葉桜と魔笛 の商品レビュー
まさかの紗久楽さわ先生挿絵。 豪華すぎるでしょ…。 でも「葉桜と魔笛」じゃあさもありなん…とも思うよ。 すごく…姉妹百合です…。 いや違うんだけど…でも…ねえ…??
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はい、太宰っちです いやー話し入ってこないわー 阿部詩選手の敗戦が衝撃すぎて話し入ってこないわー(じゃあ今読むなよ) 紗久楽さわさんの絵があんまり好みじゃなくて話し入ってこないわー 葉桜ってさなんかこう色々と込められるメタファーよね その時々でマイナスのイメージを重ねても、...
はい、太宰っちです いやー話し入ってこないわー 阿部詩選手の敗戦が衝撃すぎて話し入ってこないわー(じゃあ今読むなよ) 紗久楽さわさんの絵があんまり好みじゃなくて話し入ってこないわー 葉桜ってさなんかこう色々と込められるメタファーよね その時々でマイナスのイメージを重ねても、プラスのイメージを重ねても なんとなくしっくりきちゃう 不思議な存在 それが葉桜
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太宰治文学忌、と同時に誕生日でもある 1939年の作品 葉桜の季節になると思い出す あの妹の死際 と 老婦人の回想として語られる 母を早く亡くした二人の姉妹と厳格な父親 病気がちな妹を優しく包む姉 妹の恋に 一人悩む姉 妹の死期を知った姉の優しい嘘 恋も知らずに逝く妹の悲しい...
太宰治文学忌、と同時に誕生日でもある 1939年の作品 葉桜の季節になると思い出す あの妹の死際 と 老婦人の回想として語られる 母を早く亡くした二人の姉妹と厳格な父親 病気がちな妹を優しく包む姉 妹の恋に 一人悩む姉 妹の死期を知った姉の優しい嘘 恋も知らずに逝く妹の悲しい嘘 厳しすぎた父親の後悔の嘘の口笛 イラストの植物がどれも素敵だった 太宰治の乙女度高い作品
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再読。もう一度みてみると、妹の気持ちと寿命が儚げで雪のように消えてしまいそう。姉目線だからこそ思うところはあるかもしれない。切ない恋愛モノが読みたい人に。
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葉桜が印象深かったのか、今年の桜は遅く開花し、1週間ぐらいで葉っぱがちらほら出てきて緑とピンクのコラボレーション。会社の桜は老木で貧相な満開だが、今年は緑が映えてキレイで葉桜と魔笛の表紙がインプットされ、来年も葉桜をみるとこの小説を思い出すのだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「あたしは、ほんとうに男のかたと、大胆に遊べば、よかった。あたしのからだを、しっかり抱いてもらいたかった。…お悧巧すぎた。…あたしの手が、指先が、髪が、可哀そう。死ぬなんて、いやだ。いやだ。」 病気で死ぬ間際にある妹のこの言葉が胸に刺さった。若い時分に死ぬということは、したいことが叶えられぬうちに死ぬということ。人はいつ死ぬかわからない。だからこそ、お悧巧でいすぎるよりも、自分の望みを叶える行動をとっていかないと、死の淵が見えたときに後悔してしまう。そう思う前に、やりたいことをやれるうちにしっかりしたいと思った。 太宰治は、本当に人の心の奥底にある本音をえぐり出すのがうまい。死にたくない、という妹の気持ち、それを感じとる家族の気持ちが、痛いほど伝わってきた。
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初めて読んだ作品です。 太宰治作品はあまり縁がないが縁ある作品が女性主人公多し。太宰治って女性の視点が上手いのか?情緒のある物語でした。 妹の、薄命が故の望みをこんな形で手紙に認める気持ち、そこにある恥じらいや欲望。姉の妹の不憫さを思いやる気持ちと姉としてのプライドや羨望。いろん...
初めて読んだ作品です。 太宰治作品はあまり縁がないが縁ある作品が女性主人公多し。太宰治って女性の視点が上手いのか?情緒のある物語でした。 妹の、薄命が故の望みをこんな形で手紙に認める気持ち、そこにある恥じらいや欲望。姉の妹の不憫さを思いやる気持ちと姉としてのプライドや羨望。いろんなものが滲み出ている作品で、それを漂わせるイラストも良かったです! 2023.12.30 205
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いつかこのシリーズを集めたい。 文章も最高だけれど、絵も最高に素敵だ。 太宰さんの文章をもっと読みたいね、と思っていたらちょうど図書館でぱっと目に付いたこの一冊。 絵のポップさに負けない瑞々しさで、甘くて、冷たくて、かなしい。 体の弱い妹、そして家のことを考えて自分本位に生きられ...
いつかこのシリーズを集めたい。 文章も最高だけれど、絵も最高に素敵だ。 太宰さんの文章をもっと読みたいね、と思っていたらちょうど図書館でぱっと目に付いたこの一冊。 絵のポップさに負けない瑞々しさで、甘くて、冷たくて、かなしい。 体の弱い妹、そして家のことを考えて自分本位に生きられなかった姉の、互いにいじましい青春を弔うような、そして大切に胸に燃やし続けるような物語。 もう長くはないと言われた妹のもとに届いた手紙は、彼女が隠していた恋しい人からのものかと思いきや、、、 堅苦しい父親の、けれど愛情を信じている姉妹。 きっと愛を感じていたのだとおもう。 本当に文章がうつくしい。 こんなに絹の帯のような手触りの文章を書けるのかと。 これからまだこの人の文章を読んだことがないものがあることが嬉しい。
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乙女の本棚シリーズから、太宰治さんと紗久楽さわさんのコラボ作品の「葉桜と魔笛」です。鮮やかな表紙で、少女漫画から抜け出してきたような姉妹が描かれていますね♪って、いうか…お姉さんなのって、彼かと思っちゃった(^-^;) 桜が散って、このように 葉桜のころになれば、 私は...
乙女の本棚シリーズから、太宰治さんと紗久楽さわさんのコラボ作品の「葉桜と魔笛」です。鮮やかな表紙で、少女漫画から抜け出してきたような姉妹が描かれていますね♪って、いうか…お姉さんなのって、彼かと思っちゃった(^-^;) 桜が散って、このように 葉桜のころになれば、 私は、きっと思い出します。 で、はじまるストーリー。なんともきれいで切ないはじまり…老夫人が語りだしたのは、今は亡き妹と父のことでした。35年前、妹は腎臓結核の診断にて余命いくばくもない状態…ある日妹がしまい込んでいた、恋人と思われる男性からの手紙を発見する…。妹を元気づけるために、姉は恋人になりすまし手紙を書いて妹の枕元におく…。姉が書いた手紙だといとも簡単に見抜いた妹、そのわけは…。 切なすぎる(涙)。そして、家族愛を思いっきり感じられる作品でした!!家族の思いを最期に感じとることができた妹は、この手紙のおかげでこの世での悔いをちょっと減らせたのかもしれない…きっと、そうだと思う、と解釈しました。
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表紙をみて男性と女性かと思っていたら、どちらも女性、しかも姉妹。太宰の少女目線の話は、読むと心がきゅっとする。なんでこんなことわかるんだろ。
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