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煩悩の文法 増補版 の商品レビュー

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2017/02/01

「この本で論じたいのは『文法』という、いかにも立派そうな『システム』の中に、実は、些末な煩悩にとりつかれた私たちの日常的なしゃべり口、ものの言い方からできあがっている部分がある、ということである。~この本では(煩悩とは)『自分の体験を他人に語りたい』というきもちに関連するものを漠...

「この本で論じたいのは『文法』という、いかにも立派そうな『システム』の中に、実は、些末な煩悩にとりつかれた私たちの日常的なしゃべり口、ものの言い方からできあがっている部分がある、ということである。~この本では(煩悩とは)『自分の体験を他人に語りたい』というきもちに関連するものを漠然と指す。」本書第1章より。 着眼点はものすごく面白いと思ったが、著者の探求があまりに細かすぎて、読んでて疲れた。もっとも、私の理解力の低さにも原因があると思うけど。

Posted byブクログ