彼が通る不思議なコースを私も の商品レビュー
主人公はとある場面で見かけた男性と合コンで再開する。小学校教師である彼と交際1年ほどで結婚するが、彼は教師を辞めてしまう。そして彼は自らの体験をもとに、発達障害や何らかの理由で学習能力に問題がある子供たちに向けた体操と学習塾を開く。一方、主人公は大阪転勤を命じられ単身赴任をするこ...
主人公はとある場面で見かけた男性と合コンで再開する。小学校教師である彼と交際1年ほどで結婚するが、彼は教師を辞めてしまう。そして彼は自らの体験をもとに、発達障害や何らかの理由で学習能力に問題がある子供たちに向けた体操と学習塾を開く。一方、主人公は大阪転勤を命じられ単身赴任をすることに。新婚間も無くで別居に不安を感じるが、夫の塾は評判が評判を呼び経営は順調に。すれ違いが不安になった主人公は子作りを提案するが夫はやんわり拒否。それは彼が持つ特殊な能力によるものだった。 夫が教育にかける情熱はすばらしく、こういう教育者がもっともっと増えてほしいと本気で思わせてくれる。主人公のキャラがいまいちなせいか、夫のエピソードが際立つ。解せないのは夫が持つ不思議な能力。この能力があるが故に、きちんと生きてきちんと死ぬというコンセプトにつながっているのだとしたらもう少し強調させてもよかったのではないか。 あと、終わり方がかなり残念。かなり意味がわからない。
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新たな作家さん発掘のためタイトルに惹かれて手にとった。 初めての白石作品。 いつの間にか惹き込まれ気がついたら読み終わってた。 こういう感じ好きかも。 ラストはちょっとモヤッとしたけど逆にそれが良いような気もしてきた。 作家さん発掘は大成功! 他の作品も読んでみよー!
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もっとスイーツ!な話かと思ったら意外とまともで面白かった。生きるとは何かを優しく考えるのに丁度いい。
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白石先生特有のちょっとファンタジーっぽい物語かなって読み進めてたら、295頁で打ちのめされてしまった… 「人間が生き延びるために一番必要なこと」 この命題に対する回答に驚きを禁じ得なかった。まさしくその通りだと感じたのだ。そしてそこに白石一史の芯を見たような気がした。ますます白石...
白石先生特有のちょっとファンタジーっぽい物語かなって読み進めてたら、295頁で打ちのめされてしまった… 「人間が生き延びるために一番必要なこと」 この命題に対する回答に驚きを禁じ得なかった。まさしくその通りだと感じたのだ。そしてそこに白石一史の芯を見たような気がした。ますます白石一文先生が好きになった作品になりました。
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意外な結末に戸惑ったが、菊間千乃さんの解説を読んでなるほどと共感。白石作品を読む醍醐味を菊間さんと共有した感じ。
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何冊か白石一文さんの作品を読んでいるけど、一部超常的なところを取り入れて、何となくそれがうまく浸透しない印象がある。この作品もそれが違和感となり物語に引き込まれることなく読み終わり、何を読んだのかよくわからないなあと感じた。
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【あらすじ】 友人の生死を決める衝撃的な現場で霧子が出会った黒ずくめの男。彼は修羅場をよそに、消えるようにいなくなってしまった。後日、霧子は男に再会し、徐々に魅かれていく。彼の名は椿林太郎。学習障害児の教育に才能を発揮し、本気で世界を変えようと目論む、抜群に優秀な小学校教師。人は...
【あらすじ】 友人の生死を決める衝撃的な現場で霧子が出会った黒ずくめの男。彼は修羅場をよそに、消えるようにいなくなってしまった。後日、霧子は男に再会し、徐々に魅かれていく。彼の名は椿林太郎。学習障害児の教育に才能を発揮し、本気で世界を変えようと目論む、抜群に優秀な小学校教師。人は彼のことを「神の子」と呼ぶ。しかし、彼にはある大きな秘密があって…。生への根源的な問いを放つ傑作長編。 【感想】
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極めて白石一文の作品らしいと、ホームに突っ立って夢中で読み進める。最後の数ページに驚かされ、脳内で巻き戻し。表紙まできて、つながる。震える。 白石一文は、時間と自分に強烈に向き合っている作家なのだろう。複数の小説で表現される、本物の時間、というやつ。 #彼が通る不思議なコースを私...
極めて白石一文の作品らしいと、ホームに突っ立って夢中で読み進める。最後の数ページに驚かされ、脳内で巻き戻し。表紙まできて、つながる。震える。 白石一文は、時間と自分に強烈に向き合っている作家なのだろう。複数の小説で表現される、本物の時間、というやつ。 #彼が通る不思議なコースを私も #白石一文 #人間は自らの意志の力できっと運命を変えることができる #そんなふうに贅沢に前よりもさらに賢明に #本物の時間
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2017.6/24 1週間ほど前、行きつけの喫茶店のママがひょんな話の流れから『スキャンするとその人の寿命や過去未来の生き様が見えてしまう友人がいる』と聞き、目に見えないものは亡き父の霊くらいしか信じない私には受け入れ難かったところで何気に読んだらそんな話で驚いた。でも著者の現代...
2017.6/24 1週間ほど前、行きつけの喫茶店のママがひょんな話の流れから『スキャンするとその人の寿命や過去未来の生き様が見えてしまう友人がいる』と聞き、目に見えないものは亡き父の霊くらいしか信じない私には受け入れ難かったところで何気に読んだらそんな話で驚いた。でも著者の現代日本の教育への認識は頷けるものがあり、"見える"人がこのようなサポートをしてくれたら生きにくい子どもたちにどれだけ有難いことかと夢想した。
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寿命が見える林太郎。仕事が出来る霧子。そこからの話の膨らませ方が、子供の障害かと思ったらいじめにうつるから一貫性がない。ただの子供思いのいい人なだけに見えてしまう。最終的に林太郎の能力の結果も明記されず、夢オチで伏線をグダグダに流してるのが気に入らない。あれは今後の展開を勝手に想...
寿命が見える林太郎。仕事が出来る霧子。そこからの話の膨らませ方が、子供の障害かと思ったらいじめにうつるから一貫性がない。ただの子供思いのいい人なだけに見えてしまう。最終的に林太郎の能力の結果も明記されず、夢オチで伏線をグダグダに流してるのが気に入らない。あれは今後の展開を勝手に想像させられるくらい徹底的にモヤモヤさせられる著者の武器であり、中途半端にやるのは無理。
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