江戸の酒 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
日本酒の歴史、特に江戸時代に日本各地(主に関西・関東・東北)でどのように日本酒が進化していったかをまとめた一冊。 江戸時代は下酒と言われた関西の日本酒が奈良の僧坊での酒造りに始まり、京都や兵庫でど時代とともにどう改良され、流行っていったか、また稲の生育にはあまり向かない東北地方でどのように造られていったか。 下酒に圧倒されていた関東での官制酒造(幕府指導の酒造り)の失敗がどのように推移していったか。 非常に興味深い内容である。 また江戸時代に酒がどのように造られていったのか酒造り工程が詳細に記載されているが、全ては杜氏と言われた人たちの経験とノウハウによるところであることがよくわかる。
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