価で盗まれる」事実のあるスラムにおいて、ゴ...
パラグアイのスラムで起こった、オーケストラにまつわる本当の話。荒廃した雰囲気ときついゴミの臭いが漂うスラムで、チャベスの献身的な音楽活動によって、主人公のアーダはじめ、みんなが音楽に向き合っていく姿が良かった。 特に「バイオリンは家より高価で盗まれる」事実のあるスラムにおいて、ゴミ置き場にあることを逆手に取って、「誰も盗らない楽器」を発明したことは素晴らしく、同時に「個々では何も起きないが、スラムにいるという集団心理」から皆が活気付いていく様が、大変心が現れた。 本当の話かなぁと読み進めていたが、文末に書かれていたコラムでノンフィクションだとわかり、子供たちと楽しい気持ちを共有させて頂きました。
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絵本で世界を学ぼう で 紹介された本。 本書で54冊目だ。 スラムにひびくバイオリン という題名だけ読んでいた。 スラム街で少女がバイオリンを弾いているシーンが思い浮かび、楽器が盗まれないだろうか? そんな心配をした。 ゴミを楽器に変えた リサイクルオーケストラ と副題を...
絵本で世界を学ぼう で 紹介された本。 本書で54冊目だ。 スラムにひびくバイオリン という題名だけ読んでいた。 スラム街で少女がバイオリンを弾いているシーンが思い浮かび、楽器が盗まれないだろうか? そんな心配をした。 ゴミを楽器に変えた リサイクルオーケストラ と副題をみていなかった。 表紙を見ると、 バイオリンの様な楽器を持った少女、 その後ろに、左からバイオリン、指揮者、クラリネット、ドラムス、ウッドベース(チェロかも)、バイオリン(ビオラかも)、クラリネット、バイオリン、ギター、ウッドベースと続く。 バイオリンは、弓と弦は、リサイクル品からは、難しいだろう。こまもいいものでなければ。 と思ってしまう。 アーダの頑張り力、ファヴィオ・チャヴェスの指導力がなければ成り立たなかっただろう。 中々すごい頑張り屋さん達の努力の賜物だろう。 30ページには鎌倉の大仏も出てくる。 日本にも来たのだろう。 知らなかった。 でどこの国のお話? パラグアイのお話だ。 との辺りにあるの? ブラジル、アルゼンチン、ボリビア、そしてウルグアイに囲まれた内陸国だ。 南米って幾つ国があるのか? 上の4つに、チリ、コロンビア、エクアドル、ペルーくらいかな?
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スーザン フッド (著), サリー・ワーン コンポート (イラスト), Susan Hood (原著), Sally Wern Comport (原著), 中家 多惠子 (翻訳)
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ゴミ山から集めた材料を使ってリサイクル楽器を作り出すアイデアと技術。音楽に希望を見いだした情熱と努力が花開いてよかった。音楽は人を育て救う。絵も素敵!
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自分だけの楽器、自分だけの宝物。それが自分が暮らす過酷なスラム街にあるゴミ処理場から集めた物からできていたとしても… 音楽を奏でる喜び、多くの人と共有できた時の感動がビリビリと伝わってくる。南米パラグアイ、スラム街で生まれたリサイクルオーケストラの物語。実話。
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