自薦 THE どんでん返し(2) の商品レビュー
結構好きな作家さんたちのアンソロジー。つまり、既読が多かった…。もちろんほとんど忘れてるので、楽しめましたけどね。気になる作家さんが載っている人は是非お試しください。 「同級生」乾くるみ 不登校気味だった高校生時代を過ごした私はたまたま高校の同級生と結婚し、同級生出世頭の小林君が...
結構好きな作家さんたちのアンソロジー。つまり、既読が多かった…。もちろんほとんど忘れてるので、楽しめましたけどね。気になる作家さんが載っている人は是非お試しください。 「同級生」乾くるみ 不登校気味だった高校生時代を過ごした私はたまたま高校の同級生と結婚し、同級生出世頭の小林君が買ったタワマン最上階の部屋での小さな集まりに参加する。 「絵本の神様」大崎梢 出版社営業の井辻智騎士は東北地方の書店回りへ。しかし、気になっていた店舗は閉店していた。他の店舗へ移動していくときにちょっと不思議な出来事がおこる。井辻くんのシリーズは大好きです。 「掌の中の小鳥」加納朋子 絵がダメになったことの謎解きと、祖母の仕掛けた碁石の謎の2つからなるお話。手の中の小鳥は生きているか、死んでいるか? 「降霊会」近藤史恵 最近大変なことが家族にあったらしい僕。僕の家庭を良く知る砂美は文化祭で降霊会をやるという。近藤史恵っぽい、ちょっとダークな感じの短編。 「勝負」坂木司 この勝負はバスの降車ボタンを押さないバトル。いつも乗り合わせて同じ場所で降りる人たちの静かな戦い。しかし、ある特別な日にアクシデントが…。 「忘れじの信州味噌ピッツァ事件」若竹七海 御子柴は長野県警から警視庁へ出向中。そんな時、一切の記憶を失くした男が保護される。手がかりは男の持つ信州味噌ピッツァのキーホルダーのみ。 若竹七海は初読みかも?結構面白かったので「御子柴ぬんの甘味と捜査」を読んでみたい。味噌とチーズのピザ、美味しそう!赤白どっちも合いそう!
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6人のどんでん返しアンソロジー ◆乾くるみ ちょっとゾッとする話ではあるが、話の運びが巧みで、どんでん返しがあることを忘れて読み進んだ。 ラストの意外性は、悲しい話でもあるはずなのに、ノスタルジーがなせる技なのか、ほのぼのとした感覚も味わえた。 ◆大崎梢 本屋さんの切ないお話。 最後胸が熱くなって、じんわり涙がにじんでしまった。 そっかそっか、Snowの絵本を融通してほしかったんだね。 店主が一度も登場しないのに、優しく見守っているようで、しみじみ良い話だったと思う。 ◆加納朋子 前半必要? ◆近藤史恵 タイトルからも、ちょっと禍々しい雰囲気が醸し出されている。 犯人を追い詰めているのに、逆に追い詰められてしまうなんて…後味が苦い。感情の欠落している人の思考回路って怖い。 ◆坂木司 おもしろい。 誰も押さないから仕方なく押すと、いつの間にかたくさんの人が同じ駅で降りるという摩訶不思議な経験をよくする。 そういうカラクリであったのか。(笑) ◆若竹七海 おいしそうな食べ物がたくさん出てきて、なんか楽しい。 被害者の名前がどんどん長くなり、出てくる人間がとにかく騒がしく、何がなんやらで、殴り飛ばされたように終わった。 詐欺って本当に罪深いと思う。 騙された人達は、静かになれたのか、やり切れないはずがちょっと笑えるのがおかしい。本編を読んでみたくなった。 2024/05/04 07:48
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6編の短編集。「どんでん返し」シリーズ2作目。 1作目よりもっと「どんでん返し」が良く分からない作品が多いように思いました。 中でも坂木司の「勝負」は全く分からない。 小説として良かったのは「乾くるみ、若竹七海」の作品です。 この本を読んで「どんでん返し」の概念がよく分からなくな...
6編の短編集。「どんでん返し」シリーズ2作目。 1作目よりもっと「どんでん返し」が良く分からない作品が多いように思いました。 中でも坂木司の「勝負」は全く分からない。 小説として良かったのは「乾くるみ、若竹七海」の作品です。 この本を読んで「どんでん返し」の概念がよく分からなくなりました。
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ずっと前から、 途中まで読んだところで止まってましたが ようやく読み終わりました。 きっとタイトルでの期待と 実際に何編か短編を読んだ ギャップがあったからかな。 タイトルほどの「どんでん返し」ではないかな。 また、若竹七海さんの話は、 自身のシリーズ物の一つだと思うので、...
ずっと前から、 途中まで読んだところで止まってましたが ようやく読み終わりました。 きっとタイトルでの期待と 実際に何編か短編を読んだ ギャップがあったからかな。 タイトルほどの「どんでん返し」ではないかな。 また、若竹七海さんの話は、 自身のシリーズ物の一つだと思うので、 初見の人は少し置いてかれる感がありました。
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どんでん返し、と言うほどのどんでん返しをあまり感じませんでしたが、どの作品も面白く読みました。若竹七海さんの作品が一番好きでした。この御子柴刑事は、シリーズ物の主人公なんですね。ほかの御子柴刑事も読んでみたいです。
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6人の作家によるアンソロジー。 第一弾を再読した勢いで第二弾も読了。 そこまで「どんでん返し」感はなかった気がしますが、色々なタイプの作品があってサラッと読めました。 すきま時間に読むのにちょうど良かったです。
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坂木司さんの「勝負」が秀逸。 日常ありふれたバスのピンポンを押す「勝負」をハラハラさせる描写で描いており、馬鹿馬鹿しくも真剣な勝負が笑えた。
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表題はどんでん返しとなっているけれども、微妙な作品が結構ある。面白い、面白くないは別にして「これ、どんでん返しじゃなくね?」って思う作品が多い。 真っ当などんでん返しかなと思うのは最初の一本くらいだったような。
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タイトル通りに「(派手な)どんでん返し」を期待してまだかまだか、と読むとちょっと肩透かしを食らう感じ
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こういうアンソロジーってシリーズ物から引っ張ってくるので正直物足りないですよね。 大崎さんと加納さんのは既に読んだことがありました。
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