1,800円以上の注文で送料無料

ブスの本懐 の商品レビュー

3.4

31件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2017/08/21

一見罵りの表現に見えるが、“逆転の発想”が秀逸である。 言葉の言い回しがうまく、さくらももこが好きな人にはお勧めしたい。

Posted byブクログ

2017/07/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブスをテーマにしたエッセイ。本書内ではブスを連呼しすぎて、もはやブスとはなんなのかゲシュタルト崩壊しかかっている。 たとえが多く面白いが、その元ネタが一般的でないものが多いので、分からない人にはいまいちピンとこないたとえになっている。また、多少クセのある文章となっているので、読みにくいと感じる人もいるだろう。 しかし、ブスに切り込む鋭い視点とブスあるある、元も子もない発言、容赦ない指摘は、本書内にある通り何も生み出さないが、面白い。ブスの食生活に関する記述は、反面教師にはなる。朝昼はほぼ食べず夕食に大量の炭水化物、寝る直前に食べることで、効率的に太れるそうだ。 ブス経験のない人にとっては面白さ半減だが、そんな人もいるのかという新しい発見はある。

Posted byブクログ

2017/04/02

途中まで頑張って読もうとしたが、無理だったのであとはパラパラと流し読みしてやめた。読む意味ないし読む時間もったいない。

Posted byブクログ

2017/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブスについて面白いおかしく書いてある。 男には理解できない、女性の馴れ合いについても書いてあるため、「そういうことか」と気づかされることもある。 が、それを知って大変だなと思いつつ、ウザさが増すのも事実である。

Posted byブクログ

2017/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

言葉のチョイスにキレがあり、とてもテンポよく楽しんで読めた。著者が作中で何度か書いているように、内容があるかないかでいうと、まあ特にはないのだが、読んでいて「確かに」「そうなんだよな」「そういわれてみれば」という共感や気づきがあった。思ってはいても体裁もあって言えないようなことをはっきり言語化してくれ、すっきりする。最も語感が気に入った単語は「エレクトリカルブス」だった。意味は特にない。あくまで語感の問題である。

Posted byブクログ

2017/02/05

本書を初めて見たとき、至る所にブスと書かれていて、なんて酷い本なんだろうと思ってしまった。ページをめくっても一言目から飛び出す「ブス」の文字。今まで生きてきてこんなにもブスの文字を見たのは、後にも先にも本書だけだろう。しかし、慣れとは怖いもので、本書を読み終えるころにはブスの文字...

本書を初めて見たとき、至る所にブスと書かれていて、なんて酷い本なんだろうと思ってしまった。ページをめくっても一言目から飛び出す「ブス」の文字。今まで生きてきてこんなにもブスの文字を見たのは、後にも先にも本書だけだろう。しかし、慣れとは怖いもので、本書を読み終えるころにはブスの文字を見てもなんとも思わず、むしろ「ブス」という言葉の背景が真っ白となってしまい、「ブスとはなんだろう?」という作者の意図した思惑にまんまとハマってしまった。なんとも恐ろしい一冊である。 中身に関してはあまり書くことがない。なにせ読んでいるときは作者の容赦のないブス表現に抱腹絶倒の嵐であったが、いざ本を閉じてしまうとさっきまで読んでいたはずの内容が、スーっとどこかへ飛んで行ってしまうのである。内容を記憶できない本と書くと何だか神秘的に聞こえるが、辿り着いた先に待っているのがブスなのだからきっと誰も報われない。むしろ秘密を守る門番と間違えられそうな勢いである。 何だかブスブスと書き過ぎたような気もするが、かくいう私もブサイクであるため大目に見ていただきたい。

Posted byブクログ

2017/02/02

 タイトルからして大御所すぎる。  自称ブスである(顔を確認してないが、おそらくブスに違いない)著者が、ブスについて語るのだが、容赦がなく、さらに音が心地よく、こんなにブスという単語を聞いて心が躍ることはなかった。読んでいて楽しい日本語である。  そして、ブスについて語られすぎて...

 タイトルからして大御所すぎる。  自称ブスである(顔を確認してないが、おそらくブスに違いない)著者が、ブスについて語るのだが、容赦がなく、さらに音が心地よく、こんなにブスという単語を聞いて心が躍ることはなかった。読んでいて楽しい日本語である。  そして、ブスについて語られすぎて、もう、ブスとは何なのかさっぱりわからなかった。意味がわからなくなる。この意味がないのに面白いっていうのは実はものすごいんじゃなかろうか。  たぶん神。しかし世の中に居るすべてのブスの神である。  己にも刺さるが書著者にも刺さるというあたり、ブスはやはり業が深い。

Posted byブクログ

2017/01/30

タイトルのインパクトにやられ、図書館で借りてきました。 読んだ感想を一言でいうと・・・「なぜ書籍化したし」。 ネット記事として読むならいいけど、本にまでして伝える必要はなかったんじゃないかなこの内容。正直言って、後に何も残らない感がすごい(一冊の本の中でこんなに「ブス」という単...

タイトルのインパクトにやられ、図書館で借りてきました。 読んだ感想を一言でいうと・・・「なぜ書籍化したし」。 ネット記事として読むならいいけど、本にまでして伝える必要はなかったんじゃないかなこの内容。正直言って、後に何も残らない感がすごい(一冊の本の中でこんなに「ブス」という単語を見たのは初めて、という印象以外)。 いや、こうやって書くと辛辣な意見みたいなんですけど、違うんですよ。ちゃんと面白いし、笑えるんですよ(言い回し、たとえ、引用、ネーミングセンスが秀逸)。 ただ内容が本当に残らないの。「勉強になるわー」とか「読んだら元気が出た!」というのもないの。不思議なくらい。 だから、「読んでいる間面白ければ、それでいい」という人向け(なのでネット向け)かなと。 読んだ後何か得たい人にはお薦めできません。

Posted byブクログ

2016/12/19

こんなにもブスを語彙力豊かに罵倒できるものかと感心してしまう。一冊まるまるブスという言葉の類語辞典だと思うとこれほど有意義な本はない。たしかに特に得るものはないけれど、言葉の遊園地みたいなエキサイティングな本であった。

Posted byブクログ

2016/11/22

もはや、「イラストも描けるエッセイスト」として、21世紀のナンシー関の後継者として各種媒体にエッセイを乱筆するカレー沢薫御大が、「ブスに厳しいブス」として、全てのブスに捧げる哀歌(エレジー)。 読み始めて3ページ目で、余りの「ブス」という単語の多さに、ゲシュタルト崩壊を起こす本...

もはや、「イラストも描けるエッセイスト」として、21世紀のナンシー関の後継者として各種媒体にエッセイを乱筆するカレー沢薫御大が、「ブスに厳しいブス」として、全てのブスに捧げる哀歌(エレジー)。 読み始めて3ページ目で、余りの「ブス」という単語の多さに、ゲシュタルト崩壊を起こす本書では、恐らく人類の歴史上、ここまで「ブス」というテーマについて語った人間はいないのでは、と思わせるほど、あらゆる角度から「ブス」について語られる。といって、何か有益なものが残るかというと、これが清々しいほど読後に残るものがなく、「あー時間を浪費した」という空疎さが残るのみであり、万人にはお勧めできない。 エッセイストとしての御大の才能の一つはその独自の言語感覚であり、本書でもその才能が余すところがなく発揮される。個人的に一番好きなのは、「パンクロックとブスは親和性が高く、見た目的にもマッドがマックス」というタイトルで、これなんかは「声に出して読みたい日本語」として、国語教科書に掲載し、全国民が音読すべきであろう。もちろんBGMには「The Shaggs」をかけながら。

Posted byブクログ