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騎士団長殺し(第1部) の商品レビュー

3.9

384件のお客様レビュー

  1. 5つ

    81

  2. 4つ

    142

  3. 3つ

    96

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

    2

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2021/01/23

現在(執筆時点)の村上春樹が昔(90年中頃)の村上春樹を再現しようとして書いたような印象。 彼の文章が好きなので満足はしたが、ファン以外が読んで面白いかは謎。

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2021/01/17

2021.01.17 多分、初めてこの人の作品を読んだと思う。もちろん何度も手に取ってパラパラと読んだことはあるけど。あまりにも騒がれながらノーベル賞を取れないのはどうしてかと思わないでもなかった。 三島由紀夫や川端康成や武者小路実篤の文体に似通ったものがあると思った。なんとも描...

2021.01.17 多分、初めてこの人の作品を読んだと思う。もちろん何度も手に取ってパラパラと読んだことはあるけど。あまりにも騒がれながらノーベル賞を取れないのはどうしてかと思わないでもなかった。 三島由紀夫や川端康成や武者小路実篤の文体に似通ったものがあると思った。なんとも描写がここまでかと思うくらいに見事に現されている。やはり最近読んでいる本とは違うと思った。続きを楽しみにしている。

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2021/01/12

以前、「ぼくには合わない作家だった」と書いたが、あれから何冊かの著作を読んだのでこの作家に対するかつての苦手意識は克服できたし、楽しむ余裕も生まれた。本書は第1部だけで500ページを超えるが、いくつかの興味深い断片が提示されただけで、今の時点では物語がどのように動くのかまったく見...

以前、「ぼくには合わない作家だった」と書いたが、あれから何冊かの著作を読んだのでこの作家に対するかつての苦手意識は克服できたし、楽しむ余裕も生まれた。本書は第1部だけで500ページを超えるが、いくつかの興味深い断片が提示されただけで、今の時点では物語がどのように動くのかまったく見えてこない。でもおもしろい。内容はともかく、小説としてはあまりトリッキーなところはないので、素直に読んでいける。今回の主人公は画家、音楽はクラシック、車は国産の大衆車と、これまでの村上作品とは若干異なる部分もあるが、それでもやっぱり村上作品だなあと思う。生意気だが。

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2021/01/11

タイトル読んで戦争の話かと思った。 でも絵のタイトルの話しで、1枚の絵でこれだけ話が膨らむのかと思った。

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2021/01/11

久しぶりの春樹ワールド。今回は何と邂逅んだろうと楽しみにしていたが、期待に違わず訳の分からないものが。歴史物にもなりそうな感じで、次巻でどう回収していくのか、楽しみ。

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2020/12/19

20年来のファンで、出版されている本はほぼすべて読んでいます。 特に好きな作品は『世界の終わりとハードボイルドワーンダーランド』、『ノルウェイの森』、『納屋を焼く その他短編』、『回転木馬のデッドヒート』、『ねじまき鳥クロニクル』、『海辺のカフカ』、『1Q84』あたりです。 ...

20年来のファンで、出版されている本はほぼすべて読んでいます。 特に好きな作品は『世界の終わりとハードボイルドワーンダーランド』、『ノルウェイの森』、『納屋を焼く その他短編』、『回転木馬のデッドヒート』、『ねじまき鳥クロニクル』、『海辺のカフカ』、『1Q84』あたりです。 一貫して一番好きな作家ですが、『海辺のカフカ』以降の作品には違和感を感じていて、やっぱり初期~中期の固有名詞の出てこない頃の方が好きです。 この作品はなんだか地味で、ユーモアも比喩も全然楽しめなかった。登場人物たちも魅力に欠けるし、女の子のキャラクターの喋り方も不自然。  セレブな暮らし描写や食べ物、セックスシーンなども今までと比べると生々しさというか引き込まれるような魅力を感じられませんでした。 色々な伏線を散りばめつつ、後編に続きます。

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2020/12/18

妻と別れた肖像画家が友人の父親である日本画の大家宅に留守居することで体験する不思議な話。タイトルから勝手に中世ヨーロッパの話だと思ってページを開くと全く違く騎士団長も想定と大幅に異なっていることに驚いた。 肖像画の描き方とか芸術家的な言い回しで興味深い。絵を描くか教えるか女と性交...

妻と別れた肖像画家が友人の父親である日本画の大家宅に留守居することで体験する不思議な話。タイトルから勝手に中世ヨーロッパの話だと思ってページを開くと全く違く騎士団長も想定と大幅に異なっていることに驚いた。 肖像画の描き方とか芸術家的な言い回しで興味深い。絵を描くか教えるか女と性交してるかの気楽ライフには免色さんでなくても羨ましくなると思われる。

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2020/12/16

十分な実力がつくまで大好きな「偉大なるギャツビー」の翻訳を手がけなかった村上氏。丘越しに生活する、心の傷を象徴する女性の存在に心を奪われた、怪しげな仕事で財を成した男。その男が気を許し、野望を助ける役回りとなった主人公。舞台設定のみならず、話の進行からしても、おそらく、満を持した...

十分な実力がつくまで大好きな「偉大なるギャツビー」の翻訳を手がけなかった村上氏。丘越しに生活する、心の傷を象徴する女性の存在に心を奪われた、怪しげな仕事で財を成した男。その男が気を許し、野望を助ける役回りとなった主人公。舞台設定のみならず、話の進行からしても、おそらく、満を持したオマージュです。いつもの村上作品よりもよりゆっくり展開している気がしますが、ギャツビーとの類似性、氏の決意などを思いつつ、氏の得意とする不思議キャラなども含めて、とても楽しく読み進めています。

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2021/10/17

騎士団長をはじめとして各キャラクターに魅力は感じました。 設定も面白く、後編はどうなるのかと期待させられました。しかし、…………。 それにしても村上春樹さんの小説の主人公は、お金や女性に困らない人が多い気がします。

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2020/11/22

P69 遠くから見ればおおかたのものごとは美しく見える P472 だいたい私は何に対して腹を立てればいいのだ?私が感じているのは基本的には麻痺の感覚だった。誰かを強く求めているのに、その求めが受け入れられないときに生じる激しい痛みを和らげるべく、心が自動的に起動させる麻痺の感覚...

P69 遠くから見ればおおかたのものごとは美しく見える P472 だいたい私は何に対して腹を立てればいいのだ?私が感じているのは基本的には麻痺の感覚だった。誰かを強く求めているのに、その求めが受け入れられないときに生じる激しい痛みを和らげるべく、心が自動的に起動させる麻痺の感覚だ。つまり精神のモルヒネのようなものだ。

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